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09 交流の成果
思わぬ再会
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コムギ村近くにいた偉い人とは、わたしもよく知る人だった。
それは海の街で出会った、ネコ科半魚人のリンさんのお兄さん。
宮廷騎士団の、第3団だったか、第4団所属のミノルさんだ。
本家本元ワイルド系の獣人イケメン、水上を走れて水中で戦えるスーパーネコさんことミノルさんだ。
一人でいたわけではなく、もちろん騎士団のみなさんも一緒。
彼らとは砂漠を共に旅して王都へと赴いた旅路が思い出に残っている。ストイックな武士道……いや、騎士道精神溢れる人たちだ。
っていうか、ミノルさんって偉い人だったんだ。知らなかったし気づかなかった。
「久しぶりだなスズネ。大きな怪我もないようで、何よりだ」
やっぱり騎士団というだけでかっこいい。
レイスさんやロイドさんとはまた違う獰猛さを見せるミノルさんからは、大人の色気らしきものを感じる。
「闇の峡谷へ向かったと聞き、心配していた。無事な姿を見て安心した」
「ミノルさん、偉い人だったんですか? 言ってくれれば良かったのに」
「地位とは衣だ。与えられただけで、誇るべきものじゃないからな」
立派な人だな、ミノルさん。
強くて優しくてかっこいい。まさに騎士様って感じだ。
「知り合いなのか?」
ディーさんは、少し驚いてそう言った。
ミノルさんは、ただの幼女が知り合いになるにはちょっとワイルドすぎる。
アリスメードさんたちには、王都まで送ってくれたことを話したので、わたしとミノルさんが知り合いになった経緯は知っている。
「スズネとは縁があったのだ。諸君らにも世話になったのだろう、私からも礼を申し上げる。ただいま王城が騒がしく、招くことができぬことをお許しいただきたい」
ミノルさんはディーさんに向かってそう告げて、手を差し出した。
2人は握手する。
「はじめまして、お目にかかれて光栄です。使節のリーダーを任されています、私はディーと申します」
「こちらこそ、ご訪問を歓迎しよう。私は宮廷騎士団第3騎士団所属、宮廷騎士ミノルだ。どうか楽にしてくれ。武人上がりで、堅苦しいのは苦手なんだ」
部屋には、ミノルさんとその仲間の人が2人、アリスメードさんとシアトルさんとフェンネルさん、ディーさんとエフさんとエヌさん、そしてわたしとキースがいる。
わたしとキースの場違い感がすごくて帰りたい。
「宮廷……ということは、この国は王によって統治されているのですか?」
「王は君臨すれども統治せず、人々を導くために存在している。王は我々騎士団の長であり、王城は王都の中心の象徴である。他国の使者が迷わないよう、我々騎士団が対応しているが、民を従わせることはできない。協力を求め、団結の中心となることはできるが、そうするかどうか、判断するのは我々ではない」
「つまり……民主国家?」
「ここはそもそも、国ではない。故に政治もない。王と宮廷は存在するが、それだけだ。ここは外界から断絶されている場所で、土地は豊かであり、多種族が互いを尊重して生きている。闇の峡谷には闇妖精の治める国があるが、交流は頻繁にあるわけではない。人々は支配を望まない。他者を支配することも、他者に支配されることも」
それはわたしも知らなかった。
でも、アリスメードさんは貴族の出身だって、そう言っていたような気がする。
貴族さんはいるけど、政治はしない……ってことなのかな。後で聞いてみよう。
「故に、私には本来何の権利もないが、国の代表と名乗ることが許されている」
「……なるほど。では、こちらからお願いしたいことをお話しします……」
色々言ってて難しかったけど、まとめると、ディーさんは都市の事情を話して、ダンジョンの機械を止めて、しばらく魔石を融通してほしいってことを頼んだみたいだった。
それをミノルさんは黙って聞いていた。
黙って聞いて、話が終わると、少し考えるような素振りを見せ、わたしを振り向き、こう言った。
「スズネ、話は退屈じゃないか? 少し外に出ていても、構わないぞ」
ポカーンとしているわたしに、気を利かせてくれたようだ。
「それじゃあ、わたし、外で遊んできてもいいですか?」
「ああ、もちろんだ。もう少し退屈な話が続きそうだからな」
「それがいいな。スードルもスズネに会いたがってたし、一緒に遊んでやってくれ」
アリスメードさんも、微笑んでそう言ってくれた。
もしかしたら大人の話を聞かせたくなかっただけかもしれないけど、わたしにとってもありがたい申し出だったので、わたしはキースを抱っこして、部屋を出ることにした。
「スズネ、ハナシ、ナニ?」
「えー、聞いてたでしょ?」
「ムズカシイ、ワカラナカッタ」
「わたしもそうだよ。たぶん、わたしたちが知る必要ないんじゃないかなー。スードルのとこ行こうよ」
「イク!」
キースはわたしの手の中から飛び立って、上空を飛びはじめた。
「ねーキース、スードルってどこにいるの? わたし、うっかり聞き忘れたんだけど」
「シラナイ」
「それはそうだけどさ、キース、探せないの?」
「サガス?」
「飛べるんだからさ、上から見て探してみてよ」
「スズモ、イッショ、サガス」
「え、いいの?」
「イイヨ! シショー、タクサン、オシエテクレタ!」
練習の成果を見せたいみたいだ。
そういうことなら、遠慮なく乗ってやろうじゃないかということで、わたしは、大きくなったキースの背中に乗る。
「キー!」
キースは嬉しそうに一声鳴き、飛び立つ。
「そもそも、コウモリって地面から飛び立つものなの? 枝とかにぶら下がらないと無理なイメージあるんだけど」
「マホウデ、カゼヲ、ツクルノ! シショー、オシエタ。コウモリッテ、ナニ?」
「コウモリは、えーっと……キースに似てる動物、かな? 気にしないで。キースって、雷以外にも魔術が使えたんだね」
「ソウダヨ! シショーノ、オカゲ!」
「シショーってアリスメードさんだよね? ロイドさんとは喋らないの? なんか、ロイドさんの方がキースのこと好きだと思ってたけど」
「ヒトノスガタ、ナル、サケラレル」
「ロイドさんって、動物好きというより人間嫌いだよね」
「ソウダネ!」
元奴隷のスードルよりも人間嫌いなの、闇だなぁ。
そんな楽しい会話をしていると、キースが「ミツケタヨ」と言った。
「あ、本当? どこ?」
「アキチ、アソンデル! タノシソウ!」
身を乗り出すと、休耕中の畑で何人かが動き回っているのが見えた。スードル達だ。
「キー!」
キースが鳴くと、数人がわたしたちを見上げて手を振った。
大きな影は、ゆっくり旋回しながら大きくなる。
それは海の街で出会った、ネコ科半魚人のリンさんのお兄さん。
宮廷騎士団の、第3団だったか、第4団所属のミノルさんだ。
本家本元ワイルド系の獣人イケメン、水上を走れて水中で戦えるスーパーネコさんことミノルさんだ。
一人でいたわけではなく、もちろん騎士団のみなさんも一緒。
彼らとは砂漠を共に旅して王都へと赴いた旅路が思い出に残っている。ストイックな武士道……いや、騎士道精神溢れる人たちだ。
っていうか、ミノルさんって偉い人だったんだ。知らなかったし気づかなかった。
「久しぶりだなスズネ。大きな怪我もないようで、何よりだ」
やっぱり騎士団というだけでかっこいい。
レイスさんやロイドさんとはまた違う獰猛さを見せるミノルさんからは、大人の色気らしきものを感じる。
「闇の峡谷へ向かったと聞き、心配していた。無事な姿を見て安心した」
「ミノルさん、偉い人だったんですか? 言ってくれれば良かったのに」
「地位とは衣だ。与えられただけで、誇るべきものじゃないからな」
立派な人だな、ミノルさん。
強くて優しくてかっこいい。まさに騎士様って感じだ。
「知り合いなのか?」
ディーさんは、少し驚いてそう言った。
ミノルさんは、ただの幼女が知り合いになるにはちょっとワイルドすぎる。
アリスメードさんたちには、王都まで送ってくれたことを話したので、わたしとミノルさんが知り合いになった経緯は知っている。
「スズネとは縁があったのだ。諸君らにも世話になったのだろう、私からも礼を申し上げる。ただいま王城が騒がしく、招くことができぬことをお許しいただきたい」
ミノルさんはディーさんに向かってそう告げて、手を差し出した。
2人は握手する。
「はじめまして、お目にかかれて光栄です。使節のリーダーを任されています、私はディーと申します」
「こちらこそ、ご訪問を歓迎しよう。私は宮廷騎士団第3騎士団所属、宮廷騎士ミノルだ。どうか楽にしてくれ。武人上がりで、堅苦しいのは苦手なんだ」
部屋には、ミノルさんとその仲間の人が2人、アリスメードさんとシアトルさんとフェンネルさん、ディーさんとエフさんとエヌさん、そしてわたしとキースがいる。
わたしとキースの場違い感がすごくて帰りたい。
「宮廷……ということは、この国は王によって統治されているのですか?」
「王は君臨すれども統治せず、人々を導くために存在している。王は我々騎士団の長であり、王城は王都の中心の象徴である。他国の使者が迷わないよう、我々騎士団が対応しているが、民を従わせることはできない。協力を求め、団結の中心となることはできるが、そうするかどうか、判断するのは我々ではない」
「つまり……民主国家?」
「ここはそもそも、国ではない。故に政治もない。王と宮廷は存在するが、それだけだ。ここは外界から断絶されている場所で、土地は豊かであり、多種族が互いを尊重して生きている。闇の峡谷には闇妖精の治める国があるが、交流は頻繁にあるわけではない。人々は支配を望まない。他者を支配することも、他者に支配されることも」
それはわたしも知らなかった。
でも、アリスメードさんは貴族の出身だって、そう言っていたような気がする。
貴族さんはいるけど、政治はしない……ってことなのかな。後で聞いてみよう。
「故に、私には本来何の権利もないが、国の代表と名乗ることが許されている」
「……なるほど。では、こちらからお願いしたいことをお話しします……」
色々言ってて難しかったけど、まとめると、ディーさんは都市の事情を話して、ダンジョンの機械を止めて、しばらく魔石を融通してほしいってことを頼んだみたいだった。
それをミノルさんは黙って聞いていた。
黙って聞いて、話が終わると、少し考えるような素振りを見せ、わたしを振り向き、こう言った。
「スズネ、話は退屈じゃないか? 少し外に出ていても、構わないぞ」
ポカーンとしているわたしに、気を利かせてくれたようだ。
「それじゃあ、わたし、外で遊んできてもいいですか?」
「ああ、もちろんだ。もう少し退屈な話が続きそうだからな」
「それがいいな。スードルもスズネに会いたがってたし、一緒に遊んでやってくれ」
アリスメードさんも、微笑んでそう言ってくれた。
もしかしたら大人の話を聞かせたくなかっただけかもしれないけど、わたしにとってもありがたい申し出だったので、わたしはキースを抱っこして、部屋を出ることにした。
「スズネ、ハナシ、ナニ?」
「えー、聞いてたでしょ?」
「ムズカシイ、ワカラナカッタ」
「わたしもそうだよ。たぶん、わたしたちが知る必要ないんじゃないかなー。スードルのとこ行こうよ」
「イク!」
キースはわたしの手の中から飛び立って、上空を飛びはじめた。
「ねーキース、スードルってどこにいるの? わたし、うっかり聞き忘れたんだけど」
「シラナイ」
「それはそうだけどさ、キース、探せないの?」
「サガス?」
「飛べるんだからさ、上から見て探してみてよ」
「スズモ、イッショ、サガス」
「え、いいの?」
「イイヨ! シショー、タクサン、オシエテクレタ!」
練習の成果を見せたいみたいだ。
そういうことなら、遠慮なく乗ってやろうじゃないかということで、わたしは、大きくなったキースの背中に乗る。
「キー!」
キースは嬉しそうに一声鳴き、飛び立つ。
「そもそも、コウモリって地面から飛び立つものなの? 枝とかにぶら下がらないと無理なイメージあるんだけど」
「マホウデ、カゼヲ、ツクルノ! シショー、オシエタ。コウモリッテ、ナニ?」
「コウモリは、えーっと……キースに似てる動物、かな? 気にしないで。キースって、雷以外にも魔術が使えたんだね」
「ソウダヨ! シショーノ、オカゲ!」
「シショーってアリスメードさんだよね? ロイドさんとは喋らないの? なんか、ロイドさんの方がキースのこと好きだと思ってたけど」
「ヒトノスガタ、ナル、サケラレル」
「ロイドさんって、動物好きというより人間嫌いだよね」
「ソウダネ!」
元奴隷のスードルよりも人間嫌いなの、闇だなぁ。
そんな楽しい会話をしていると、キースが「ミツケタヨ」と言った。
「あ、本当? どこ?」
「アキチ、アソンデル! タノシソウ!」
身を乗り出すと、休耕中の畑で何人かが動き回っているのが見えた。スードル達だ。
「キー!」
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