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シスコンもロリコンも捉え方次第では合法なのである
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その週の土曜日。
俺、日奈美、そしてリオは朝から親父の家に向かっていた。
この世界で話すのは初めてで少し緊張はしたものの、そこは長く関わって来た父親である。
要件を告げてから一度何気ない話を始めるとどこか懐かしさすら覚えた。
今回こうして電話だけで済まさずに会って話そうと思った理由は幾つかある。
まず1つに興味本位だ。
先に述べた通りこの世界で親父と関わるのは初めてであり、この世界での親父の姿が気になるから。
そして2つ目に初めてだからこそ当日にいきなりより先に会っておいた方が良い
と思ったから。
そして3つ目は昨晩リオを呼び出して話した事だ。
……呼び出したと言ってもランプを擦ったりクシャミをしたり変なボールを7つ集めたりした訳じゃなく、普通に誰も居ない自分の部屋の学習机の引出しを開けて大きな声で名前を呼ぶだけである。
夜中に一心不乱にロリの名を呼ぶ男。
はたから見たらただの不審者です、ありがとうございました。
「本来の日奈美はあくまで妹みたいな存在であって本当の妹じゃなかった。
でもこの世界では普通に血縁関係にあって、母さんと、当然父さんとも血の繋がった関係だ。」
「そうですね。
その辺りは前世と大きく異なる点ですね。」
「あぁ、俺が知ってる日奈美と、この世界の日奈美はその前提がある事によって似て非なる存在としてこの世界に存在してるって事になる。」
「リタが何を考えてそうしたかは分からないですが……確かに日奈美さんだけ異質な存在である事は間違いなさそうですね。」
「実際前世では全く関わってなかった奴が今世では仲良くなってるって事実はあった。
でもそれは俺の知り合いが身近に集まっていると言う環境下でたまたま相性が良かったからに他ならない。
でもさ、日奈美と母さん父さんは違うよな。」
「確かに。
前世で日奈美さんお母様お父様に面識はありましたか?」
「いや、ない。
母さんにはそう言う存在が居るって話をした記憶はあるがそれだけだな。
親父は存在すら知らなかったと思う。」
「なるほど。
うーん……私が見る限りではお母様とは普通に母娘の関係を築いてる様でしたよね。」
「まぁ、確かにな……。」
実際にはどっちかっていうと母さんが日奈美に色々世話を焼かれている感じだが……。
まぁ俺たちの為に毎日働いてくれている訳だしそれに関して何か言うつもりはないのだが……。
「なぁ、リオ。
俺、日奈美を連れて親父に会いに行ってみようと思う。
そうすればこの世界での日奈美と父さんの関係性も見えてくるだろうし、それ以上に入れ替わる前の俺が生まれ育ってきたルーツのヒントが見えてくるかもしれない。」
「そうですね。
今は情報も少ないですからやってみて損はないと思います。」
「と、言う訳でだ。
リオ、お前もついてきてくれ。」
「うーん、私も興味はありますから別に良いですけど……。
でも私邪魔じゃないですか……?
せっかくの家族水入らずなのに。」
「あぁ、それなら心配いらな「悠太のお父様にご挨拶!?なら私も行く!いつ行くの!?今から!?どうしよう!手土産は何が良いかな!?山吹色のお菓子とか!?それともやっぱり現ナマとかの方が良いのかな!?」……こんなのがいるぐらいだからな……。」
「あぁ……。」
唐突な志麻の乱入にリオも苦笑いである……。
それにしてもなんだ山吹色のお菓子って……賄賂のチョイスが古過ぎんだろ……。
仕置きされるぞ……。
「悠太に仕置きされるなら大歓迎だよ!」
ダメだコイツ……すっかり俺に対してだけドMになってしまってる……。
あと高校生が現ナマとか言うんじゃありません……いやらしい……。
ちゃっかり親父を買収して外堀埋めようとしてくる辺り流石の金持ちっぷりである。
金持ち怖い!
さて……話がだいぶ脱線したが(主に志麻の乱入で)、今日の目的の第一は3つ目である、俺の知らない俺のルーツを探る事にある。
ちなみに志麻は何しでかすか分からないのでお留守番ですと告げたのだが、まぁ……普通に居るよね……後ろに……。
「え、リオちゃんも?」
とりあえず志麻に関しては放置するとして、さて家を出ようとした所でリオが来る事を聞いてなかった日奈美が怪訝な顔で聞いてくる。
「え、あぁ悪い、せっかくだしこの機会に友達を紹介するのもありかと思ってさ。」
「えぇ……?」
流石に苦しいか……?
目的を果たす為には、あくまで自然な感じで日奈美と親父の関係性を見る必要がある。
だから詳しく話す訳にはいかないのだが……。
「あの、悠太さん。
やっぱり私……。」
「え、と言うか待って。
親に女友達を紹介……?
そ、それってそう言う事?」
「そ!そんな訳無いですからね!?」
日奈美がハッとした顔をしてそう言うと、リオが真っ赤な顔で食い気味に否定した。
「お、お兄ちゃん、シスコンは良いけど流石にロリコンはダメなんだからね!」
「いや!シスコンも駄目ですから!って日奈美さんまで誰がロリですか!
私こう見えて天使だからあなた達より何百倍も年上ですからね!?」
さり気なくシスコンを許容してくれるひーちゃんかわちい……。
「悠太さんも何か……一瞬でも期待した私が馬鹿でした……。
このシスコン……。」
露骨にため息を吐かれた……。
「ロリコンは犯罪だもん!」
「その理屈で言うならシスコンだって犯罪じゃないですか!」
「いや……確かにそれが過激化したら犯罪になるかもだけど……。
好きってだけで犯罪になる訳じゃ……。
あと俺は別にロリじゃ……。」
「ふん!シスコンは犯罪じゃないし。
確かに民法で禁止はされてるけどすぐに刑事罰を受けるようなのじゃないし!」
えー……ひーちゃんなんでそんなに詳しいのん……。
「私だって見た目はアレだけど合法ですから!犯罪にはなりません!」
こっちもこっちでもう見た目はアレだけどって自分で言うとりますやん……。
「じゃあじゃあ!私はなんの気兼ねもなく悠太のお父様にご挨拶できるよね!?」
「「「問題しかないわこのストーカー……。」」」
「そこでハモらなくても良くない!?ぴえん……。」
満場一致である。
まぁストーカーはもうただ好きの領域を超えてる事前提だもんなぁ……。
証拠抑えて訴えたら普通に捕まって接近禁止命令とか出せるやつだし……。
「あ……と言うかそろそろバスの時間だよ!早く行こっ!」
そう言ってナチュラルに腕にしがみついてくる日奈美。
「あ!ずるい!」
志麻も負けじと腕にしがみつこうとして……!
「わ、私だって悠太さんを近くで見張る義務がありますから!」
リオに割り込まれた。
ふぇぇ…ひぃちゃんの全体的に柔らかい感触がダイレクトにっ!
隣は……うん。
「失礼な事を考えてるのはこの頭ですか?」
「ひぃっ!?ごめんなさい!」
顔は笑顔なのにめちゃくちゃ怒ってる雰囲気のリオがこめかみ辺りを指でグリグリしてくる……。
「ずるいずるい!私も!」
そう言って志麻がバックハグしてくる志麻。
くっ……後ろにも左にも柔らかい感触がっ!そして右からはグリグリが!
本当、ただ親父の家に行くってだけでどうしてこうなった……。
波乱の幕開けになったものの、俺達はなんとかバスに乗り込むのだった……。
俺、日奈美、そしてリオは朝から親父の家に向かっていた。
この世界で話すのは初めてで少し緊張はしたものの、そこは長く関わって来た父親である。
要件を告げてから一度何気ない話を始めるとどこか懐かしさすら覚えた。
今回こうして電話だけで済まさずに会って話そうと思った理由は幾つかある。
まず1つに興味本位だ。
先に述べた通りこの世界で親父と関わるのは初めてであり、この世界での親父の姿が気になるから。
そして2つ目に初めてだからこそ当日にいきなりより先に会っておいた方が良い
と思ったから。
そして3つ目は昨晩リオを呼び出して話した事だ。
……呼び出したと言ってもランプを擦ったりクシャミをしたり変なボールを7つ集めたりした訳じゃなく、普通に誰も居ない自分の部屋の学習机の引出しを開けて大きな声で名前を呼ぶだけである。
夜中に一心不乱にロリの名を呼ぶ男。
はたから見たらただの不審者です、ありがとうございました。
「本来の日奈美はあくまで妹みたいな存在であって本当の妹じゃなかった。
でもこの世界では普通に血縁関係にあって、母さんと、当然父さんとも血の繋がった関係だ。」
「そうですね。
その辺りは前世と大きく異なる点ですね。」
「あぁ、俺が知ってる日奈美と、この世界の日奈美はその前提がある事によって似て非なる存在としてこの世界に存在してるって事になる。」
「リタが何を考えてそうしたかは分からないですが……確かに日奈美さんだけ異質な存在である事は間違いなさそうですね。」
「実際前世では全く関わってなかった奴が今世では仲良くなってるって事実はあった。
でもそれは俺の知り合いが身近に集まっていると言う環境下でたまたま相性が良かったからに他ならない。
でもさ、日奈美と母さん父さんは違うよな。」
「確かに。
前世で日奈美さんお母様お父様に面識はありましたか?」
「いや、ない。
母さんにはそう言う存在が居るって話をした記憶はあるがそれだけだな。
親父は存在すら知らなかったと思う。」
「なるほど。
うーん……私が見る限りではお母様とは普通に母娘の関係を築いてる様でしたよね。」
「まぁ、確かにな……。」
実際にはどっちかっていうと母さんが日奈美に色々世話を焼かれている感じだが……。
まぁ俺たちの為に毎日働いてくれている訳だしそれに関して何か言うつもりはないのだが……。
「なぁ、リオ。
俺、日奈美を連れて親父に会いに行ってみようと思う。
そうすればこの世界での日奈美と父さんの関係性も見えてくるだろうし、それ以上に入れ替わる前の俺が生まれ育ってきたルーツのヒントが見えてくるかもしれない。」
「そうですね。
今は情報も少ないですからやってみて損はないと思います。」
「と、言う訳でだ。
リオ、お前もついてきてくれ。」
「うーん、私も興味はありますから別に良いですけど……。
でも私邪魔じゃないですか……?
せっかくの家族水入らずなのに。」
「あぁ、それなら心配いらな「悠太のお父様にご挨拶!?なら私も行く!いつ行くの!?今から!?どうしよう!手土産は何が良いかな!?山吹色のお菓子とか!?それともやっぱり現ナマとかの方が良いのかな!?」……こんなのがいるぐらいだからな……。」
「あぁ……。」
唐突な志麻の乱入にリオも苦笑いである……。
それにしてもなんだ山吹色のお菓子って……賄賂のチョイスが古過ぎんだろ……。
仕置きされるぞ……。
「悠太に仕置きされるなら大歓迎だよ!」
ダメだコイツ……すっかり俺に対してだけドMになってしまってる……。
あと高校生が現ナマとか言うんじゃありません……いやらしい……。
ちゃっかり親父を買収して外堀埋めようとしてくる辺り流石の金持ちっぷりである。
金持ち怖い!
さて……話がだいぶ脱線したが(主に志麻の乱入で)、今日の目的の第一は3つ目である、俺の知らない俺のルーツを探る事にある。
ちなみに志麻は何しでかすか分からないのでお留守番ですと告げたのだが、まぁ……普通に居るよね……後ろに……。
「え、リオちゃんも?」
とりあえず志麻に関しては放置するとして、さて家を出ようとした所でリオが来る事を聞いてなかった日奈美が怪訝な顔で聞いてくる。
「え、あぁ悪い、せっかくだしこの機会に友達を紹介するのもありかと思ってさ。」
「えぇ……?」
流石に苦しいか……?
目的を果たす為には、あくまで自然な感じで日奈美と親父の関係性を見る必要がある。
だから詳しく話す訳にはいかないのだが……。
「あの、悠太さん。
やっぱり私……。」
「え、と言うか待って。
親に女友達を紹介……?
そ、それってそう言う事?」
「そ!そんな訳無いですからね!?」
日奈美がハッとした顔をしてそう言うと、リオが真っ赤な顔で食い気味に否定した。
「お、お兄ちゃん、シスコンは良いけど流石にロリコンはダメなんだからね!」
「いや!シスコンも駄目ですから!って日奈美さんまで誰がロリですか!
私こう見えて天使だからあなた達より何百倍も年上ですからね!?」
さり気なくシスコンを許容してくれるひーちゃんかわちい……。
「悠太さんも何か……一瞬でも期待した私が馬鹿でした……。
このシスコン……。」
露骨にため息を吐かれた……。
「ロリコンは犯罪だもん!」
「その理屈で言うならシスコンだって犯罪じゃないですか!」
「いや……確かにそれが過激化したら犯罪になるかもだけど……。
好きってだけで犯罪になる訳じゃ……。
あと俺は別にロリじゃ……。」
「ふん!シスコンは犯罪じゃないし。
確かに民法で禁止はされてるけどすぐに刑事罰を受けるようなのじゃないし!」
えー……ひーちゃんなんでそんなに詳しいのん……。
「私だって見た目はアレだけど合法ですから!犯罪にはなりません!」
こっちもこっちでもう見た目はアレだけどって自分で言うとりますやん……。
「じゃあじゃあ!私はなんの気兼ねもなく悠太のお父様にご挨拶できるよね!?」
「「「問題しかないわこのストーカー……。」」」
「そこでハモらなくても良くない!?ぴえん……。」
満場一致である。
まぁストーカーはもうただ好きの領域を超えてる事前提だもんなぁ……。
証拠抑えて訴えたら普通に捕まって接近禁止命令とか出せるやつだし……。
「あ……と言うかそろそろバスの時間だよ!早く行こっ!」
そう言ってナチュラルに腕にしがみついてくる日奈美。
「あ!ずるい!」
志麻も負けじと腕にしがみつこうとして……!
「わ、私だって悠太さんを近くで見張る義務がありますから!」
リオに割り込まれた。
ふぇぇ…ひぃちゃんの全体的に柔らかい感触がダイレクトにっ!
隣は……うん。
「失礼な事を考えてるのはこの頭ですか?」
「ひぃっ!?ごめんなさい!」
顔は笑顔なのにめちゃくちゃ怒ってる雰囲気のリオがこめかみ辺りを指でグリグリしてくる……。
「ずるいずるい!私も!」
そう言って志麻がバックハグしてくる志麻。
くっ……後ろにも左にも柔らかい感触がっ!そして右からはグリグリが!
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