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第4話
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「キャーッ!!」
高速で上昇していくムブルに、ルイーザは思わずレオンの腰に回している手に力を込めて抱きついたので、レオンの頬が僅かに赤くなった。
「厶、ムブル!もう少しゆっくり飛んで!」
レオンの声に反応して、ムブルがスピードを落とすとレオンはガッチリと自身の身体に掴まっているルイーザの方を振り返る。
「どう?もう少しゆっくりの方がいい?」
「え?あ……ううん。このくらいなら怖くないわ」
飛行が安定して、ルイーザはレオンの腰にしがみついていた手を緩めた。
「凄い……」
雲の間を抜け、下に小さく見える町を通り過ぎ、ぐんぐん進むムブルにルイーザは驚きと感動を覚えていた。
これは、異世界に来たって感じね!さすが、ファンタジーの世界!
そのまましばらく飛んでいると、身体を駆け抜ける風が冷たくなってきた。
ちょっと寒いかも……
そう思っていると
「ルイーザ、あれ?」
と遠くの方に見える白い山をレオンが指さした。
「わっ!本当にあった!」
それは、ゲーム画面で見た白い山だった。
「え?」
「あ、ううん。何でもない。あれだと思う」
白い山の頂きの真上に来ると、ムブルはゆっくりと下降していった。
降り立った山頂は一面、白い雪に覆われていた。
「さ、寒ーい!!」
私はガタガタと全身震わせている。
ああ、ゲームの中だとちゃんと防寒対策してたのに、薄着で来ちゃったよー。確か、何処かに洞窟があってその中にあるはずだけど、これ寒すぎて動けないー!!
私が震えて動けないでいると、急に周りの冷たい風が止まった。
「あ、あれ?」
「い、今、この辺りだけシールドを張ったから、風は防いだよ。でも気温は低いから、早く探さないと、こ、凍っちゃう」
とレオンも同じようにガタガタと震えて言った。
「そ、そうだね」
二人して震えてるのが何故か面白くなってきて、二人で寒くて動かない表情筋をぎこちなく動かして笑うと、私達はキョロキョロを周りを見渡して、洞窟を探した。
「あれじゃない?」
レオンが指した方には雪に覆われてた洞窟があった。
「そ、そうよ!きっとあの中に解毒草があるのよ!」
私達は手を繋いで、歩きにくい雪の上を何とかかき分けながら歩いると、ムブルが二人の服を咥えて洞窟の入口まで連れて行ってくれた。
洞窟には入るとすぐに、美しく光る湖の周りを青々とした葉が茂っている所を見つけた。
「あれだわ!」
私が駆け寄って青い葉をまじまじと見つめた後、レオンを振り返った。
「レオン王子!これが解毒草だわ!早く……あっ」
レオン王子は、湖の光に照らされる解毒草を見つめて泣いていた。
自分のせいでエヴァルト王子が毒に侵されたと思って、凄く不安で怖かっただろうな。
もしかしたら、ゲームの世界でレオン王子は、エヴァルト王子を助ける術もなく、病に臥せるエヴァルト王子を見てずっと自分を責め続けていたのかもしれない。そして、エヴァルト王子が居なくなって……悪の帝王になったのかもしれない……。
「レオン王子……」
私の声にハッとして、レオン王子は涙を腕で拭くと、キリッとした顔に変わった。
「早くお兄様の所に持って行こう」
急いで解毒草を摘むとレオンと顔を見合わせて、二人で頷きあった。
高速で上昇していくムブルに、ルイーザは思わずレオンの腰に回している手に力を込めて抱きついたので、レオンの頬が僅かに赤くなった。
「厶、ムブル!もう少しゆっくり飛んで!」
レオンの声に反応して、ムブルがスピードを落とすとレオンはガッチリと自身の身体に掴まっているルイーザの方を振り返る。
「どう?もう少しゆっくりの方がいい?」
「え?あ……ううん。このくらいなら怖くないわ」
飛行が安定して、ルイーザはレオンの腰にしがみついていた手を緩めた。
「凄い……」
雲の間を抜け、下に小さく見える町を通り過ぎ、ぐんぐん進むムブルにルイーザは驚きと感動を覚えていた。
これは、異世界に来たって感じね!さすが、ファンタジーの世界!
そのまましばらく飛んでいると、身体を駆け抜ける風が冷たくなってきた。
ちょっと寒いかも……
そう思っていると
「ルイーザ、あれ?」
と遠くの方に見える白い山をレオンが指さした。
「わっ!本当にあった!」
それは、ゲーム画面で見た白い山だった。
「え?」
「あ、ううん。何でもない。あれだと思う」
白い山の頂きの真上に来ると、ムブルはゆっくりと下降していった。
降り立った山頂は一面、白い雪に覆われていた。
「さ、寒ーい!!」
私はガタガタと全身震わせている。
ああ、ゲームの中だとちゃんと防寒対策してたのに、薄着で来ちゃったよー。確か、何処かに洞窟があってその中にあるはずだけど、これ寒すぎて動けないー!!
私が震えて動けないでいると、急に周りの冷たい風が止まった。
「あ、あれ?」
「い、今、この辺りだけシールドを張ったから、風は防いだよ。でも気温は低いから、早く探さないと、こ、凍っちゃう」
とレオンも同じようにガタガタと震えて言った。
「そ、そうだね」
二人して震えてるのが何故か面白くなってきて、二人で寒くて動かない表情筋をぎこちなく動かして笑うと、私達はキョロキョロを周りを見渡して、洞窟を探した。
「あれじゃない?」
レオンが指した方には雪に覆われてた洞窟があった。
「そ、そうよ!きっとあの中に解毒草があるのよ!」
私達は手を繋いで、歩きにくい雪の上を何とかかき分けながら歩いると、ムブルが二人の服を咥えて洞窟の入口まで連れて行ってくれた。
洞窟には入るとすぐに、美しく光る湖の周りを青々とした葉が茂っている所を見つけた。
「あれだわ!」
私が駆け寄って青い葉をまじまじと見つめた後、レオンを振り返った。
「レオン王子!これが解毒草だわ!早く……あっ」
レオン王子は、湖の光に照らされる解毒草を見つめて泣いていた。
自分のせいでエヴァルト王子が毒に侵されたと思って、凄く不安で怖かっただろうな。
もしかしたら、ゲームの世界でレオン王子は、エヴァルト王子を助ける術もなく、病に臥せるエヴァルト王子を見てずっと自分を責め続けていたのかもしれない。そして、エヴァルト王子が居なくなって……悪の帝王になったのかもしれない……。
「レオン王子……」
私の声にハッとして、レオン王子は涙を腕で拭くと、キリッとした顔に変わった。
「早くお兄様の所に持って行こう」
急いで解毒草を摘むとレオンと顔を見合わせて、二人で頷きあった。
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