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第4章……グリエル奪還編
85話……鎮圧
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勇者たちを降ろして俺たちは森の周囲のカブトムシの殲滅を開始した。
彼らが降りてから車内の空気が軽いこと軽いこと、助手席に座っていたケイト以外のメンバーのほっとした感じが何だかやるせない。
「しつこかったわね」
「えぇ……私は聖女様の騎士です。恋愛などにうつつを抜かしている場合では無いと断っても……」
「自分なんて何だか妹みたいとか言われたッスよ……自分の方が年上なのに……」
ソフィアとアンナがどんよりしている、余程しつこく絡まれたんだろうなぁ……
サーシャは王国の聖女とやらとずっと話していたしリンはその……年齢的なアレで勇者たちからあまり絡まれなかったようだ。
決して口にはしないけどね。
「俺たちのレベルは30超えてるからとか言ってたッスけど……30超えたくらいで威張られてもどうしていいか分かんないッス」
そう言うのはレベル45のアンナ、たしかに自分より低いレベルでドヤられても困るよな。
「自慢げに話してましたが……でもたしかにステータスは私やアンナよりも高いみたいですね」
10以上レベル差があってもステータス的には勇者たちの方が上なのか……
やっぱり上位職というのは伊達では無いみたいだな。
『戦闘が開始されたようです。今はグレートビートルの近くに居るフライングビートルの数を減らしているようですね』
森の中にも当然フライングビートルは入り込んでいる。
グレートビートルとの戦闘中に邪魔されないように片付けているのだろう。
俺たちの役目はこれ以上森にフライングビートルを立ち入らせないこと、これは手分けしてやった方がいいか?
いや数分あればウルトなら森1周出来るし必要ないか。
ウルトに乗ったまま何周かしていると森の近くにフライングビートルは確認出来なくなってきた。
ウルトの【万能感知】でも周囲1キロにフライングビートルは存在しないらしい。
森の中では既に勇者たちとグレートビートルの戦闘が始まっているがまだ数十匹のフライングビートルが森の中に存在している。
気付いてないのか放置しているのか……
『そろそろ迷宮前に向かいますか?』
「そうだな……」
どうしよう?
森の中のカブトムシを放っておいたら勇者たちの戦いに乱入するかもしれない、かといって俺たちが森に入ると勇者たちに気付かれて気が散るかもしれない……
「私が行きます。【隠密】を使えば勇者たちからも気付かれず倒せるでしょう。一掃した後は勇者たちがピンチにならないか監視しておきます」
「なるほど、でも1人で大丈夫?」
「この前少し戦いましたがフライングビートル程度なら問題ありません」
あの生存者救出した時にソフィアも戦ってたのか……
まぁ俺もフライングビートルくらいなら数百匹相手にしてもどうにでもなる自信あるし問題ないか。
「わかった、でもこれは持ってて」
俺はほぼ左耳と一体化しているくらいつけっぱなしのイヤホンとスマホを取り出してソフィアに手渡す。
これがあれば何かあってもすぐにわかるからね。
「お預かりします」
「頼んだよ。何かあったらすぐに呼んでくれ」
「ソフィア、お気を付けて」
一旦ウルトを停めてソフィアを降ろす。
ソフィアなら問題無くことを進めてくれるだろう。
俺たちは再び出発、念の為もう1周森の周りにフライングビートルが居ないことを確認してから迷宮へ向かう。
移動中に発見したフライングビートルをしっかりと踏み潰して迷宮前に向かうと、凄まじい数のカブトムシが迷宮から出てきている姿が見えた。
これは倒しても倒しても数減らないわけだわ……
『殲滅します』
「俺とリンも屋根から援護するよ」
ウルトがその車体で大量のフライングビートルを轢き殺し俺とリンも屋根から魔法で援護、すぐに迷宮前に現れたフライングビートルを全滅させた。
『まだ出てきますね』
「どれだけいるんだよ……」
勇者たちがグレートビートルを倒すまでの辛抱か……
リバークでもグレートウルフを倒したら嘘みたいにピタッと止まったからな。
「森の中のフライングビートルの殲滅完了しました、これより勇者たちの監視に向かいます」
ウルトを通してソフィアの声、無事に森の中の掃除は終わったようだ。
サーシャがソフィアを案じるようなことを言っているのが聞こえる、心配なんだろうな。
『マスター緊急事態です。フライングビートル以外の魔物も現れ始めました』
「マジかよ」
迷宮の方へと目をやると大量のクワガタが出てきているのが見えた。
カブトムシの次はクワガタか……
こいつも50~60センチくらいあるから日本で見つけたらいくらで売れることやら……
『討伐します』
ウルトがクワガタに向け突撃、カブトムシと同じように当たった瞬間に弾け飛ぶクワガタがハッキリと見えた。
強さはあんまり変わらない? 角が鋏になったことで攻撃力は上がってるのかな?
あの鋏に挟まれたら人間の腕くらいなら簡単にちぎれそうだしな……
「勇者たちは徐々にグレートビートルを追い詰めています。間もなく討伐完了する見込みです」
ソフィアからの報告、勇者たちは無事にグレートビートルを討伐出来そうで安心だ。
「もう少しで倒せそうだってさ」
「早くしてもらいたいわね、早く解決してリリオットを探しに行きたいのよ」
リンはブツブツ言いながらも魔法で的確にカブトムシとクワガタを狙い倒している。
あの早さと精度は敵わないな……
それから小一時間ほどクワガタを倒し続けているとピタリと迷宮から出てこなくなった。
「討伐確認しました」
「わかった、こっちも終わったからすぐに迎えに行くよ。勇者たちにバレないように反対方向から森を抜けてくれ」
「了解」
さて終わったことだし迎えに行きますかね。
彼らが降りてから車内の空気が軽いこと軽いこと、助手席に座っていたケイト以外のメンバーのほっとした感じが何だかやるせない。
「しつこかったわね」
「えぇ……私は聖女様の騎士です。恋愛などにうつつを抜かしている場合では無いと断っても……」
「自分なんて何だか妹みたいとか言われたッスよ……自分の方が年上なのに……」
ソフィアとアンナがどんよりしている、余程しつこく絡まれたんだろうなぁ……
サーシャは王国の聖女とやらとずっと話していたしリンはその……年齢的なアレで勇者たちからあまり絡まれなかったようだ。
決して口にはしないけどね。
「俺たちのレベルは30超えてるからとか言ってたッスけど……30超えたくらいで威張られてもどうしていいか分かんないッス」
そう言うのはレベル45のアンナ、たしかに自分より低いレベルでドヤられても困るよな。
「自慢げに話してましたが……でもたしかにステータスは私やアンナよりも高いみたいですね」
10以上レベル差があってもステータス的には勇者たちの方が上なのか……
やっぱり上位職というのは伊達では無いみたいだな。
『戦闘が開始されたようです。今はグレートビートルの近くに居るフライングビートルの数を減らしているようですね』
森の中にも当然フライングビートルは入り込んでいる。
グレートビートルとの戦闘中に邪魔されないように片付けているのだろう。
俺たちの役目はこれ以上森にフライングビートルを立ち入らせないこと、これは手分けしてやった方がいいか?
いや数分あればウルトなら森1周出来るし必要ないか。
ウルトに乗ったまま何周かしていると森の近くにフライングビートルは確認出来なくなってきた。
ウルトの【万能感知】でも周囲1キロにフライングビートルは存在しないらしい。
森の中では既に勇者たちとグレートビートルの戦闘が始まっているがまだ数十匹のフライングビートルが森の中に存在している。
気付いてないのか放置しているのか……
『そろそろ迷宮前に向かいますか?』
「そうだな……」
どうしよう?
森の中のカブトムシを放っておいたら勇者たちの戦いに乱入するかもしれない、かといって俺たちが森に入ると勇者たちに気付かれて気が散るかもしれない……
「私が行きます。【隠密】を使えば勇者たちからも気付かれず倒せるでしょう。一掃した後は勇者たちがピンチにならないか監視しておきます」
「なるほど、でも1人で大丈夫?」
「この前少し戦いましたがフライングビートル程度なら問題ありません」
あの生存者救出した時にソフィアも戦ってたのか……
まぁ俺もフライングビートルくらいなら数百匹相手にしてもどうにでもなる自信あるし問題ないか。
「わかった、でもこれは持ってて」
俺はほぼ左耳と一体化しているくらいつけっぱなしのイヤホンとスマホを取り出してソフィアに手渡す。
これがあれば何かあってもすぐにわかるからね。
「お預かりします」
「頼んだよ。何かあったらすぐに呼んでくれ」
「ソフィア、お気を付けて」
一旦ウルトを停めてソフィアを降ろす。
ソフィアなら問題無くことを進めてくれるだろう。
俺たちは再び出発、念の為もう1周森の周りにフライングビートルが居ないことを確認してから迷宮へ向かう。
移動中に発見したフライングビートルをしっかりと踏み潰して迷宮前に向かうと、凄まじい数のカブトムシが迷宮から出てきている姿が見えた。
これは倒しても倒しても数減らないわけだわ……
『殲滅します』
「俺とリンも屋根から援護するよ」
ウルトがその車体で大量のフライングビートルを轢き殺し俺とリンも屋根から魔法で援護、すぐに迷宮前に現れたフライングビートルを全滅させた。
『まだ出てきますね』
「どれだけいるんだよ……」
勇者たちがグレートビートルを倒すまでの辛抱か……
リバークでもグレートウルフを倒したら嘘みたいにピタッと止まったからな。
「森の中のフライングビートルの殲滅完了しました、これより勇者たちの監視に向かいます」
ウルトを通してソフィアの声、無事に森の中の掃除は終わったようだ。
サーシャがソフィアを案じるようなことを言っているのが聞こえる、心配なんだろうな。
『マスター緊急事態です。フライングビートル以外の魔物も現れ始めました』
「マジかよ」
迷宮の方へと目をやると大量のクワガタが出てきているのが見えた。
カブトムシの次はクワガタか……
こいつも50~60センチくらいあるから日本で見つけたらいくらで売れることやら……
『討伐します』
ウルトがクワガタに向け突撃、カブトムシと同じように当たった瞬間に弾け飛ぶクワガタがハッキリと見えた。
強さはあんまり変わらない? 角が鋏になったことで攻撃力は上がってるのかな?
あの鋏に挟まれたら人間の腕くらいなら簡単にちぎれそうだしな……
「勇者たちは徐々にグレートビートルを追い詰めています。間もなく討伐完了する見込みです」
ソフィアからの報告、勇者たちは無事にグレートビートルを討伐出来そうで安心だ。
「もう少しで倒せそうだってさ」
「早くしてもらいたいわね、早く解決してリリオットを探しに行きたいのよ」
リンはブツブツ言いながらも魔法で的確にカブトムシとクワガタを狙い倒している。
あの早さと精度は敵わないな……
それから小一時間ほどクワガタを倒し続けているとピタリと迷宮から出てこなくなった。
「討伐確認しました」
「わかった、こっちも終わったからすぐに迎えに行くよ。勇者たちにバレないように反対方向から森を抜けてくれ」
「了解」
さて終わったことだし迎えに行きますかね。
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