92 / 266
第4章……グリエル奪還編
86話……追加依頼
しおりを挟む
森の方へ移動しながらウルトの【万能感知】でソフィアを先に拾って勇者たちを迎えに行く。
ソフィアから勇者たちの戦いぶりを聞くと思ったほどの苦戦はせずに無理せずじわじわとグレートビートルを追い詰め危なげなく討伐したそうだ。
移動中にウチの仲間をナンパしていた軽い性格とは違い戦闘ではきちんと冷静に連携して戦うことが出来るようでなんだか感心してしまった。
『間もなく勇者たちが森から出てきます』
言葉通りすぐに勇者たちが森から現れたので一応労いながらウルトに乗せる。
俺たちが労ったのが心地よかったのかドヤ顔で戦闘の様子を語り始めたので労うんじゃなかったと若干後悔してしまった。
ちなみにこの戦闘でレベルが40を超えたと自慢していたが俺のレベルは67、どんな反応を返していいのか分からなかったので爽やかな笑顔で凄いねと言ってあげたら満足していたので間違って無かったと思う。
しかしやっぱりグレート系は経験値多いのな……
勇者たちの自慢話を聞きながら街へと凱旋、途中現れたフライングビートルは漏れなくウルトで爆散させて少しでも数を減らしておく。
街に戻りギルドマスタージェイクに報告すると貼り付けたような笑顔で勇者たちを賞賛していた。
「俺たちは疲れたから宿に戻って休むよ。明日には王都に帰還するから」
勇者たちはそれだけ言い残して執務室を退室、俺たちとジェイクさんだけが残った。
「ふぅ……お疲れ様でした」
「ありがとうございます。戦闘よりも勇者たちの相手に疲れましたよ」
俺が苦笑いしながら答えるとジェイクさんも引きつった笑いで返してくれた。
「でも勇者たちはもう帰るんですね」
「そのようですね……まだフライングビートルはかなりの数が残っているのですが……」
ジェイクさんは疲れたようにため息を吐いた。
「俺たちは残って殲滅手伝いますよ。国の兵や冒険者も結構居るんですよね?」
「えぇそうですね、グレートビートル討伐の情報はすぐに広めますので彼らと共に殲滅をお願いします」
元よりそのつもりだし頼まれなくてもやるよ。
とはいえかなりの数をウルトが倒してるし残りもそう多くは無いと思うんだよね。
「それと可能であればでいいのですが……」
「なんですか?」
ジェイクさんはすごく言いづらそうに俺に向けて言葉を発する。
「自由の翼のみなさんはリバークの迷宮を攻略したのですよね? それでリバーク迷宮は魔物は出現すれども弱体化、数も減ったとお伺いしたのですが」
確かに攻略したしその情報も俺たちが伝えたことだけどその確認はしてないんだよね。
「確かに攻略しましたし、その話も俺たちがリバークのギルドマスターに伝えた話ですね。しかしそうなるとは聞いていますがそうなったかの確認は出来ていませんよ」
報告してすぐにこっちに来たから攻略してから迷宮には入っていないことを伝えるとジェイクさんは頷いて話を続けた。
「それは構いません。そうなる可能性が高いだけでもお願いしたいのです。可能であればここの迷宮も攻略して貰えませんか? 報酬は……成功報酬として白金貨10枚でいかがでしょうか」
ジェイクさんが言うには溢れ出てきたフライングビートルの討伐が完了すればグリエルの復興作業が開始される、そのため迷宮探索に向かう人手が減るので再び溢れ出ししてしまう可能性があるそうだ。
俺たちに攻略して貰いその心配を無くしたいそうだ。
それに白金貨10枚か……これから復興でお金が掛かるだろうに無理してないのかな?
「どうする?」
「私はいいと思いますよ。勇者様たちも王都に戻ると仰っておりましたし何より民の不安を解消するためです」
「あたしもいいと思うわよ。あわよくば強欲の剣みたいに新しい力が手に入るかもしれないしね」
サーシャとリンは賛成、ソフィアとアンナ、ケイトも頷いているので問題は無い。
まぁリバークのように最下層でまた数週間修行となると厳しいけど最悪お断りの上ウルトでドンで終わらせれば良いだろう。
マンモンには世話になったからウルトでドンは心苦しかったからやらなかったけど会ってすぐなら心苦しいこともなく殺れるはずだ。
修行さえ無ければ数日で攻略出来るだろうしね。
「分かりました。外に出ているフライングビートルの討伐、個人的な用事で申し訳ないですが人探しをしてからで良ければ」
「そんな、もちろん構いませんから」
ジェイクさんからの許可も出たので差し当って今日はフライングビートルを倒しながら東のソトルを目指そうと思う。
ジェイクさんと軽く打ち合わせをして出発、俺たちが積んでいる遺体は100体ほど広場に降ろしてまだ身内の見つかっていない先日並べた遺体を再び回収した。
数日掛けて近辺の大きな街でこれを繰り返して全ての遺体を確認してもらう算段だ。
【無限積載】なら時間経過も無いので遺体をこれ以上痛めずに確認作業が行えるのでもし遺族の方が見つかっても腐った遺体とご対面なんてことにはならない。
いい方法だと思う。
街で行う作業を終え出発、街を出るまで街の人にお礼を言われながらの移動は面映ゆい気持ちになった。
勇者たちと一緒に歩いた時とは大違いだったな……
「あたしのわがままに付き合ってくれてありがとうね」
ウルトに乗り込み出発したところでリンが俺たちに向かって深く頭を下げお礼を述べてきた。
「いいよ気にしなくて。どうせカブトムシ倒して回らないといけないんだからついでだよついで」
リンが気にしないようにできるだけ明るく答えておく。
リンはそれを聞いて笑顔になったので間違ってなかったと確信できた。
「まずはグリエル周辺のカブトムシを片付けてそれからソトルに行こう」
まずはやることをきっちりと、行程を確認し合って俺たちはガーシュを出発した。
ソフィアから勇者たちの戦いぶりを聞くと思ったほどの苦戦はせずに無理せずじわじわとグレートビートルを追い詰め危なげなく討伐したそうだ。
移動中にウチの仲間をナンパしていた軽い性格とは違い戦闘ではきちんと冷静に連携して戦うことが出来るようでなんだか感心してしまった。
『間もなく勇者たちが森から出てきます』
言葉通りすぐに勇者たちが森から現れたので一応労いながらウルトに乗せる。
俺たちが労ったのが心地よかったのかドヤ顔で戦闘の様子を語り始めたので労うんじゃなかったと若干後悔してしまった。
ちなみにこの戦闘でレベルが40を超えたと自慢していたが俺のレベルは67、どんな反応を返していいのか分からなかったので爽やかな笑顔で凄いねと言ってあげたら満足していたので間違って無かったと思う。
しかしやっぱりグレート系は経験値多いのな……
勇者たちの自慢話を聞きながら街へと凱旋、途中現れたフライングビートルは漏れなくウルトで爆散させて少しでも数を減らしておく。
街に戻りギルドマスタージェイクに報告すると貼り付けたような笑顔で勇者たちを賞賛していた。
「俺たちは疲れたから宿に戻って休むよ。明日には王都に帰還するから」
勇者たちはそれだけ言い残して執務室を退室、俺たちとジェイクさんだけが残った。
「ふぅ……お疲れ様でした」
「ありがとうございます。戦闘よりも勇者たちの相手に疲れましたよ」
俺が苦笑いしながら答えるとジェイクさんも引きつった笑いで返してくれた。
「でも勇者たちはもう帰るんですね」
「そのようですね……まだフライングビートルはかなりの数が残っているのですが……」
ジェイクさんは疲れたようにため息を吐いた。
「俺たちは残って殲滅手伝いますよ。国の兵や冒険者も結構居るんですよね?」
「えぇそうですね、グレートビートル討伐の情報はすぐに広めますので彼らと共に殲滅をお願いします」
元よりそのつもりだし頼まれなくてもやるよ。
とはいえかなりの数をウルトが倒してるし残りもそう多くは無いと思うんだよね。
「それと可能であればでいいのですが……」
「なんですか?」
ジェイクさんはすごく言いづらそうに俺に向けて言葉を発する。
「自由の翼のみなさんはリバークの迷宮を攻略したのですよね? それでリバーク迷宮は魔物は出現すれども弱体化、数も減ったとお伺いしたのですが」
確かに攻略したしその情報も俺たちが伝えたことだけどその確認はしてないんだよね。
「確かに攻略しましたし、その話も俺たちがリバークのギルドマスターに伝えた話ですね。しかしそうなるとは聞いていますがそうなったかの確認は出来ていませんよ」
報告してすぐにこっちに来たから攻略してから迷宮には入っていないことを伝えるとジェイクさんは頷いて話を続けた。
「それは構いません。そうなる可能性が高いだけでもお願いしたいのです。可能であればここの迷宮も攻略して貰えませんか? 報酬は……成功報酬として白金貨10枚でいかがでしょうか」
ジェイクさんが言うには溢れ出てきたフライングビートルの討伐が完了すればグリエルの復興作業が開始される、そのため迷宮探索に向かう人手が減るので再び溢れ出ししてしまう可能性があるそうだ。
俺たちに攻略して貰いその心配を無くしたいそうだ。
それに白金貨10枚か……これから復興でお金が掛かるだろうに無理してないのかな?
「どうする?」
「私はいいと思いますよ。勇者様たちも王都に戻ると仰っておりましたし何より民の不安を解消するためです」
「あたしもいいと思うわよ。あわよくば強欲の剣みたいに新しい力が手に入るかもしれないしね」
サーシャとリンは賛成、ソフィアとアンナ、ケイトも頷いているので問題は無い。
まぁリバークのように最下層でまた数週間修行となると厳しいけど最悪お断りの上ウルトでドンで終わらせれば良いだろう。
マンモンには世話になったからウルトでドンは心苦しかったからやらなかったけど会ってすぐなら心苦しいこともなく殺れるはずだ。
修行さえ無ければ数日で攻略出来るだろうしね。
「分かりました。外に出ているフライングビートルの討伐、個人的な用事で申し訳ないですが人探しをしてからで良ければ」
「そんな、もちろん構いませんから」
ジェイクさんからの許可も出たので差し当って今日はフライングビートルを倒しながら東のソトルを目指そうと思う。
ジェイクさんと軽く打ち合わせをして出発、俺たちが積んでいる遺体は100体ほど広場に降ろしてまだ身内の見つかっていない先日並べた遺体を再び回収した。
数日掛けて近辺の大きな街でこれを繰り返して全ての遺体を確認してもらう算段だ。
【無限積載】なら時間経過も無いので遺体をこれ以上痛めずに確認作業が行えるのでもし遺族の方が見つかっても腐った遺体とご対面なんてことにはならない。
いい方法だと思う。
街で行う作業を終え出発、街を出るまで街の人にお礼を言われながらの移動は面映ゆい気持ちになった。
勇者たちと一緒に歩いた時とは大違いだったな……
「あたしのわがままに付き合ってくれてありがとうね」
ウルトに乗り込み出発したところでリンが俺たちに向かって深く頭を下げお礼を述べてきた。
「いいよ気にしなくて。どうせカブトムシ倒して回らないといけないんだからついでだよついで」
リンが気にしないようにできるだけ明るく答えておく。
リンはそれを聞いて笑顔になったので間違ってなかったと確信できた。
「まずはグリエル周辺のカブトムシを片付けてそれからソトルに行こう」
まずはやることをきっちりと、行程を確認し合って俺たちはガーシュを出発した。
14
あなたにおすすめの小説
元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~
下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。
※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
鈴白理人
ファンタジー
北の辺境で雨漏りと格闘中のアーサーは、貧乏領主の長男にして未来の次期辺境伯。
国民には【スキルツリー】という加護があるけれど、鑑定料は銀貨五枚。そんな贅沢、うちには無理。
でも最近──猫が雨漏りポイントを教えてくれたり、鳥やミミズとも会話が成立してる気がする。
これってもしかして【動物スキル?】
笑って働く貧乏大家族と一緒に、雨漏り屋敷から始まる、のんびりほのぼの領地改革物語!
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる