537 / 1,104
第012部 空の旅は安心安全にみんなで会いにいこう
終戦のナギep.3
しおりを挟む
「活気がない…」
「そうだろうな、負けが決まっているもんな。でも久しぶりの感覚だ」
「2人は戦場にいたんだろう、ならば勝利した側だろう。敗けた側はすぐ隣で略奪や理不尽な痛みが待っている」
「うん…でもこんな魔人が混ざっているなんて誰も言わなかった」
「鑑定が出来るやつがいなかったし、言わなかったからな」
「戦況が変わる、歪な方向に」
活気のない市場、フォン達とは逆方向の市場を見て周るイザラとイデアとシュリ、戦場にいた2人には慣れた久しぶりの雰囲気だった。
シュリは価格や品物状態や物乞いの状態を確認しつつ、イザラとイデア達に絡みつく視線に辟易していた。
イザラとイデアも分かっている、身成の良い冒険者らしい風貌の子供2名だ攫って売り飛ばすそんな気配にうんざりしそろそろ城に戻ろうかとしていた所で、茣蓙に座り玩具を売っている片腕の無い少年とその隣の弟らしい幼子、イザラはその2人に声を掛けた。
「親は?」
「あ…死んだ」
「お前は元々傭兵か?この国の兵士?」
「…兵士だよ、見ての通りだ」
「このままでは奴隷落ちか」
「俺はいいんだ、この腕だ。弟は可哀想…」
声を掛けられ力なく答えるガリガリに痩せた少年の身体にしがみ付く幼子、指を加え何処か虚ろな目でいた。
「じゃ、来いよ。治療して飯食え」
「え…俺金ない…俺は良いから弟を」
「大丈夫」
シュリは誘い戸惑う少年の様子を黙って見ている、こういう時は子供同士の方がいいだろうと……だが、魔力の異常な流れを感じ周囲を見渡せば悲鳴が聞こえ人が吹き飛んだ。
「爆破魔法か!イザラ達城へ!」
「う…ひぃ」
「どうした?…魔力の流れが」
「なんだこの変な…」
「下がれ2人!時間がない」
シュリが様子が変わった少年から2人を引き離す、少年が白目を向き泡を口元に浮べ、シュリは弟を放り投げ少年の首元に魔力の異変を見つけ…指を突き立て札を抜いて…。
「時間がない」
一瞬の判断の遅れが事態を悪化させる、結界を張り周囲に被害が及ばない様にする。
「シュリ!!!」
「シュリぃ!!」
爆発音とイザラとイデアの声が重なり、市場にも同じ音が同時に重なった。
「イザラ達は!?」
「連絡を…」
「みんな!シュリを助けて!」
「こいつも!!!」
『なっ!』
「どうやら、この国全体がこれなわけね」
「テロか…そんな事考えている場合じゃないな!回復札を!」
「シュリ…子供の代わりに身代わりになったか」
「申し訳ありません…マユラ様」
「何を言っている、それで子供を死なせたら殴っていた」
城でセバドンナの肉片のを集めて浄化し、そこで街の様子…イザラ達の事を気に掛けると同時に転移で半身が血に濡れたシュリを肩に抱えたイザラとイデアに、首から出血をしている少年と指を加えた子供、マユラがシュリの前に立ち謝るシュリに苦笑いを浮かべた。
「……国が終わります、戦場から戻った兵士達や傭兵、冒険者たちに掛けられた爆破魔法が次々発動しています…」
「このまま手を拱くのもな…」
「爆破前に止められたら良いんですが…」
「なるほど…分かった…全ては無理だが…鬼人…札は何処に埋め込まれていた?」
「首だ…」
「まだ埋め込まれている人々全員の魔法は発動していません」
「怪我人の治療をしよう……ジラ、トゥナーさん、ギーギス、フォン、フェシェスタさんは先に戦場に向かうと良い、バイクを貸す転移札も」
「俺も行く…魔人連れて帰る…シュリごめんなさい」
「俺も、もう嫌だよ、この国…シュリは俺達庇って…」
「……行ってこい、怪我の治療をしたらすぐ向かう」
「シュリ…そうだな、行って連れてこい」
千眼が無数の蝶を飛ばし、外神も銃を壁を貫通させ街に向かって飛んで行く、崇幸指名した5名にイザラとイデアが加わり、回復札を遣い身体を治しているシュリが後押しし向かう事になった。
「行って来る」
「ああ、俺達は此処で待っているよ」
「ん、飯作って待つ」
「僕は爆破魔法解除したらそちらに」
「私も…」
ジラが転移札を発動させる、崇幸と懐記が見送り外神と千眼は向かう事を約束し戦地へと向かった。
「また1人いったな」
「この数日苦しんでしたからな」
「楽にしてやれたらよかったけど…流石に、奪うのは敵の命だけにしたい」
戦場の最前線、また1人と仲間が逝ってしまった、何時再び体制を整え《ガンネ国》が攻めて来るかも分からない、攻めて来たとてもう向かい打つ兵力も、逃げる力も無い、ここにいる兵はおよそ数十名、まともに動ける者は十数名程だ。
「此処は命が軽い…俺の命も軽い…逝ってしまった奴らは還って来ないんだ、飯にしよう」
「そうだなーもうそれしか楽しみがねぇな」
「ああ」
ナギが仲間の死体を火魔法で焼いて昇る煙を見送る、深く深呼吸を行い笑みを浮かべて切り替え食事の準備を始める、仲間達も頷き採った野草や解体した動物達を食べる事にした。
「きゃあ!何をするのです、ワタクシは只様子を診ようと」
「うるさい、入ってくるな。戦の再開はいつだ」
「お、お父様に聞かないと…」
「聞いて来い、はやく始めろと」
「っ…」
《ガンネ国》の王城、顔に傷を負った少年の様子を見ようと、煌びやかなドレスに身を包んだ品の見るからに高貴な身分の少女が1人で部屋に入り振り払われ冷たく少年にあしらわれ涙ぐみながら部屋を後にする、王からの差し金だ魔人に王女を差し出し婚姻関係を結ばせようと浅い考えと傷の痛みに感情の制御が出来ない。
魔人は戦場を好む、嫌いな避けて通りたい魔人もいる《アタラクシア》は何時だってつまらない小競り合いばかりをしている、魔人には適度に良い発散の場として使われる。
「魔人でも魔王でもない…」
少年は怨嗟を込めながら何度も、何度も言葉にする。
「父上…」
「あの国綺麗に壊したらナギくん帰ってくるかなー」
『拒絶しても戻しますよ』
「そうだねー遊びたいなーナギくんと迷宮にいる兄様ともー」
『……仕置には丁度良いですね』
「こっちの兄様怒っているよー」
『放っておきなさい、出来る事は少ないのですから』
「はぁい」
遙か上空で見下ろす少年、心底楽しそうにくすくすと可愛らしい笑みを浮かべ、スマートフォンの様な物に話掛ける、通話相手は陰気臭い声の持ち主だった…。
「そうだろうな、負けが決まっているもんな。でも久しぶりの感覚だ」
「2人は戦場にいたんだろう、ならば勝利した側だろう。敗けた側はすぐ隣で略奪や理不尽な痛みが待っている」
「うん…でもこんな魔人が混ざっているなんて誰も言わなかった」
「鑑定が出来るやつがいなかったし、言わなかったからな」
「戦況が変わる、歪な方向に」
活気のない市場、フォン達とは逆方向の市場を見て周るイザラとイデアとシュリ、戦場にいた2人には慣れた久しぶりの雰囲気だった。
シュリは価格や品物状態や物乞いの状態を確認しつつ、イザラとイデア達に絡みつく視線に辟易していた。
イザラとイデアも分かっている、身成の良い冒険者らしい風貌の子供2名だ攫って売り飛ばすそんな気配にうんざりしそろそろ城に戻ろうかとしていた所で、茣蓙に座り玩具を売っている片腕の無い少年とその隣の弟らしい幼子、イザラはその2人に声を掛けた。
「親は?」
「あ…死んだ」
「お前は元々傭兵か?この国の兵士?」
「…兵士だよ、見ての通りだ」
「このままでは奴隷落ちか」
「俺はいいんだ、この腕だ。弟は可哀想…」
声を掛けられ力なく答えるガリガリに痩せた少年の身体にしがみ付く幼子、指を加え何処か虚ろな目でいた。
「じゃ、来いよ。治療して飯食え」
「え…俺金ない…俺は良いから弟を」
「大丈夫」
シュリは誘い戸惑う少年の様子を黙って見ている、こういう時は子供同士の方がいいだろうと……だが、魔力の異常な流れを感じ周囲を見渡せば悲鳴が聞こえ人が吹き飛んだ。
「爆破魔法か!イザラ達城へ!」
「う…ひぃ」
「どうした?…魔力の流れが」
「なんだこの変な…」
「下がれ2人!時間がない」
シュリが様子が変わった少年から2人を引き離す、少年が白目を向き泡を口元に浮べ、シュリは弟を放り投げ少年の首元に魔力の異変を見つけ…指を突き立て札を抜いて…。
「時間がない」
一瞬の判断の遅れが事態を悪化させる、結界を張り周囲に被害が及ばない様にする。
「シュリ!!!」
「シュリぃ!!」
爆発音とイザラとイデアの声が重なり、市場にも同じ音が同時に重なった。
「イザラ達は!?」
「連絡を…」
「みんな!シュリを助けて!」
「こいつも!!!」
『なっ!』
「どうやら、この国全体がこれなわけね」
「テロか…そんな事考えている場合じゃないな!回復札を!」
「シュリ…子供の代わりに身代わりになったか」
「申し訳ありません…マユラ様」
「何を言っている、それで子供を死なせたら殴っていた」
城でセバドンナの肉片のを集めて浄化し、そこで街の様子…イザラ達の事を気に掛けると同時に転移で半身が血に濡れたシュリを肩に抱えたイザラとイデアに、首から出血をしている少年と指を加えた子供、マユラがシュリの前に立ち謝るシュリに苦笑いを浮かべた。
「……国が終わります、戦場から戻った兵士達や傭兵、冒険者たちに掛けられた爆破魔法が次々発動しています…」
「このまま手を拱くのもな…」
「爆破前に止められたら良いんですが…」
「なるほど…分かった…全ては無理だが…鬼人…札は何処に埋め込まれていた?」
「首だ…」
「まだ埋め込まれている人々全員の魔法は発動していません」
「怪我人の治療をしよう……ジラ、トゥナーさん、ギーギス、フォン、フェシェスタさんは先に戦場に向かうと良い、バイクを貸す転移札も」
「俺も行く…魔人連れて帰る…シュリごめんなさい」
「俺も、もう嫌だよ、この国…シュリは俺達庇って…」
「……行ってこい、怪我の治療をしたらすぐ向かう」
「シュリ…そうだな、行って連れてこい」
千眼が無数の蝶を飛ばし、外神も銃を壁を貫通させ街に向かって飛んで行く、崇幸指名した5名にイザラとイデアが加わり、回復札を遣い身体を治しているシュリが後押しし向かう事になった。
「行って来る」
「ああ、俺達は此処で待っているよ」
「ん、飯作って待つ」
「僕は爆破魔法解除したらそちらに」
「私も…」
ジラが転移札を発動させる、崇幸と懐記が見送り外神と千眼は向かう事を約束し戦地へと向かった。
「また1人いったな」
「この数日苦しんでしたからな」
「楽にしてやれたらよかったけど…流石に、奪うのは敵の命だけにしたい」
戦場の最前線、また1人と仲間が逝ってしまった、何時再び体制を整え《ガンネ国》が攻めて来るかも分からない、攻めて来たとてもう向かい打つ兵力も、逃げる力も無い、ここにいる兵はおよそ数十名、まともに動ける者は十数名程だ。
「此処は命が軽い…俺の命も軽い…逝ってしまった奴らは還って来ないんだ、飯にしよう」
「そうだなーもうそれしか楽しみがねぇな」
「ああ」
ナギが仲間の死体を火魔法で焼いて昇る煙を見送る、深く深呼吸を行い笑みを浮かべて切り替え食事の準備を始める、仲間達も頷き採った野草や解体した動物達を食べる事にした。
「きゃあ!何をするのです、ワタクシは只様子を診ようと」
「うるさい、入ってくるな。戦の再開はいつだ」
「お、お父様に聞かないと…」
「聞いて来い、はやく始めろと」
「っ…」
《ガンネ国》の王城、顔に傷を負った少年の様子を見ようと、煌びやかなドレスに身を包んだ品の見るからに高貴な身分の少女が1人で部屋に入り振り払われ冷たく少年にあしらわれ涙ぐみながら部屋を後にする、王からの差し金だ魔人に王女を差し出し婚姻関係を結ばせようと浅い考えと傷の痛みに感情の制御が出来ない。
魔人は戦場を好む、嫌いな避けて通りたい魔人もいる《アタラクシア》は何時だってつまらない小競り合いばかりをしている、魔人には適度に良い発散の場として使われる。
「魔人でも魔王でもない…」
少年は怨嗟を込めながら何度も、何度も言葉にする。
「父上…」
「あの国綺麗に壊したらナギくん帰ってくるかなー」
『拒絶しても戻しますよ』
「そうだねー遊びたいなーナギくんと迷宮にいる兄様ともー」
『……仕置には丁度良いですね』
「こっちの兄様怒っているよー」
『放っておきなさい、出来る事は少ないのですから』
「はぁい」
遙か上空で見下ろす少年、心底楽しそうにくすくすと可愛らしい笑みを浮かべ、スマートフォンの様な物に話掛ける、通話相手は陰気臭い声の持ち主だった…。
0
あなたにおすすめの小説
私を裏切った夫が、後悔しているようですが知りません
藤原遊
恋愛
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は
愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。
夫が愛人を持つことも、
その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。
けれど――
跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。
その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。
私は悟ったのだ。
この家では、息子を守れないと。
元々、実家との間には
「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。
ならば話は簡単だ。
役目を終えた私は、離縁を選ぶ。
息子と共に、この家を去るだけ。
後悔しているようですが――
もう、私の知るところではありません。
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
婚約者チェンジ? 義理の妹は公爵令嬢の地位もチェンジされました』 ~三日で破談、家ごと褫奪の末路です~
ふわふわ
恋愛
「お姉様の婚約者、私がいただきますわ。だって“公爵令嬢”ですもの」
義理の妹コンキュはそう言って、王太子との婚約を奪いました。
父はそれを容認し、私は静かに受け入れます。
けれど――
公爵令嬢とは“地位”ではなく、“責任”の継承者。
王宮で礼儀も実務も拒み、「未来の王太子妃」を名乗った義妹は、わずか三日で婚約破棄。
さらに王家への不敬と統治能力の欠如が問題視され、父の監督責任が問われます。
そして下されたのは――家ごとの褫奪。
一方で私は、領地を守り、帳簿を整え、静かに家を支え続ける。
欲しがったのは肩書。
継いだのは責任。
正統は叫びません。
ただ、残るだけ。
これは、婚約を奪われた公爵令嬢が
“本当に継がれるべきもの”を証明する物語。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる