あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ

第0121話 薬師×第0121話 《バーススカ集合国》編 増殖みちみち/第0121話 《アンツクイア》編 第伍拾弐幕 二重反撃(ダブルカウン

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第0121話 薬師
「うう…店主が戻ったらなんて言われるか…」
「あの人も金を儲ける事しか考えてないですからね」
商業ギルドのマスターであり《ボンガン商会》の副支配人であるテベサと《ボンガン商会》の雇われ薬師のケソルが並んで向かう先、身寄りのない子ども達が住む店兼家、そこでテベサは崇幸達にとある相談をするつもりだった。
「テベサさん、本気ですか?支配人が留守中に勝手な事をして」
「仕方がないんです、薬草も集まらない薬師も1人、風邪が流行している中で私は商業ギルドのマスターでもありますから、決断しなければならないんです」
「支配人が仕入れに出て30日…何か貴重な物を手に入れて来ると言ってから消息不明ですからね…」
「最悪な事も考えておきましょう」
そう会話をしているとちょうど何処からか戻って来た崇幸達と入り口で会い、ケソルを紹介した後家に招かれ中に入った。

「うま!おいしい!なにこれ!この栄養ドリンク?も瓶もすごい…」
「コホン…それでお願いがありまして…こちらのケソルをうちの支配人が戻るまでそちらで預かっては頂けないでしょうか、彼がいれば薬もここで売る事が出来ます。もう彼1人ではこの街の住民の薬を賄う事が出来ませんから」
招かれ中に入り出された栄養ドリンクと飴を食べるととても自分の腕で作れるような代物ではないと落ち込みつつ、香りや何が使われているかしげしげと眺め隣でテベサが咳ばらいをして大河達にケソルを頼む。
「それは構わないが、そちらは良いのか?彼は薬師だろう?商会の売り上げに響くと思うが?」
「薬草が無ければ薬も作れませんし、あの店に彼だけを置いておくのは危険だと判断しました。支配人が船で仕入れに出てから戻らないんです、彼が不在の間は私が《ボンガン商会》の支配人代理ですから」
「船…行方不明…もしかしたら」
「そう…かもね…」
「そうだな」
テベサの言葉に崇幸と大河と詠斗が互いに顔を見合わせ、崇幸が蟲に苗床になった船の話を彼らの支配人が乗った船では無い事を願いながら詳細を話した…。

第0121話 《バーススカ集合国》編 増殖みちみち
「ぎゅうぎゅうだな」
「みちみちだな」
「彼らは狭くないのか?」
「すげーな写真撮っておくろっと」
「よくこの中崩れませんね」
「……どうするんですか?これ」
ダンジョンの中、もはや隙間すらない異界生物達で埋め尽くされた眼前、フィズとファラルシェスとカトゥーシュカはその光景に結界の中から感想を言い、チカはスマートフォンで写真と動画を撮りタナトスは洞窟のような暗い周囲を見渡しメンルェトは呆れ、オイフェとバイエノは目を閉じ頭を抱え景色を見ない様にしている。
「…時間停止スキル持ちはいないですか?」
「貴方達が持って無ければないでしょう」
「時間停止使ってどうすんだよ、いねーぞ」
「彼らの行動を停止しい1匹ずつ解体して魔石を出します」
タナトスの提案にメンルェトは首を振りチカがどうするのかと尋ねれば、この途方もない数を捌くと言うタナトスに遠い目をした。
「げーほかの案だせ、ほか」
「自爆魔法を使いましょう」
「それでも彼らは残る可能性もありますよ」
「喰うか」
「ああ」
チカが言えば今度はメンルェトが自爆魔法と言うのでタナトスが確実ではないと言い切り、フィズとファラルシェスは何故か喰う気満々で異界生物を見ている。
『おまたせぇ、今外神ちゃん達から1つ良い提案をもらったわぁ』
繋がった識からの連絡、オイフェとバイエノの表情は明るい、捌くのも自爆も喰うのも御免だと識からの天啓がまっとうな物である事を願った…。

第0121話 《アンツクイア》編 第伍拾弐幕 二重反撃(ダブルカウンター) 
「封印も良いけど俺のスキルはどうかな?要は耐性が出来ないように相手を殺せば済む話しならね」
「佳月っちなんか良いアイデアでもあるわけ?」
「だがここから《アタラクシア》にスキルを運ぶのは至難だな」
「出来ないわけじゃない、協力が必要だけど」
『では貴方の案を聞かせて下さい』
酒を飲む佳月から懐記とイシュターも酒を注いで貰い神々が意見を乞う、佳月はグラスの酒を飲み干す。
「俺のスキルの1つが二重反撃(ダブルカウンター)相手から受けた攻撃を2倍にして返すスキル、これは対象者が消失してもきっかり攻撃を2倍分消化する迄続くから広範囲を破壊するけど、確実に仕留められる。自分で放った攻撃を倍返しされるから」
『……なるほど』
『随分恐ろしいスキルじゃな、ふむそれが確実か』
『手を貸してくれますか?』
「構わないよ、異界渡りを外神君に発動して貰ってそっちで調整して《アタラクシア》まで届くようにすれば」
神々と《アユズラーグ》の神も手を貸す、佳月の案は可能と言えば可能だが調整や威力、結界を張っているタナトス達を巻き込まないように調整する必要がある。
『試しに水魔法を撃ってみます、スキルを発動させて下さい。外神様念の為結界を』
「分かりました」
「いつでもどうぞ」
ガイドが威力の確認をすると言い佳月は座ったまま頷く、外神は周囲に結界を張り全員少しその場から離れた。
『水魔法発動』
ガイドが水球を勢いを付けて佳月に向けて放つ、佳月は身構えもせず体に直撃する寸前で水球が激しき回転し勢いと質量を倍にしガイドへと返っていく。
『も』
「すごいね、もちゃくん。よく止めた」
『二重ではないと思います、私の体に穴が開きますよ』
「一応そういう名のスキル」
もちゃがガイドの前に立ち水球を呑み込む、佳月は感嘆しガイドはやや呆れた声を出した。
『……数分時間を貰います』
「もちゃさんが食べなければこの場所の半分が消失していました」
「昔はもっと威力が弱かった筈なんだけどステータス破壊で制御ができないのかも」
外神が結界を解き、佳月は何でもないように追加の酒瓶を収納から出して飲み、神々からの返事を待つ事にした…。



あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×Play With Fate ~砂上の世界にて~
Place:14 旅の友
「んー寝たーおはよう」
のそりとベッドから起き出し外へ出れば動物達の朝食が始まっている、また見知らぬ動物が増えているが今に始まった話しではないので気にせず昨日の残りのスープとクラッカーを出し、水をコップに入れておく。
「はい、水」
砂漠に埋もれている為、水場は少ない幾つか水球を作り動物達もそれを飲む。
収納空間から拾った風呂や小さなプールのような物を出して水を張っておけば自由に彼らは飲んだり水浴びをしたりするだろう、一緒に旅をするが生活は別、共同ではなく共生生活な気もするが独りよりかは遥かに良い。
「みんながいるから寂しくないね」
そういうと動物達はこちらを見て頷く、彼らもそうなのだろう言葉が通じるのが不思議だが嬉しい物だ。
「ごちそうさま、さ、今日も見て回ろう。今日はどっちに行こうか」
食事を終え笑みを浮かべ歩き出す、何処へでも行けるのが楽しい。
この世界は謎が多い、分からない事が多すぎるけれど先は長い、だからどこまでも進む楽しむと決めていた…。



あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×I don't know that feeling~怪物は己を知らない~へ続く…
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