7 / 37
7話
しおりを挟む
手紙を書いた後、物凄い早さで領地から祖父母が来た。
先ぶれもなく王都邸に来たと思ったら、真っ直ぐ執務室に居た父を祖父が引っ掴んで庭にぶん投げた
そう、投げたの。
まじまじと、祖父を見れば筋骨隆々でした。
どこぞの世紀末覇王みたいと思ったわたし
土まみれの父は、庭にて今回の件を一生懸命言い訳をしてたけど、祖父の拳の前では無力だった。
祖母は、父を虫ケラのようにみて一言
「誤解される奴が悪いわ」
と、腕を組み仁王立ちで祖父の隣に立っていた。
美魔女みたいな容姿なのに、じつに漢らしい佇まいでした。
まぁ、息も絶え絶えな父の言い分として外で会っていた女性は、元同級生で母との関係を修復したく相談していただけと。
勿論、疾しい関係でもなく会っていた女性の旦那さんも仕事終わりに後からいつも合流して相談していたんだって。
先に女性と会っていたのは、アクセサリーなどのデザインを打ち合わせていたらしい。
祖父による強烈な鉄拳制裁の後
祖母が監視する中で、顔がぼこぼこの父より今世まだ7歳娘のわたしに、土下座で今回の件と今までの環境などについて謝罪された。
さすがに、以前の記憶が無くてもラーラから聞いていたので謝罪は受けた。
ぼこぼこの顔、めちゃくちゃ怖かったよ。
父の件が終わった翌日、母への対応が始まった。
父の制裁後、直ぐに男爵家へ先ぶれは出していたみたい
当日は、実家のネット男爵家から祖父母を恐れて部屋から出てこない母。
その行動を分かっていたのか祖父母は、迷わず男爵家へ乗り込んで行った。
祖母が部屋の前で、室内に居る母へ向かって疾しいことがないなら隠れる必要なんて無いのだから、子爵家に帰ってきなさいと言って来たみたい。
籠城中の母への説得?後、ネット男爵家の応接室にて母の両親(母方の祖父母)と母の兄(伯父さん)と父方の祖父母と父とわたしで話し合い。
その話し合いで、覇王様と美魔女が母について幾つかバサバサと書類を出した。
男爵家の皆さんが書類を読んでいる‥
しかし大事な話し合いに、何故子供のわたしが同席しているのか疑問だったけど、とても言い出せる様な空気じゃない。
前世、空気の読める日本人にはこの禍々しい空気を打破できる策はない。
そんな思考に落ちていたわたしだったけど、男爵家の皆さんが祖父へ書類の真偽を説いていた。
そう何やら祖父母は、わたしが手紙を出して僅かの間に母がしでかしたであろう情報を掴んでいた。
えぇ~なにそれ怖い!子爵家って、下級貴族だよね?
わたしが、恐怖に慄いている間にも母のやらかしが暴かれていく
男爵家の皆さんも、わたしと同様に戦慄していたよ。
イメージ 祖父母
先ぶれもなく王都邸に来たと思ったら、真っ直ぐ執務室に居た父を祖父が引っ掴んで庭にぶん投げた
そう、投げたの。
まじまじと、祖父を見れば筋骨隆々でした。
どこぞの世紀末覇王みたいと思ったわたし
土まみれの父は、庭にて今回の件を一生懸命言い訳をしてたけど、祖父の拳の前では無力だった。
祖母は、父を虫ケラのようにみて一言
「誤解される奴が悪いわ」
と、腕を組み仁王立ちで祖父の隣に立っていた。
美魔女みたいな容姿なのに、じつに漢らしい佇まいでした。
まぁ、息も絶え絶えな父の言い分として外で会っていた女性は、元同級生で母との関係を修復したく相談していただけと。
勿論、疾しい関係でもなく会っていた女性の旦那さんも仕事終わりに後からいつも合流して相談していたんだって。
先に女性と会っていたのは、アクセサリーなどのデザインを打ち合わせていたらしい。
祖父による強烈な鉄拳制裁の後
祖母が監視する中で、顔がぼこぼこの父より今世まだ7歳娘のわたしに、土下座で今回の件と今までの環境などについて謝罪された。
さすがに、以前の記憶が無くてもラーラから聞いていたので謝罪は受けた。
ぼこぼこの顔、めちゃくちゃ怖かったよ。
父の件が終わった翌日、母への対応が始まった。
父の制裁後、直ぐに男爵家へ先ぶれは出していたみたい
当日は、実家のネット男爵家から祖父母を恐れて部屋から出てこない母。
その行動を分かっていたのか祖父母は、迷わず男爵家へ乗り込んで行った。
祖母が部屋の前で、室内に居る母へ向かって疾しいことがないなら隠れる必要なんて無いのだから、子爵家に帰ってきなさいと言って来たみたい。
籠城中の母への説得?後、ネット男爵家の応接室にて母の両親(母方の祖父母)と母の兄(伯父さん)と父方の祖父母と父とわたしで話し合い。
その話し合いで、覇王様と美魔女が母について幾つかバサバサと書類を出した。
男爵家の皆さんが書類を読んでいる‥
しかし大事な話し合いに、何故子供のわたしが同席しているのか疑問だったけど、とても言い出せる様な空気じゃない。
前世、空気の読める日本人にはこの禍々しい空気を打破できる策はない。
そんな思考に落ちていたわたしだったけど、男爵家の皆さんが祖父へ書類の真偽を説いていた。
そう何やら祖父母は、わたしが手紙を出して僅かの間に母がしでかしたであろう情報を掴んでいた。
えぇ~なにそれ怖い!子爵家って、下級貴族だよね?
わたしが、恐怖に慄いている間にも母のやらかしが暴かれていく
男爵家の皆さんも、わたしと同様に戦慄していたよ。
イメージ 祖父母
23
あなたにおすすめの小説
転生騎士団長の歩き方
Akila
ファンタジー
【第2章 完 約13万字】&【第1章 完 約12万字】
たまたま運よく掴んだ功績で第7騎士団の団長になってしまった女性騎士のラモン。そんなラモンの中身は地球から転生した『鈴木ゆり』だった。女神様に転生するに当たってギフトを授かったのだが、これがとっても役立った。ありがとう女神さま! と言う訳で、小娘団長が汗臭い騎士団をどうにか立て直す為、ドーン副団長や団員達とキレイにしたり、旨〜いしたり、キュンキュンしたりするほのぼの物語です。
【第1章 ようこそ第7騎士団へ】 騎士団の中で窓際? 島流し先? と囁かれる第7騎士団を立て直すべく、前世の知識で働き方改革を強行するモラン。 第7は改善されるのか? 副団長のドーンと共にあれこれと毎日大忙しです。
【第2章 王城と私】 第7騎士団での功績が認められて、次は第3騎士団へ行く事になったラモン。勤務地である王城では毎日誰かと何かやらかしてます。第3騎士団には馴染めるかな? って、またまた異動? 果たしてラモンの行き着く先はどこに?
※誤字脱字マジですみません。懲りずに読んで下さい。
ひきこもり娘は前世の記憶を使って転生した世界で気ままな錬金術士として生きてきます!
966
ファンタジー
「錬金術士様だ!この村にも錬金術士様が来たぞ!」
最低ランク錬金術士エリセフィーナは錬金術士の学校、|王立錬金術学園《アカデミー》を卒業した次の日に最果ての村にある|工房《アトリエ》で一人生活することになる、Fランクという最低ランクで錬金術もまだまだ使えない、モンスター相手に戦闘もできないエリナは消えかけている前世の記憶を頼りに知り合いが一人もいない最果ての村で自分の夢『みんなを幸せにしたい』をかなえるために生活をはじめる。
この物語は、最果ての村『グリムホルン』に来てくれた若き錬金術士であるエリセフィーナを村人は一生懸命支えてサポートしていき、Fランクという最低ランクではあるものの、前世の記憶と|王立錬金術学園《アカデミー》で得た知識、離れて暮らす錬金術の師匠や村でできた新たな仲間たちと一緒に便利なアイテムを作ったり、モンスター盗伐の冒険などをしていく。
錬金術士エリセフィーナは日本からの転生者ではあるものの、記憶が消えかかっていることもあり錬金術や現代知識を使ってチート、無双するような物語ではなく、転生した世界で錬金術を使って1から成長し、仲間と冒険して成功したり、失敗したりしながらも楽しくスローライフをする話です。
伯爵令嬢アンマリアのダイエット大作戦
未羊
ファンタジー
気が付くとまん丸と太った少女だった?!
痩せたいのに食事を制限しても運動をしても太っていってしまう。
一体私が何をしたというのよーっ!
驚愕の異世界転生、始まり始まり。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
無能だと思われていた日陰少女は、魔法学校のS級パーティの参謀になって可愛がられる
あきゅう
ファンタジー
魔法がほとんど使えないものの、魔物を狩ることが好きでたまらないモネは、魔物ハンターの資格が取れる魔法学校に入学する。
魔法が得意ではなく、さらに人見知りなせいで友達はできないし、クラスでもなんだか浮いているモネ。
しかし、ある日、魔物に襲われていた先輩を助けたことがきっかけで、モネの隠れた才能が周りの学生や先生たちに知られていくことになる。
小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
