ある平凡な女、転生する

眼鏡から鱗

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10話

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父との別れる際、また泣かれたけど王都邸へ手紙を書くから悲観しないでと言い聞かせ旅だった。

そしてあっという間に、モニター子爵領に到着!

馬車の旅、驚くほどに快適だった。

揺れも然程なかったし、まさかの馬車内で寝起きしたよ。

キャンピングカーみたいで驚きっぱなしだったよ!

今は、自室にとあてがわれている豪華な部屋のソファでゴロゴロしてる。

淑女には程遠い~、今だけしか出来ないからね

そうそう、わたし付きの専属侍女はなんとベテランおばちゃんでラーラの母だった。

名前は、マーサ 50歳パワフルおばちゃん

ラーラは、遅くにできた子だと説明してくれた。

それと、転生して初めて魔法があることを知った

えぇ~早く知りたかったー

なんで、誰も教えてくれなかったの

私の適性を知りたいけど、まだ教会に行けていない。

本来、6歳の誕生日に教会に行って祝福とともに調べるんだけど熱とあの家庭環境で行けなかった。

しかし、初めての領地だから市街地見学の時間があるから、その時教会へ祖父母と一緒に行くことになった

今から、わくわくしてる

まずは、旅の疲れを癒して魔法適性が分かったらわたしの教育をスタートするらしい。

領地に向かっている間に、祖父母と話しをして親交を深めたんだよね。

世紀末覇者様なお祖父様 マクセル・モニター子爵

美魔女最強女王様なお祖母様  セーラ・モニター子爵夫人

なぜ、この2人は子爵位でいるのか不思議だったけど話を聞くと、昔から王様から陞爵してほしいと言われているが、社交が面倒だからこのままでいいと突っぱねていると。

社交は、時間やお金もかかるし貴族間の派閥争いやらが本当に嫌いらしく、過去に一度ブチギレてから貴族間ではモニター子爵家への無理な交流は御法度と暗黙の了解ができたらしい。

わたしとしては、この2人へ何をしてブチギレさせたのか聞きたいところだったけど、詳しい内容は有耶無耶にされてしまった。

まぁ、しつこく聞く事もないし、そのうちに分かればいいけど。

そうだ、モニター子爵家では6歳を過ぎると皆男女問わず剣の稽古を始めるみたい。

女の子は、レイピアを装備する子が多いらしくわたし専用の剣も見繕ってくれる約束してるんだ

ただ、わたしの基礎体力は領地の子より大分低いから、体力作りから始めなきゃいけないみたい。

でも、子供のうちから筋肉バッキバキは成長の阻害になるから気をつけなきゃ

前世、チビの部類に居たからなぁ

今世は、高身長な女性になりたい!

そして、美味しいものやら贅沢したい!
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