ある平凡な女、転生する

眼鏡から鱗

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22話

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晴れて自由の身

初心を忘れず、贅沢三昧希望です

覚醒してから、数年何故か贅沢には程遠い生活がまっていた

けど、学園を卒業して時間が纏まって出来た今

私にも、やっと旅行にいくチャンスが来た!

魔王国への希望は、忘れてないんだから

最近まで勤労少女だったけど、公共事業はみんなで頑張ってきた甲斐もあり今は年単位で予定を組んで私抜きでも出来るようになったんだ

本当に長い時間を費やしたんだから

思い出しただけで、目から汗が出てきそう
















と、感慨深く思っていたのに

王都邸にいる我が父

何故あなたは、こんなタイミングで問題をおこす?

領地で、旅に思いを馳せていた私に何か恨みでもあるんか?





はぁ~






問題の内容も、しょーもないんだけどさ


あれは、30分前


覇王お祖父様より、執務室へ呼び出された

「急に呼び出して悪い、愚息が再婚したいと手紙を寄越してきた」

ん?

サイコン、、、、、さいこん、再婚




えぇー、また結婚すんの?

「懲りてなかったんですね。で、相手はどの様な方なんでしょうか?」

お祖父様、そんな渋い顔しないで嫌な予感しかしないじゃないですか

「あ~、うむ。相手は、、、、、」

と、聞こうとしたら


どっばぁぁぁぁぁぁぁぁ~ん














えっ?



と、扉が吹っ飛んだ


しかし、もっと恐ろしい美魔女王様お祖母が今までにない程の怒気で登場したと思ったら



「ざけんじゃないわよぉぉぉ~!誰が、許すもんですかぁぁぁぁぁ
アンジェの****ピーーがぁぁ」


うぇ~、母カムバック

「あー、えぇっと、元お母様が何故また父と再婚なんて流れになったのですか?
確か、あちらの領地か何処かに行かれたのではなかったでしょうか。」

その言葉に、美魔女王様お祖母が答えてくれた

「私たちが離れてから3年後、あの女は王都の実家から夜な夜な抜け出しては、忌々しいことに今まで愚息へ擦り寄ってたのよ。
しかも、子供も出来たとか書いてあったわ~」

父、、、

いや、オヤジなにしとんねん

女見る目無し、ポンコツ過ぎ

もはや、呆れるしかできない

「はぁ~、そうでしたか。で、お祖母様はこの通り大反対ですが、お祖父様はどうされるんですか?」


「うむ、セーラの言う通り反対だな。跡取りは既に、マーガレットに決まっている。愚息には、そんなにあの女と再婚したければ貴族籍抜くぞと伝えれば良かろう。愚息なら、平民でもやっていけるだろう。」

なんとも、ダークなお顔ですこと

「まぁ、は着いてくるか知らんがな。」

おっ、これは何かある?

「元お母様は、お父様とそこまで添い遂げる気はないということですか?」

お祖母様がまた吠えた

「あの女は、実家には居るけど最低限の面倒しかみられていないの。自分の自由に出来る金銭がない状態で、気に食わないから丁度いいカモを探してたのよ。」

般若な美魔女王様お祖母様が理由を教えてた

まぁ、一度は結婚していたし情は残ってたんだオヤジ

「けど、元お母様のお腹には私の妹弟がいるんですよね?こちらに、抗議をするのではないかと思いますが?」

流石に、突撃は怖くて出来ないと思う

「そんな心配は要らん。前々より彼奴らの動向は把握しておる。しかもあの女は、愚息の子は身籠もっていない。
ワシらの情報網で、既に相手も判明しておる。手紙が来た時は、馬鹿だ馬鹿だと思っていた愚息が余りにも哀れでな。だから貴族じゃなかったら、もっと楽に暮らせるじゃないかとな。」

あの渋い顔は、そう言うことだったんだ

しかし、オヤジやることやってるからこそ疑いもせず騙されたんだね

「頭が痛くなりますね。お父様、これからどうするんですかね」

「さぁ、ワシにもわからん。」

お祖父様、あれだけしんみりしてたのに

切り替え早っ!
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