ある平凡な女、転生する

21話

はい。

毎度お馴染み、キレた人が通りま～す

例により～あれから、ローラ先生は実家へ速やかに返還され、領地の隅にある村で平民として監視付き生活を送ることが決定

勿論、伯爵家にも賢者様・侯爵家・我が子爵家より分厚い抗議文を、我が祖父が代表して伯爵本人と面会・手渡ししました

手渡された伯爵様は、顔が青から白になったとか

元ローラ先生の婚約者様も、直ぐに婚約白紙をして別の女性と結婚したらしい

元々、相性が合わなくて(あの性格だから)タイミングをみて白紙にするつもりだったみたい

私は、あの後オネェ公爵司書様より爆笑をいただきつつ、その場で学園長直々に手続きをしてもらい無事飛び級制度を申請受理まで済みました

飛び級制度復活第一号です

今までの話が一週間前位で

飛び級試験日は、昨日でした

早過ぎませんかね？

心の準備‥‥‥頑張りました

あんな巻き込まれ案件後に、メンタルへろへろなところに試験が直ぐ待っているとか予想外だったなぁ～

そして、今からまた職員室へ行き合否を聞きに行く途中です

この結果を聞きに行くって、前世でもドキドキし過ぎて胃酸が上がってくるんじゃないかってくらい、気持ち悪いんだよね

うっぷ

あ゛ぁ、気持ち悪っ








「失礼します」

扉を開けたら、学園長や先生方が待ってましたとばかりに一斉にこちらを見て来た

えぇ～、なにこれ怖すぎるんだけど

内心、ビクビクしていたら学園長がこちらに来てくれた

「おめでとうマーガレット・ワイヤードさん、驚かせたね。
しかし、教員皆が君の制度合格を祝いたいと集まった結果なんだ。」

あれまぁー、久々の制度利用合格者だから先生達も喜んでくれてるのかな？

いや、元担任へキレた生徒の結果に皆さん興味津々だっただけかも

ちらほら、あちらこちらより聞こえてくる

「おめでとう！あの時は、スカッとしたよ！」

「おめでとう、そしてお疲れ様！」

「よくやったな、おめでとう」

などなど

得点について、ギリギリでは無かったけどそこそこの点は取れていたらしい

まぁ、私にしては良くやったと自分で自分を褒めたい気持ち