227 / 256
接待と再会と落としどころ
しおりを挟む
大坂の城――大坂城と名付けられる予定だ――は多くの人夫によって急速に建てられている。焼失してしまった安土城よりも巨大に築くと秀吉は笑っていた。
難攻不落だった石山本願寺の跡地に建てられるんだ。かなり強固な守りとなるだろうし、大きければ大きいほど他国の使者は圧倒される。城とは戦のためや民を治めるためだけではなく、外交にも役立つのだ。
そんな最中、徳川家から使者が来た。予想通り石川数正殿だった。石川殿は緊張や不安を表に出さなかったが内心は動揺しているはずだった。何故なら大坂の屋敷に招かれた彼の目の前には見たことのないであろう料理や酒、そして接待のための美女たちが居たからだ。贅を極めたおもてなしを受けているのだ。
「石川殿。どんどん飲んで食べてください」
僕も接待に参加していた。石川殿の杯に酒を注ぎ、僕自身も飲んでいた。
「……雨竜殿は酒が強いのだな。先ほどからけろりとした顔で飲んでいる」
「うん? ああ、まあ強いほうですね」
「それで、羽柴殿は?」
秀吉はまだこの場には来ていない。なるべく酒を飲ませて楽しませて判断力を低下させてから話し合いを行なう予定だった。もし最初からこの場に居たら頑固な三河者である石川殿は酒も食事もせずに話し合いを行なおうとするだろう。
「もうすぐ来ますよ。今、毛利家の対応に追われていましてね。石川殿を待たせることになって申し訳ないと思っています。このもてなしは誠意だと思っていただきたい」
「……別段、待つことに不快な気持ちはない」
酒をぐびっと飲み干し、石川殿は無感情に答えた。
ううむ。なかなか手強いな。ここまでの接待を受けても動揺を見せないとは。
しばらくして秀吉がやってきた。豪華で奢侈な衣装を身に纏い「よう来たな! 石川殿!」と彼の手を取った。
「長篠以来だ。元気そうで何より! ささ、くつろいでくだされ」
「そういうわけには――」
「うむ? あまり飲んでおらぬようだな。わしが注ごう」
「いや、もう結構――」
「何を言うか! わしの酌をどうか受けてくだされ」
石川殿を制しながら自分に思うままに事を運ぶ秀吉。
完全に主導権は秀吉が握っていた。
「羽柴殿。一つお聞きしたい」
多少酔ってはいるが、しっかりとした口調で石川殿が訊ねた。
膝を交えながら飲んでいる秀吉は「何かな?」とにこやかに応じる。
「どうして、主家である織田家の信孝殿を――自害に追い込んだのですか?」
先月のことである。信雄さまに預けられた信孝さまは自害なされたのだ。
そうなるように仕組んだのは僕たち羽柴家だったけど、まさか馬鹿正直に信雄さまが信孝さまに自害を強要するとは思わなかった。信雄さまは自分の立場が悪くなるとは思わないのだろうか?
そのことを聞いて、秀吉は悲しみの表情を見せた。
「わしも胸が痛む……ご兄弟の仲が悪いとはいえ、まさかそのようなことをするとは……」
世間から見れば殺したのは信雄さまと秀吉である。だが人は真実を知りたがる。当人の口から漏れた本音らしきものを信じたくなる。秀吉は大した役者だった。一瞬とはいえ本当に信孝さまを哀れんでいた。
「そ、そうですか……」
石川殿は秀吉の心に触れたと錯覚してしまったようだ。驚きというかここで初めて動揺を見せた。
「自害されたと言えば……いや、これは言えぬな」
「……なんですかな?」
石川殿が訝しげに秀吉が言いかけたことを指摘する。
秀吉は美女たちや小姓に下がるように命じた。場には僕を含めた三人だけとなる。
「あまりお気を悪くなさらないようにしていただきたい。わしは――信康殿と瀬名殿のことを耳にした」
その二人の名を聞いた石川殿は赤かった顔を真っ青にした。
どうやら石川殿の急所というか心の弱いところらしい。
「石川殿は信康殿の後見をしていたらしいな」
「……そのとおりです」
「さぞかしつらかったであろう」
石川殿は「殿が命じたことに意見など申せませぬ」と俯いた。
「徳川殿はよほど厳しいのだな」
「そうでなければ、五カ国の領主になれませんでした」
「しかし自分の息子を殺すのは、些か厳しいとは思わぬか?」
踏みこんだ秀吉に石川殿は「……殿を非難するおつもりか?」と厳しい目を向ける。
「いや。わしには子どもがあまり居らぬからな。大切な我が子を殺すなどできぬと思った」
「…………」
「石川殿。わしは本音で話しておる。おぬしも本音を語られよ」
もしも、初めに接待を受けなければ、石川殿は内心憤りを覚えつつ濁しただろう。
だが酒が入り秀吉の誠意ある行為を目の当たりしてしまったら――
「……若さまには我が子以上の思いがあった」
目に涙を滲ませながら、石川殿は語り出した。
「後見人だからではない。徳川家の後継者に相応しく、理性的でおおらかで、清濁を飲み込める素晴らしいお方だった。息子以上に若さまを大切に思っていた」
誰にも語れなかったのだろう。信康殿への思いが泉のように溢れ出ていた。
「あの方が亡くなったとき、心が磨り減った気がした」
「……石川殿」
秀吉はそっと手を石川殿の肩に置いた。
「おぬしの気持ち、信康殿に伝わったと思うぞ」
「……下手な慰めはよしてくだされ」
「……そうであろう? 信康殿」
そのとき、隣の部屋の襖が開いた。
「あ、ああ、ああああ……」
石川殿の口から、驚きと戸惑いの声が出てきた。
「久しいな、数正」
開かれた襖から出てきたのは、徳川信康その人だった。
いや、今は世良田二郎三郎と名乗っている。
「どうして……何故、生きて……」
石川殿は世良田さんに近づいて、触れるか触れないかの距離に居た。
「お、俺は、若さまを……」
「数正。私は生きてるよ」
石川殿は膝をついて、その場で泣き崩れてしまった。
「すみませぬ、若さま! 俺は、あなたを助けられなかった! 助命を嘆願したが、救えなかった!」
「分かっているよ」
「俺は無力だった!」
石川殿の叫びに世良田さんは「恨んではいないよ」と彼の背中をさすった。
「雲之介殿が助けてくれたのだ。今は元気にやっている」
「うう、うううう……」
「今まで苦しんでいたのだな。しかし私は死んだことになっていたので、便りは出せんかった。すまぬな」
酒が入っているせいか、感動の再会に思わず僕も涙してしまった。
世良田さんを助けて本当に良かったと思った。
しばらく泣いた石川殿は世良田さんに事情を聞いた。生きていることを知っているのは本多さんたち三人であること。考えを出してくれたのは僕であること。今は雑賀衆で元気にやっていること。
二人が語り合っているのを僕と秀吉は眺めていた。
「感謝いたします。羽柴殿、雨竜殿」
涙を拭った石川殿は平伏して僕たちに礼を述べた。
「特に雨竜殿には返しきれぬ恩を受けた」
「いえ。そんなに恩に思わなくても――」
そう言いかけたのを秀吉は手で制した。
「恩に思っているのであれば……そうだな、わしに協力してくれぬか?」
秀吉の言葉に石川殿は「協力の度合いによる」と慎重に答えた。流石に徳川家家老である。
「徳川家を滅ぼす手立てをしろというのはなしだ」
「わしが望んでいるのは、徳川家を滅ぼすことではない。従ってくれればそれで良いのだ」
石川殿は「俺に裏切り者になれとでも言うのか?」と言う。
「わしが考える落としどころを、おぬしが受け入れてくれれば、裏切る必要はない。もちろん、滅ぼすこともない」
「なんですか? その落としどころは」
秀吉は「雲之介から信康殿が生きていると聞いて、思いついたことがある」と自信たっぷりに言う。
「信康殿。徳川家を継ぐつもりはないか?」
「うん? どういう意味ですか?」
秀吉の問いに信康殿は戸惑う顔を見せた。
「言葉どおりだ。家康殿を隠居させて、信康殿を徳川家当主にする」
とんでもない言葉に僕も石川殿も世良田さんも驚く。
「代わりに羽柴家に従属してもらう。それが条件だ」
難攻不落だった石山本願寺の跡地に建てられるんだ。かなり強固な守りとなるだろうし、大きければ大きいほど他国の使者は圧倒される。城とは戦のためや民を治めるためだけではなく、外交にも役立つのだ。
そんな最中、徳川家から使者が来た。予想通り石川数正殿だった。石川殿は緊張や不安を表に出さなかったが内心は動揺しているはずだった。何故なら大坂の屋敷に招かれた彼の目の前には見たことのないであろう料理や酒、そして接待のための美女たちが居たからだ。贅を極めたおもてなしを受けているのだ。
「石川殿。どんどん飲んで食べてください」
僕も接待に参加していた。石川殿の杯に酒を注ぎ、僕自身も飲んでいた。
「……雨竜殿は酒が強いのだな。先ほどからけろりとした顔で飲んでいる」
「うん? ああ、まあ強いほうですね」
「それで、羽柴殿は?」
秀吉はまだこの場には来ていない。なるべく酒を飲ませて楽しませて判断力を低下させてから話し合いを行なう予定だった。もし最初からこの場に居たら頑固な三河者である石川殿は酒も食事もせずに話し合いを行なおうとするだろう。
「もうすぐ来ますよ。今、毛利家の対応に追われていましてね。石川殿を待たせることになって申し訳ないと思っています。このもてなしは誠意だと思っていただきたい」
「……別段、待つことに不快な気持ちはない」
酒をぐびっと飲み干し、石川殿は無感情に答えた。
ううむ。なかなか手強いな。ここまでの接待を受けても動揺を見せないとは。
しばらくして秀吉がやってきた。豪華で奢侈な衣装を身に纏い「よう来たな! 石川殿!」と彼の手を取った。
「長篠以来だ。元気そうで何より! ささ、くつろいでくだされ」
「そういうわけには――」
「うむ? あまり飲んでおらぬようだな。わしが注ごう」
「いや、もう結構――」
「何を言うか! わしの酌をどうか受けてくだされ」
石川殿を制しながら自分に思うままに事を運ぶ秀吉。
完全に主導権は秀吉が握っていた。
「羽柴殿。一つお聞きしたい」
多少酔ってはいるが、しっかりとした口調で石川殿が訊ねた。
膝を交えながら飲んでいる秀吉は「何かな?」とにこやかに応じる。
「どうして、主家である織田家の信孝殿を――自害に追い込んだのですか?」
先月のことである。信雄さまに預けられた信孝さまは自害なされたのだ。
そうなるように仕組んだのは僕たち羽柴家だったけど、まさか馬鹿正直に信雄さまが信孝さまに自害を強要するとは思わなかった。信雄さまは自分の立場が悪くなるとは思わないのだろうか?
そのことを聞いて、秀吉は悲しみの表情を見せた。
「わしも胸が痛む……ご兄弟の仲が悪いとはいえ、まさかそのようなことをするとは……」
世間から見れば殺したのは信雄さまと秀吉である。だが人は真実を知りたがる。当人の口から漏れた本音らしきものを信じたくなる。秀吉は大した役者だった。一瞬とはいえ本当に信孝さまを哀れんでいた。
「そ、そうですか……」
石川殿は秀吉の心に触れたと錯覚してしまったようだ。驚きというかここで初めて動揺を見せた。
「自害されたと言えば……いや、これは言えぬな」
「……なんですかな?」
石川殿が訝しげに秀吉が言いかけたことを指摘する。
秀吉は美女たちや小姓に下がるように命じた。場には僕を含めた三人だけとなる。
「あまりお気を悪くなさらないようにしていただきたい。わしは――信康殿と瀬名殿のことを耳にした」
その二人の名を聞いた石川殿は赤かった顔を真っ青にした。
どうやら石川殿の急所というか心の弱いところらしい。
「石川殿は信康殿の後見をしていたらしいな」
「……そのとおりです」
「さぞかしつらかったであろう」
石川殿は「殿が命じたことに意見など申せませぬ」と俯いた。
「徳川殿はよほど厳しいのだな」
「そうでなければ、五カ国の領主になれませんでした」
「しかし自分の息子を殺すのは、些か厳しいとは思わぬか?」
踏みこんだ秀吉に石川殿は「……殿を非難するおつもりか?」と厳しい目を向ける。
「いや。わしには子どもがあまり居らぬからな。大切な我が子を殺すなどできぬと思った」
「…………」
「石川殿。わしは本音で話しておる。おぬしも本音を語られよ」
もしも、初めに接待を受けなければ、石川殿は内心憤りを覚えつつ濁しただろう。
だが酒が入り秀吉の誠意ある行為を目の当たりしてしまったら――
「……若さまには我が子以上の思いがあった」
目に涙を滲ませながら、石川殿は語り出した。
「後見人だからではない。徳川家の後継者に相応しく、理性的でおおらかで、清濁を飲み込める素晴らしいお方だった。息子以上に若さまを大切に思っていた」
誰にも語れなかったのだろう。信康殿への思いが泉のように溢れ出ていた。
「あの方が亡くなったとき、心が磨り減った気がした」
「……石川殿」
秀吉はそっと手を石川殿の肩に置いた。
「おぬしの気持ち、信康殿に伝わったと思うぞ」
「……下手な慰めはよしてくだされ」
「……そうであろう? 信康殿」
そのとき、隣の部屋の襖が開いた。
「あ、ああ、ああああ……」
石川殿の口から、驚きと戸惑いの声が出てきた。
「久しいな、数正」
開かれた襖から出てきたのは、徳川信康その人だった。
いや、今は世良田二郎三郎と名乗っている。
「どうして……何故、生きて……」
石川殿は世良田さんに近づいて、触れるか触れないかの距離に居た。
「お、俺は、若さまを……」
「数正。私は生きてるよ」
石川殿は膝をついて、その場で泣き崩れてしまった。
「すみませぬ、若さま! 俺は、あなたを助けられなかった! 助命を嘆願したが、救えなかった!」
「分かっているよ」
「俺は無力だった!」
石川殿の叫びに世良田さんは「恨んではいないよ」と彼の背中をさすった。
「雲之介殿が助けてくれたのだ。今は元気にやっている」
「うう、うううう……」
「今まで苦しんでいたのだな。しかし私は死んだことになっていたので、便りは出せんかった。すまぬな」
酒が入っているせいか、感動の再会に思わず僕も涙してしまった。
世良田さんを助けて本当に良かったと思った。
しばらく泣いた石川殿は世良田さんに事情を聞いた。生きていることを知っているのは本多さんたち三人であること。考えを出してくれたのは僕であること。今は雑賀衆で元気にやっていること。
二人が語り合っているのを僕と秀吉は眺めていた。
「感謝いたします。羽柴殿、雨竜殿」
涙を拭った石川殿は平伏して僕たちに礼を述べた。
「特に雨竜殿には返しきれぬ恩を受けた」
「いえ。そんなに恩に思わなくても――」
そう言いかけたのを秀吉は手で制した。
「恩に思っているのであれば……そうだな、わしに協力してくれぬか?」
秀吉の言葉に石川殿は「協力の度合いによる」と慎重に答えた。流石に徳川家家老である。
「徳川家を滅ぼす手立てをしろというのはなしだ」
「わしが望んでいるのは、徳川家を滅ぼすことではない。従ってくれればそれで良いのだ」
石川殿は「俺に裏切り者になれとでも言うのか?」と言う。
「わしが考える落としどころを、おぬしが受け入れてくれれば、裏切る必要はない。もちろん、滅ぼすこともない」
「なんですか? その落としどころは」
秀吉は「雲之介から信康殿が生きていると聞いて、思いついたことがある」と自信たっぷりに言う。
「信康殿。徳川家を継ぐつもりはないか?」
「うん? どういう意味ですか?」
秀吉の問いに信康殿は戸惑う顔を見せた。
「言葉どおりだ。家康殿を隠居させて、信康殿を徳川家当主にする」
とんでもない言葉に僕も石川殿も世良田さんも驚く。
「代わりに羽柴家に従属してもらう。それが条件だ」
0
あなたにおすすめの小説
幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。
克全
歴史・時代
西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。
幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。
北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。
清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。
色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。
一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。
印旛沼開拓は成功するのか?
蝦夷開拓は成功するのか?
オロシャとは戦争になるのか?
蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか?
それともオロシャになるのか?
西洋帆船は導入されるのか?
幕府は開国に踏み切れるのか?
アイヌとの関係はどうなるのか?
幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
札束艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
生まれついての勝負師。
あるいは、根っからのギャンブラー。
札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。
時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。
そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。
亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。
戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。
マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。
マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。
高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。
科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!
土方歳三ら、西南戦争に参戦す
山家
歴史・時代
榎本艦隊北上せず。
それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。
生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。
また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。
そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。
土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。
そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。
(「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です)
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
改造空母機動艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。
そして、昭和一六年一二月。
日本の前途に暗雲が立ち込める中、祖国防衛のために改造空母艦隊は出撃する。
「瑞鳳」「祥鳳」「龍鳳」が、さらに「千歳」「千代田」「瑞穂」がその数を頼みに太平洋艦隊を迎え撃つ。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる