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ひそやかな祈り
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静まり返った部屋の中で、彩葉が呟くように言った。
「ごめん、俺のせいで」
「違う。さっきのは僕が——」
「さっきのことだけじゃなくて、今までのこと全部。強引に帰省させた上に実家までくっついて来て、挙げ句の果てにこれだもん。全部、俺のせいだよ」
「違うよ。一緒に来てくれたから、僕も家族も楽しい時間が過ごせたし、さっきのことも、いいきっかけになった。彩葉のことも仕事のことも、家族に打ち明けようと思う」
「でも……」
「彩葉だって、僕との関係を和葉さんや梨花さんにきちんと話してくれただろ? 僕も同じことをするだけだよ。ただ、彩葉は僕の家族と会ったばかりだし、同席するのは気まずいだろうから、先に出て駅で待ってて」
智樹は彩葉の手を引いて立ち上がり、部屋を出た。
リビングにいる母と香澄を見つけ、声をかける。
「そろそろ帰るよ。その前に話があるんだけど、いいかな? あと、彩葉は先に出るから」
智樹に続いて、彩葉が口を開く。
「今日は、ありがとうございました。それから……香澄さん、先ほどは申し訳ありませんでした」
頭を下げる彩葉に、香澄が慌てた様子で答える。
「いえ、そんな……私のほうこそ失礼してしまって……あの、千尋の相手をして下さって、本当にありがとうございました。あの子、今お昼寝中で……ご挨拶できずに申し訳ないんですけど、また今度ぜひ、遊んでやって下さい」
母も、頷きながら彩葉に声をかける。
「そうそう、絵本を読んでもらってる時のちーちゃん、凄く楽しそうだったわよね。またぜひ遊びに来て下さいね」
二人の言葉に、彩葉は改めて深々と頭を下げ、別れの挨拶と共に退室した。
見送りをしようと立ち上がりかける母と香澄に向かって、智樹は話し始めた。
「今、付き合っている人がいるんだ」
突然の話に、動きを止めた母が目を瞬く。
それから嬉しそうな顔をして、こう言った。
「あら、そうなの? いつか紹介してもらえるのを楽しみにしてるわね」
「……もう紹介したよ。さっきまで、ここにいた」
「お兄ちゃん、やめて」
香澄が止めに入ろうとしたが、母はで真顔になって智樹を問いただした。
「誰のことを言ってるの? まさか……鈴木さん?」
智樹が頷くと、母は愕然とした表情で
「だって、そんな……どうして……」
と言ったきり、言葉を失ったように智樹の顔を見つめている。
「彩葉とは、真剣に付き合ってる。反対されても別れるつもりはない」
「……鈴木さんのご家族は、このことを知ってるの?」
「彩葉のお兄さんには話した。“すぐには気持ちを整理できないけど、本気で付き合う気があるなら将来のことまで考えてほしい”って言われてる」
「ご両親には?」
「両親はいない。彩葉が高校生の時に亡くなったんだ」
智樹の返答に、母も香澄も押し黙る。
「それから……勤めていた会社が倒産して、今は彩葉の家で住み込みの家政夫をしてる」
さらなる告白に、母が溜め息をつく。
「家政夫って、あんた……」
「家政夫って言っても、家賃と光熱費を支払う代わりに家事を手伝ってるだけだし、報酬はもらわずに食費を免除してもらってる。その他にかかるお金は、今までの貯金と失業保険の給付金でまかなってる」
「そうやって、いつまでも鈴木さんのお世話になるつもりなの?」
「家事の合間に就職活動もしてるよ。今までに応募したところは、書類選考の時点で全滅だったけど……再就職先が見つかるまでは、最後まで諦めずに頑張る」
母は難しい顔をして、再び黙り込んだ。
香澄は先ほどからずっと俯いている。
「いきなりこんな話をして、本当にごめん。再就職先が決まったら、すぐに報告するから。彩葉とのことは、また改めて話をしに来るよ。今度は、父さんもいる時に」
智樹が立ち上がると、母は重い口を開いた。
「今すぐに“はい、そうですか”って受け入れられるような話じゃないけど……鈴木さんのことは少しも悪く思っていないし、断固反対ってわけでもないのよ。ただ、どうしても気持ちが追いつかなくて……」
「うん……本当にごめん。話を聞いてくれてありがとう」
智樹は後ろ髪を引かれるような思いで玄関に向かい、靴を履いた。
扉を開けて外に出ると、香澄が追いかけてきた。
「お兄ちゃん、駅まで送るから車に乗って」
「このあと仕事があるんじゃないのか?」
「まだ時間あるから大丈夫」
香澄はポケットから車のキーを取り出し、ドアを開けて運転席へと乗り込む。
「お兄ちゃんも早く乗って」
智樹が助手席に座ると、香澄は車を出発させた。
信号で停止するたびに、香澄は何か言いたそうに口を開きかけたが、結局は何も言わずに口を閉じてしまう。
智樹の方も何を言えばいいのか分からず、車内にはラジオの音声だけが流れ続けている。
沈黙の数分が過ぎ、香澄が駅前で車を停めた。
「送ってくれてありがとう」
お礼を言って車を降りると、駅前で待っていた彩葉が智樹に気付いて駆け寄ってくる。
香澄は運転席の窓を開けると、彩葉に向かって声をかけた。
「兄のこと、これからもよろしくお願いします」
それから智樹の方に顔を向け、少しだけ笑顔を見せながら
「お兄ちゃん達のこと、私は応援してるからね」
と言って、車を出した。
智樹の隣に彩葉が立ち、二人で遠ざかる車の後ろ姿を見送る。
「家族に会ってくれて、ありがとう」
という智樹の言葉に
「会わせてくれて、ありがとう」
と彩葉が返す。
二人は並んで歩きながら、駅の改札に向かった。
ホームで電車を待つ間、彩葉が予約した宿に電話を入れ、一人部屋から二人部屋へと変更してもらう。
それから電車で長野駅まで行き、宿でチェックインを済ませたあと、近くの居酒屋に出かけた。
飲みながら夕飯を食べ、宿に戻ると交代でシャワーを浴び、それぞれのベッドに入る。
なかなか寝つけずに智樹が寝返りを打っていると、彩葉から声をかけられた。
「眠れないなら、少し話そうよ。そっちに行ってもいい?」
返事をしようとしたが、彩葉と付き合っていることを伝えた時の母の顔が脳裏に浮かび、智樹は答えを躊躇する。
無言でいると、彩葉が謝ってきた。
「ごめん、一人で考えたいことだってあるよね。今のは忘れて。それじゃ、おやすみ」
それを聞いて智樹はすぐに起き上がり、彩葉のベッドの中へ潜り込んだ。
「一人で考えたいことなんてないよ。二人で考えよう」
智樹が言うと、彩葉は智樹の背中に腕を回して抱き寄せた。
「今日は、くっついて寝よう」
そう言われて、智樹は彩葉の胸に顔を押し付けた。
規則正しい鼓動の音が、耳に届く。
安らぎに包まれながら、智樹は眠りの世界へと落ちていった。
翌朝、新幹線に乗って東京へ戻り、鈴木家の自宅へと帰り着くと、和葉が待っていた。
「おかえり」
玄関まで出迎えにきてくれた和葉は、憑き物が落ちたように晴れやかな表情を浮かべている。
自宅を離れ、智樹や彩葉と一旦距離を置くことで、ある程度気持ちを整理できたようだ。
「連絡をもらって驚いたよ。彩葉を連れて智樹君の実家に行ってたんだって? それで……どうだった?」
最後の方は心配そうな声で、和葉が尋ねる。
「母と妹に、彩葉と付き合っていることを話してきました。父は出かけていて会えなかったので、改めてまた話そうと思います」
智樹の話を聞いて、和葉は遠慮がちに質問した。
「そっか……。それで、その……智樹君の妹さんとお母さんからは何か言われた?」
「妹は、僕達のことを応援すると言ってくれました。ただ、母の方は……すぐには受け入れられないみたいです。でもそれは、相手が彩葉だからということじゃなくて、僕自身に対する不安があるからだと思うんです。だから頑張って再就職先を決めて、父がいる時にまた改めて話をしにいくつもりです。それに、たとえ両親に理解してもらえなくても、僕から彩葉と別れるつもりは全く無いので、安心して下さい」
熱弁する智樹を前に、和葉は頬を緩めた。
「二人とも、お疲れ様。よく頑張ったね。今日はもう何にもしなくていいから、のんびり過ごしな。夕飯は出前でもとって、ゆっくりお風呂に浸かって、ぐっすり眠るといいよ。ほら、玄関は寒いから早く中に入って」
和葉の温かな気遣いが、智樹の胸にしみわたっていく。
「ありがとうございます」
お礼を言う智樹の背に、彩葉がそっと手を添えた。
どうかこの幸せが、永遠に続きますように。
智樹は心の中で、ひそやかな祈りを捧げた。
「ごめん、俺のせいで」
「違う。さっきのは僕が——」
「さっきのことだけじゃなくて、今までのこと全部。強引に帰省させた上に実家までくっついて来て、挙げ句の果てにこれだもん。全部、俺のせいだよ」
「違うよ。一緒に来てくれたから、僕も家族も楽しい時間が過ごせたし、さっきのことも、いいきっかけになった。彩葉のことも仕事のことも、家族に打ち明けようと思う」
「でも……」
「彩葉だって、僕との関係を和葉さんや梨花さんにきちんと話してくれただろ? 僕も同じことをするだけだよ。ただ、彩葉は僕の家族と会ったばかりだし、同席するのは気まずいだろうから、先に出て駅で待ってて」
智樹は彩葉の手を引いて立ち上がり、部屋を出た。
リビングにいる母と香澄を見つけ、声をかける。
「そろそろ帰るよ。その前に話があるんだけど、いいかな? あと、彩葉は先に出るから」
智樹に続いて、彩葉が口を開く。
「今日は、ありがとうございました。それから……香澄さん、先ほどは申し訳ありませんでした」
頭を下げる彩葉に、香澄が慌てた様子で答える。
「いえ、そんな……私のほうこそ失礼してしまって……あの、千尋の相手をして下さって、本当にありがとうございました。あの子、今お昼寝中で……ご挨拶できずに申し訳ないんですけど、また今度ぜひ、遊んでやって下さい」
母も、頷きながら彩葉に声をかける。
「そうそう、絵本を読んでもらってる時のちーちゃん、凄く楽しそうだったわよね。またぜひ遊びに来て下さいね」
二人の言葉に、彩葉は改めて深々と頭を下げ、別れの挨拶と共に退室した。
見送りをしようと立ち上がりかける母と香澄に向かって、智樹は話し始めた。
「今、付き合っている人がいるんだ」
突然の話に、動きを止めた母が目を瞬く。
それから嬉しそうな顔をして、こう言った。
「あら、そうなの? いつか紹介してもらえるのを楽しみにしてるわね」
「……もう紹介したよ。さっきまで、ここにいた」
「お兄ちゃん、やめて」
香澄が止めに入ろうとしたが、母はで真顔になって智樹を問いただした。
「誰のことを言ってるの? まさか……鈴木さん?」
智樹が頷くと、母は愕然とした表情で
「だって、そんな……どうして……」
と言ったきり、言葉を失ったように智樹の顔を見つめている。
「彩葉とは、真剣に付き合ってる。反対されても別れるつもりはない」
「……鈴木さんのご家族は、このことを知ってるの?」
「彩葉のお兄さんには話した。“すぐには気持ちを整理できないけど、本気で付き合う気があるなら将来のことまで考えてほしい”って言われてる」
「ご両親には?」
「両親はいない。彩葉が高校生の時に亡くなったんだ」
智樹の返答に、母も香澄も押し黙る。
「それから……勤めていた会社が倒産して、今は彩葉の家で住み込みの家政夫をしてる」
さらなる告白に、母が溜め息をつく。
「家政夫って、あんた……」
「家政夫って言っても、家賃と光熱費を支払う代わりに家事を手伝ってるだけだし、報酬はもらわずに食費を免除してもらってる。その他にかかるお金は、今までの貯金と失業保険の給付金でまかなってる」
「そうやって、いつまでも鈴木さんのお世話になるつもりなの?」
「家事の合間に就職活動もしてるよ。今までに応募したところは、書類選考の時点で全滅だったけど……再就職先が見つかるまでは、最後まで諦めずに頑張る」
母は難しい顔をして、再び黙り込んだ。
香澄は先ほどからずっと俯いている。
「いきなりこんな話をして、本当にごめん。再就職先が決まったら、すぐに報告するから。彩葉とのことは、また改めて話をしに来るよ。今度は、父さんもいる時に」
智樹が立ち上がると、母は重い口を開いた。
「今すぐに“はい、そうですか”って受け入れられるような話じゃないけど……鈴木さんのことは少しも悪く思っていないし、断固反対ってわけでもないのよ。ただ、どうしても気持ちが追いつかなくて……」
「うん……本当にごめん。話を聞いてくれてありがとう」
智樹は後ろ髪を引かれるような思いで玄関に向かい、靴を履いた。
扉を開けて外に出ると、香澄が追いかけてきた。
「お兄ちゃん、駅まで送るから車に乗って」
「このあと仕事があるんじゃないのか?」
「まだ時間あるから大丈夫」
香澄はポケットから車のキーを取り出し、ドアを開けて運転席へと乗り込む。
「お兄ちゃんも早く乗って」
智樹が助手席に座ると、香澄は車を出発させた。
信号で停止するたびに、香澄は何か言いたそうに口を開きかけたが、結局は何も言わずに口を閉じてしまう。
智樹の方も何を言えばいいのか分からず、車内にはラジオの音声だけが流れ続けている。
沈黙の数分が過ぎ、香澄が駅前で車を停めた。
「送ってくれてありがとう」
お礼を言って車を降りると、駅前で待っていた彩葉が智樹に気付いて駆け寄ってくる。
香澄は運転席の窓を開けると、彩葉に向かって声をかけた。
「兄のこと、これからもよろしくお願いします」
それから智樹の方に顔を向け、少しだけ笑顔を見せながら
「お兄ちゃん達のこと、私は応援してるからね」
と言って、車を出した。
智樹の隣に彩葉が立ち、二人で遠ざかる車の後ろ姿を見送る。
「家族に会ってくれて、ありがとう」
という智樹の言葉に
「会わせてくれて、ありがとう」
と彩葉が返す。
二人は並んで歩きながら、駅の改札に向かった。
ホームで電車を待つ間、彩葉が予約した宿に電話を入れ、一人部屋から二人部屋へと変更してもらう。
それから電車で長野駅まで行き、宿でチェックインを済ませたあと、近くの居酒屋に出かけた。
飲みながら夕飯を食べ、宿に戻ると交代でシャワーを浴び、それぞれのベッドに入る。
なかなか寝つけずに智樹が寝返りを打っていると、彩葉から声をかけられた。
「眠れないなら、少し話そうよ。そっちに行ってもいい?」
返事をしようとしたが、彩葉と付き合っていることを伝えた時の母の顔が脳裏に浮かび、智樹は答えを躊躇する。
無言でいると、彩葉が謝ってきた。
「ごめん、一人で考えたいことだってあるよね。今のは忘れて。それじゃ、おやすみ」
それを聞いて智樹はすぐに起き上がり、彩葉のベッドの中へ潜り込んだ。
「一人で考えたいことなんてないよ。二人で考えよう」
智樹が言うと、彩葉は智樹の背中に腕を回して抱き寄せた。
「今日は、くっついて寝よう」
そう言われて、智樹は彩葉の胸に顔を押し付けた。
規則正しい鼓動の音が、耳に届く。
安らぎに包まれながら、智樹は眠りの世界へと落ちていった。
翌朝、新幹線に乗って東京へ戻り、鈴木家の自宅へと帰り着くと、和葉が待っていた。
「おかえり」
玄関まで出迎えにきてくれた和葉は、憑き物が落ちたように晴れやかな表情を浮かべている。
自宅を離れ、智樹や彩葉と一旦距離を置くことで、ある程度気持ちを整理できたようだ。
「連絡をもらって驚いたよ。彩葉を連れて智樹君の実家に行ってたんだって? それで……どうだった?」
最後の方は心配そうな声で、和葉が尋ねる。
「母と妹に、彩葉と付き合っていることを話してきました。父は出かけていて会えなかったので、改めてまた話そうと思います」
智樹の話を聞いて、和葉は遠慮がちに質問した。
「そっか……。それで、その……智樹君の妹さんとお母さんからは何か言われた?」
「妹は、僕達のことを応援すると言ってくれました。ただ、母の方は……すぐには受け入れられないみたいです。でもそれは、相手が彩葉だからということじゃなくて、僕自身に対する不安があるからだと思うんです。だから頑張って再就職先を決めて、父がいる時にまた改めて話をしにいくつもりです。それに、たとえ両親に理解してもらえなくても、僕から彩葉と別れるつもりは全く無いので、安心して下さい」
熱弁する智樹を前に、和葉は頬を緩めた。
「二人とも、お疲れ様。よく頑張ったね。今日はもう何にもしなくていいから、のんびり過ごしな。夕飯は出前でもとって、ゆっくりお風呂に浸かって、ぐっすり眠るといいよ。ほら、玄関は寒いから早く中に入って」
和葉の温かな気遣いが、智樹の胸にしみわたっていく。
「ありがとうございます」
お礼を言う智樹の背に、彩葉がそっと手を添えた。
どうかこの幸せが、永遠に続きますように。
智樹は心の中で、ひそやかな祈りを捧げた。
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