漫画家へGO プロ漫画家インタビュー

No. 6ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
竿尾悟先生

わたしの履歴書

第3回 迫力の画面の裏側に迫る?「ゲート」の作業工程を大公開!

ペン入れは“創造”!キャラクターに命を吹き込む

――次は下描きについてお伺いしたいと思います。第2回でもお聞きしましたが、ネームは原寸大の用紙にして、下描きはネームをトレスするような形で進めるとのことですね。

ペン入れで苦労しないよう、下描きはちゃんと描いています。たまに面倒ですっ飛ばしたくなりますが(笑)

――ジレンマですね(笑)

1発描きは苦手なので仕方ないんですが……。なので、下描き中の机周りは資料本だらけですね。置き場所に困るくらい溢れかえります。あとキャラクターや背景、モブキャラも確認する必要があるので、過去回のコピーは必須です。

――ネームから下描きを起こす際、コマ割りや構図を変えることも多いと担当さんに聞いたのですが、その理由は?

まあ、気に入らなくなったからなんですけど(笑)

――意外とシンプルな理由ですね。作業中に撮影していただいた、60話の12ページ目ではレレイの目線が変わっていますが、こちらも?

60話12ページのネームと下描き。ディティールが描き込まれることによって、キャラクターたちそれぞれの感情が色濃く見えるように。

目線はそらした方が自然だと思ったからです。変えると言っても基本的にはコマの中の絵をいじるだけで、あまり大掛かりに直すことはありません。とはいえ、たまに大きく直す時やコマを付け足すこともあるので、そういう時はネームからやり直します。

――常により良い画面になるよう、模索している感じですね。ペン入れについてはいかがでしょうか。

ペン入れは作画工程の中で一番好きです。仕上げとかは自分の中で“作業”なんですが、ペン入れは“創造”という感じなので。

――なるほど。ペン入れ時に気を付けている点は何ですか?

コマの描き込み具合です。全部のコマを細かく描き込むと画面がうるさくなってしまうので、ある程度ペンを入れないコマも作るように気を付けています。

――ペン入れは1日、何ページくらいのペースで進むんでしょうか。

アシスタントさんに入ってもらう都合もあって、最近はなるべく早くペン入れが済みそうなページから進めているので……多いと1日8ページくらい上げられる時もあります。

――コマの描き込み具合で進み方も変わりますよね。

そうですね。例えば60話だと、2〜3ページの見開きの銀座の行軍シーンはほぼ丸1日かかっています。仕上げの指定を同時にやっていたというのもありますが、やっぱりフリーハンドでは描けない背景を描く時は時間がかかりますね。

60話2~3ページの見開き、銀座の行軍シーン

――背景もご自分で描かれるんですね!

資料がある背景だったりすると、たまにアシスタントさんに描いてもらったりしますが、基本的には自分で描きます。

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