上 下
11 / 11

雑踏から見た流れ星

しおりを挟む
祖母の話を聞きながら、ゆっくりと夕御飯を食べた。

初めて聞く祖父の話もあり、とても楽しく心が温まった。

お店を出た頃にはあたりはもう暗かった。駅前は多くの人の行き来があった。私と祖母のように家路を急ぐ人も多くいるだろう。ふと空を見上げると流れ星が見えた。雑踏から見た流れ星を彩衣は忘れることはないだろう。

彩衣は流れ星を見ながらふと思った。

祖母が話してくれたことを、自分が経験したことを、祖父の話を私なりに文章にしてみようかな。

小説なんていうにはきっとお粗末で、雑な話になるだろうけど。

私達財津家の、『不思議なことが起きても不思議じゃない日』七夕のことや、その周辺の出来事を、まとめてみよう。

私の目線ではない、祖母や祖父の話はとても学びが多い。

見方を変えると違う見え方があるのだなと教わった。

しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...