上 下
11 / 13

雑踏から見た流れ星

しおりを挟む
祖母の話を聞きながら、ゆっくりと夕御飯を食べた。

初めて聞く祖父の話もあり、とても楽しく心が温まった。

お店を出た頃にはあたりはもう暗かった。駅前は多くの人の行き来があった。私と祖母のように家路を急ぐ人も多くいるだろう。ふと空を見上げると流れ星が見えた。雑踏から見た流れ星を彩衣は忘れることはないだろう。

彩衣は流れ星を見ながらふと思った。

祖母が話してくれたことを、自分が経験したことを、祖父の話を私なりに文章にしてみようかな。

小説なんていうにはきっとお粗末で、雑な話になるだろうけど。

私達財津家の、『不思議なことが起きても不思議じゃない日』七夕のことや、その周辺の出来事を、まとめてみよう。

私の目線ではない、祖母や祖父の話はとても学びが多い。

見方を変えると違う見え方があるのだなと教わった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ロクさんの遠めがね ~我等口多美術館館長には不思議な力がある~

黒星★チーコ
ミステリー
近所のおせっかいおばあちゃんとして認知されているロクさん。 彼女には不思議な力がある。チラシや新聞紙を丸めて作った「遠めがね」で見ると、何でもわかってしまうのだ。 また今日も桜の木の下で出会った男におせっかいを焼くのだが……。 ※基本ほのぼの進行。血など流れず全年齢対象のお話ですが、事件物ですので途中で少しだけ荒っぽいシーンがあります。 ※主人公、ロクさんの名前と能力の原案者:海堂直也様(https://mypage.syosetu.com/2058863/)です。

若月骨董店若旦那の事件簿~水晶盤の宵~

七瀬京
ミステリー
 秋。若月骨董店に、骨董鑑定の仕事が舞い込んできた。持ち込まれた品を見て、骨董屋の息子である春宵(しゅんゆう)は驚愕する。  依頼人はその依頼の品を『鬼の剥製』だという。  依頼人は高浜祥子。そして持ち主は、高浜祥子の遠縁に当たるという橿原京香(かしはらみやこ)という女だった。  橿原家は、水産業を営みそれなりの財産もあるという家だった。しかし、水産業で繁盛していると言うだけではなく、橿原京香が嫁いできてから、ろくな事がおきた事が無いという事でも、有名な家だった。  そして、春宵は、『鬼の剥製』を一目見たときから、ある事実に気が付いていた。この『鬼の剥製』が、本物の人間を使っているという事実だった………。  秋を舞台にした『鬼の剥製』と一人の女の物語。

退屈な日常に潜む謎

葉羽
ミステリー
神藤葉羽の鋭い観察眼が捉えた、学園祭準備委員会の不可解な動き。彼の推理力が冴え渡る中、望月彩由美との何気ない会話が思わぬ展開を見せる。葉羽の退屈な日常に、突如として訪れる予期せぬ事態。学園祭の資金が消失し、会計係の山田が失踪。葉羽の推理本能が目覚める瞬間だ。

量子の檻 - 遺言の迷宮

葉羽
ミステリー
天才高校生探偵の神藤葉羽は、幼馴染の望月彩由美とともに、不可解な遺言の謎に挑む。量子暗号技術を駆使した遺言は、解読されるたびに新たな謎を生み出し、葉羽たちを現実と幻想が交錯する世界へと誘う。彼らは遺言の真意を追う中で、自身の過去と向き合い、互いの感情を探り合う。しかし、遺言の背後に潜む恐ろしい真実が、二人の運命を思わぬ方向へ導いていく。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

リアル

ミステリー
俺たちが戦うものは何なのか

わかばの頃に

うみのほたる
ミステリー
若葉の香る季節。とある病院で死を待つ老女。そんな彼女の元に面会にきた男。 数日後、彼女は亡くなってしまうが、見舞いにきた家族。 白衣姿のナースではなく、くたびれた背広を着た男が、家族に投げかけた言葉は、 「奥様は他殺です。」

処理中です...