29 / 88
29話
しおりを挟む
これから本格的にイヒヒヒとの戦いが始まる。
ボクは鑑定眼・開眼で弱点を見てみる。弱点は肝臓。
すかさず鑑定眼・心眼で過去も見る。イヒヒヒ同士の争いのシーンが見える。
激しい打ち合いは拳と拳がぶつかり合いガードをする素振りは一切見られない。
するとだんだん打ち合いに負け始めたのか押され始めてきている。
そして顔面に一発をもらいノックダウン。ここで過去のシーンは終わる。
あれ?弱点じゃなくても一撃で倒れちゃうんだ。
そうとわかればホクト流回避術・龍天の無盾で隙が出来たところで一撃をくらわすだけだ。
そう思っていた時期がボクにもありました・・・イヒヒヒの激しいラッシュを受け止めきれず、また吹き飛ばされてしまった。
このままじゃダメだ。
鑑定眼を使い一撃一撃を丁寧にガードしていかないとまた吹き飛ばされるだけだ。
鑑定眼は目にかなりの負担をかけるから準備万端でいくぞ。
起き上がる時のわずかな隙にブルームーンハニーの目薬を目に差す。
そして再びイヒヒヒの激しいラッシュをガードをする。だいぶラッシュに慣れてきたのか徐々に受け流す余裕も出来てきている。
ここまでくるとあとは隙を見つけてシールドバッシュをくらわすだけだ。
そしてその時はきた。わずかに大振りになった左フックの下に潜り込んで右腕の果肉カニの甲羅の盾を弱点の肝臓にぶち当てる。
ダウーーーーン
イヒヒヒは泡を吹いて倒れてしまった。それを見た1匹のイヒヒヒが倒れてしまったイヒヒヒに近寄り胸のヒエイ石を取り出す。
えっ、マジで!ヒエイ石って取り出すって死を意味するんじゃないの・・・
ヒエイ石を取り出された跡の胸をよく見ると新しいヒエイ石が出てきた。だがその石は小さく弱々しい光を放つ。
とりあえずは死ぬって事ではないみたいだな。
ホッとしたところでヒエイ石を持ったイヒヒヒがボクに近寄りヒエイ石を渡してくる。
これって受け取れって事なのかな・・・
ボクがヒエイ石を受け取るとボクの右手を手に取り上に上げる。
それを見て残りの1匹が拍手し始める。試合終了って事なんだろうな。
まだ入山して30分程度だがなんだか疲れたから、とりあえず一度ギルドに戻ってラオさんに報告して今日の調査は終える事にしよう。
・・・ヒエイ石の入手方法って図書館で調べたのと違うな。この方法で入手できるなら討伐する事もなく入手出来るし、いいかもしれない。
だけどこの方法はボク以外出来る気がしないな・・・
~~~
ギルドに戻ったボクはラオさんに入手してきたヒエイ石を見せながら調査報告をする。
「んーーーー、とりあえずはお疲れ様でした。こちらでもイヒヒヒについて調べてみたいと思います。ただ討伐記録は15年以上前のやつがほとんどですので時間はかかるかもしれません。それまではヒエイ山とマサカリ山を交互に調査していくという感じでお願いします」
「わかりました。ところでこのヒエイ石はどうしたらいいですか?」
「今のところはホクトさんが持っていて構いません。というよりきちんと調査してからでないと表に出せない品物です。本来ならイヒヒヒの討伐以外ではヒエイ石は取り出せないとなっていますので、新しく採取してきたとなれば大事になります」
「わかりました。それでは失礼いたします」
ボクはギルド宿舎に戻って部屋で疲れをとる事にした。
あーーーーー、なんだか目を使いすぎたのか目が痛いな。
ボクはブルームーンハニーの目薬を目に刺す。
あっーーーー、超スッキリする。だけどなんだか左目が熱いな。今日はちょっと無理をしたのだろう。
まだ昼過ぎの時間だけど、一度寝る事にしよう。
ボクは鑑定眼・開眼で弱点を見てみる。弱点は肝臓。
すかさず鑑定眼・心眼で過去も見る。イヒヒヒ同士の争いのシーンが見える。
激しい打ち合いは拳と拳がぶつかり合いガードをする素振りは一切見られない。
するとだんだん打ち合いに負け始めたのか押され始めてきている。
そして顔面に一発をもらいノックダウン。ここで過去のシーンは終わる。
あれ?弱点じゃなくても一撃で倒れちゃうんだ。
そうとわかればホクト流回避術・龍天の無盾で隙が出来たところで一撃をくらわすだけだ。
そう思っていた時期がボクにもありました・・・イヒヒヒの激しいラッシュを受け止めきれず、また吹き飛ばされてしまった。
このままじゃダメだ。
鑑定眼を使い一撃一撃を丁寧にガードしていかないとまた吹き飛ばされるだけだ。
鑑定眼は目にかなりの負担をかけるから準備万端でいくぞ。
起き上がる時のわずかな隙にブルームーンハニーの目薬を目に差す。
そして再びイヒヒヒの激しいラッシュをガードをする。だいぶラッシュに慣れてきたのか徐々に受け流す余裕も出来てきている。
ここまでくるとあとは隙を見つけてシールドバッシュをくらわすだけだ。
そしてその時はきた。わずかに大振りになった左フックの下に潜り込んで右腕の果肉カニの甲羅の盾を弱点の肝臓にぶち当てる。
ダウーーーーン
イヒヒヒは泡を吹いて倒れてしまった。それを見た1匹のイヒヒヒが倒れてしまったイヒヒヒに近寄り胸のヒエイ石を取り出す。
えっ、マジで!ヒエイ石って取り出すって死を意味するんじゃないの・・・
ヒエイ石を取り出された跡の胸をよく見ると新しいヒエイ石が出てきた。だがその石は小さく弱々しい光を放つ。
とりあえずは死ぬって事ではないみたいだな。
ホッとしたところでヒエイ石を持ったイヒヒヒがボクに近寄りヒエイ石を渡してくる。
これって受け取れって事なのかな・・・
ボクがヒエイ石を受け取るとボクの右手を手に取り上に上げる。
それを見て残りの1匹が拍手し始める。試合終了って事なんだろうな。
まだ入山して30分程度だがなんだか疲れたから、とりあえず一度ギルドに戻ってラオさんに報告して今日の調査は終える事にしよう。
・・・ヒエイ石の入手方法って図書館で調べたのと違うな。この方法で入手できるなら討伐する事もなく入手出来るし、いいかもしれない。
だけどこの方法はボク以外出来る気がしないな・・・
~~~
ギルドに戻ったボクはラオさんに入手してきたヒエイ石を見せながら調査報告をする。
「んーーーー、とりあえずはお疲れ様でした。こちらでもイヒヒヒについて調べてみたいと思います。ただ討伐記録は15年以上前のやつがほとんどですので時間はかかるかもしれません。それまではヒエイ山とマサカリ山を交互に調査していくという感じでお願いします」
「わかりました。ところでこのヒエイ石はどうしたらいいですか?」
「今のところはホクトさんが持っていて構いません。というよりきちんと調査してからでないと表に出せない品物です。本来ならイヒヒヒの討伐以外ではヒエイ石は取り出せないとなっていますので、新しく採取してきたとなれば大事になります」
「わかりました。それでは失礼いたします」
ボクはギルド宿舎に戻って部屋で疲れをとる事にした。
あーーーーー、なんだか目を使いすぎたのか目が痛いな。
ボクはブルームーンハニーの目薬を目に刺す。
あっーーーー、超スッキリする。だけどなんだか左目が熱いな。今日はちょっと無理をしたのだろう。
まだ昼過ぎの時間だけど、一度寝る事にしよう。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
90
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる