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第61話『いつもの日常、はじまります!』
しおりを挟む文化祭が終わり、
雨の告白(?)事件も終わり、
手紙の秘密も明かされた――翌日。
マコトは、朝からテンションがちょっと高めだった。
(よーし……今日こそ、ちゃんと“恋人っぽく”……!
あの流れ、絶対アリだった!昨日の“腕絡まれ”は事件だった!!)
下駄箱で姿を見つけた瞬間、迷わず声をかけた。
マコト:「おーい早紀ーっ!今日もツインテかわいいじゃーん?♡」
早紀:「………………」
マコト:「(ん?)」
くるりと振り返った早紀が、
ほんの0.2秒の沈黙のあとで――ズバァアアン!!
早紀:「何言ってんの!?気持ち悪っ!!」
マコト:「うわああああ!?昨日までの甘酸っぱさどこいったあああ!!?」
◆【教室】
ガラッとドアを開けて入ってきたふたり。
マコト、まだ立ち直っていない。
マコト:「おかしい……!昨日のあれは夢だったのか!??」
早紀:「夢じゃないけど、恋人ぶるのは将来が安定してからにしてよね!」
クラス中:「ぷっ……」
クラス中:「ブハハハハハ!!!」
「それ、正論すぎる!!」
「確かに、今のマコトのままじゃなぁ……」
「将来“名探偵になる”とか言って、今んとこ全部学内限定だしな!」
マコト:「おまえらぁぁぁ!!!裏切ったなぁぁ!!」
バンザイポーズで絶叫するマコトに、
早紀がトドメの一言。
早紀:「性格は今のままでいいよ?
ただし、“安定した収入”が得られればね♡」
「それ一番難しいやつぅぅぅぅぅ!!!」
マコト、机に突っ伏して、ぐるぐる絶望モード突入。
教室:「最高だなこいつら……!」
「漫才始まってるじゃん……」
「もはや青春コント」
◆【そして、タイミングよく】
ガラッ
教室に入ってきたのは、もちろんあの人――
\\ 天然担任・増渕先生♡ //
増渕先生:「おっはよ~~~!♡
今日はねぇ、先生ちょっとスピリチュアルな夢見ちゃってぇ~~♡」
全員:「……は?」
増渕先生:「青木くんが将来、探偵じゃなくて**“タピオカ屋のオーナー”**になってたの♡
しかも、全国チェーンで大成功~~♡」
マコト:「いや何その夢!?めっちゃ業種変わってるじゃん!!」
早紀:「それなら……収入は安定してそうね?」
マコト:「やめてええぇぇぇ!!!職業夢スピンオフ始まってるぅぅ!!」
教室全体が、笑い声でいっぱいになった。
◆【そして、またいつもの日常】
文化祭が終わっても、事件が解決しても。
それでも毎日、何かが起きて、笑って、ツッコんで。
マコトの席の後ろでは、美穂がニヤニヤしてる。
ことりは静かに観察しながら、何かをスマホにメモってる(謎)
神崎くんはサッカーボールを足元で転がしてる。
そして――
マコト:「絶対!オレ、将来“安定収入”ゲットしてやる!!」
早紀:「それまで“彼氏”申請、保留ね~~」
クラス:「フゥーーー!!!」
いつも通りの笑い声が、教室を満たしていく。
事件も謎も、手紙の想いも、全部ひとまずひと段落。
――そしてまた、新しい日常がはじまっていく。
名探偵(?)マコトと、
その周りの仲間たちの日々は、
これからもずっと、バカで、笑えて、ちょっとだけ甘酸っぱい。
(次回、また新たな“事件”で会いましょう)
\\ 完!! //
雨の告白(?)事件も終わり、
手紙の秘密も明かされた――翌日。
マコトは、朝からテンションがちょっと高めだった。
(よーし……今日こそ、ちゃんと“恋人っぽく”……!
あの流れ、絶対アリだった!昨日の“腕絡まれ”は事件だった!!)
下駄箱で姿を見つけた瞬間、迷わず声をかけた。
マコト:「おーい早紀ーっ!今日もツインテかわいいじゃーん?♡」
早紀:「………………」
マコト:「(ん?)」
くるりと振り返った早紀が、
ほんの0.2秒の沈黙のあとで――ズバァアアン!!
早紀:「何言ってんの!?気持ち悪っ!!」
マコト:「うわああああ!?昨日までの甘酸っぱさどこいったあああ!!?」
◆【教室】
ガラッとドアを開けて入ってきたふたり。
マコト、まだ立ち直っていない。
マコト:「おかしい……!昨日のあれは夢だったのか!??」
早紀:「夢じゃないけど、恋人ぶるのは将来が安定してからにしてよね!」
クラス中:「ぷっ……」
クラス中:「ブハハハハハ!!!」
「それ、正論すぎる!!」
「確かに、今のマコトのままじゃなぁ……」
「将来“名探偵になる”とか言って、今んとこ全部学内限定だしな!」
マコト:「おまえらぁぁぁ!!!裏切ったなぁぁ!!」
バンザイポーズで絶叫するマコトに、
早紀がトドメの一言。
早紀:「性格は今のままでいいよ?
ただし、“安定した収入”が得られればね♡」
「それ一番難しいやつぅぅぅぅぅ!!!」
マコト、机に突っ伏して、ぐるぐる絶望モード突入。
教室:「最高だなこいつら……!」
「漫才始まってるじゃん……」
「もはや青春コント」
◆【そして、タイミングよく】
ガラッ
教室に入ってきたのは、もちろんあの人――
\\ 天然担任・増渕先生♡ //
増渕先生:「おっはよ~~~!♡
今日はねぇ、先生ちょっとスピリチュアルな夢見ちゃってぇ~~♡」
全員:「……は?」
増渕先生:「青木くんが将来、探偵じゃなくて**“タピオカ屋のオーナー”**になってたの♡
しかも、全国チェーンで大成功~~♡」
マコト:「いや何その夢!?めっちゃ業種変わってるじゃん!!」
早紀:「それなら……収入は安定してそうね?」
マコト:「やめてええぇぇぇ!!!職業夢スピンオフ始まってるぅぅ!!」
教室全体が、笑い声でいっぱいになった。
◆【そして、またいつもの日常】
文化祭が終わっても、事件が解決しても。
それでも毎日、何かが起きて、笑って、ツッコんで。
マコトの席の後ろでは、美穂がニヤニヤしてる。
ことりは静かに観察しながら、何かをスマホにメモってる(謎)
神崎くんはサッカーボールを足元で転がしてる。
そして――
マコト:「絶対!オレ、将来“安定収入”ゲットしてやる!!」
早紀:「それまで“彼氏”申請、保留ね~~」
クラス:「フゥーーー!!!」
いつも通りの笑い声が、教室を満たしていく。
事件も謎も、手紙の想いも、全部ひとまずひと段落。
――そしてまた、新しい日常がはじまっていく。
名探偵(?)マコトと、
その周りの仲間たちの日々は、
これからもずっと、バカで、笑えて、ちょっとだけ甘酸っぱい。
(次回、また新たな“事件”で会いましょう)
\\ 完!! //
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