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第2話 家族と会う私
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「失礼します」
「し、失礼します…?」
恐る恐るという感じで食堂に入る。
どうも!!桜姫でもありレミーウィルでもある私です!!あ、そういうのいらない?…すみません。
食堂はなんとも豪華で、机には何人が座れるのかって考えるほど大きい長方形の形。白いテーブルクロスがかかってて、いかにも『ゴージャス』な感じ。一般庶民の私には緊張ものですね!!
「アリン、ありがとう」
「いえ。当然のことをしたまでです。」
テーブルには、お母様だけだった。ぼっち。
「あの、私はどこに座ればいいでしょうか?」
「そうね…。私の隣においで。記憶も曖昧でしょうし、たくさんお話しましょう」
「はい!」
「では、私はこれで失礼します」
アリンさん、頼りになるお姉さんタイプだよね。惚れそう。イケメンだし、仕方ないよね!!
お母様と雑談をして約15分ほど。
パタリとドアが開いた。そして、3人の男性が入ってきた。
「あら、アーダイト、サファ、あなた。待っていたわ」
「すみません、母様。遅くなりました」
「お母様、ごめんなさい」
「悪いな。仕事が長引いてしまってな。」
どうやら、兄と弟と……お父さん?
そういえばお父さんについてすっかり忘れてた。いやね、だって…お父さんって影薄い_なんでもないです。すみません。
おそらくお兄様と思われる方が、アーダイト。綺麗なサラサラの銀髪に青いつり目。そしてイケメン。カッコいい。絶対エス。そんな顔してるもん。
おそらく弟と思われる方がサファ。私と同じ金髪にゆるいウェーブ。丸い青目。かわいい。超かわいい。
で、お父様。名前はわからない。
黒目黒髪にすごい和風な顔つき。なんか日本人っぽい。そしてイケメン。美男。渋い感じ?
「1番左にいる小さい子が弟のサファイア。4歳。可愛いわよ。真ん中がお父様。コーキ様よ。歳は…まあいいわよね?1番右がお兄ちゃんのアーダイト。たしか14歳ね。仲良くしてね」
「はい。わかりました。お母様。ありがとうございます」
「うふふ」
「…レミーウィル、目が覚めたのに行けなくてすまなかったな。」
「いえ。大丈夫です。お父様」
「……はぁ!?」
「!!!ななな、なんですか?」
ニコッと笑うと、お父様は急に声を張り上げる。しかもなんか表情がクワってしてる。
「レミーウィル、君は本当に…レミーウィルかい?」
「えぇ、そうです。レミーウィル・カンザキです」
「!!!なな、ななな!?ウィーネ!!どういうことだ!?」
「ふふふ。ショック療法というものかしらね」
「レミ姉、良い人になった!」
「…レミィ、性格変わったな…?」
「そうですか?自分じゃわからないものですね」
うふふ、と淑女に笑うと、お兄様がそっぽを向いてしまった。あらら。慣れない笑顔に顔が引きつってたのかな。かなりショックです。
「レミ姉!!好きぃ!」
「私も好きよ。サファ」
「ふふふ。和むわねぇ」
ぐぅぅぅううう
可愛らしい音がなったのでその音の方を向いた。
するとお兄様がそっぽを向いていた。そしてクッという顔でこっちを向いたかと思うと。
「別に仕方ないだろう!!」
と、言った。
なんだよお兄様可愛すぎかよ!!!最高だわ!!
「そうだな。そろそろ食事につこうか。」
「「「いただきます」」」
おー、異世界って『頂きます』がないイメージだけどあるんだ。ちょっとイメージを改めないとなー。
そして、ご飯の感想。
諸事情(語彙力のなさ)により食事中はカットだけど、感想は言わせてもらうわ。
美味しい!!とろけるように柔らかいお肉と、すうっと消えるようになくなる後味のこのさっぱり感!!
そして全体的に濃くもなく薄くもなく、ちょうど良い味わい。美味しすぎる!!
「お、美味しかったです。」
「レミ姉が素直!素直は可愛いよ!」
「ふふ、ありがとう。サファ」
「えへへー」
頭を撫でると嬉しそうに笑う。さすが天使。かわいいよサファ!!
ところで、元々のレミーウィルはどんな性格だったんだろう。見た目的には天然の聖女的なふわふわのイメージだけど…。服からしてさっぱりした性格?
じゃあ結構キツイこと言ったのかな?いや、もしかしたら言わなかった?さっぱりしすぎて必要最低限のことしか言わないみたいな?
よっしゃ、聞いてみよう!
「お母様、元々のレミーウィルはどんな性格だったんですか?」
「うーん…そうねぇ。挨拶もするし聞かれたことは答えるのだけれど、あまり人と関わらなかったわ。その、本人の前でいうのは気がひけるけれど、冷たかったのよね」
「そうなんですか。わかりました、ありがとうございます」
どうやら予想は的中のようで、まあ想像通りかな?
そういえば、サファイア、アーダイト…どこかで聞いたことがあるんだけど、なんだっけ?
まぁいいや!!!
明日は幼馴染や婚約者たちが来るらしいから、早く寝よー。
お風呂はデカかった。以上。
おやすみ!!!
「し、失礼します…?」
恐る恐るという感じで食堂に入る。
どうも!!桜姫でもありレミーウィルでもある私です!!あ、そういうのいらない?…すみません。
食堂はなんとも豪華で、机には何人が座れるのかって考えるほど大きい長方形の形。白いテーブルクロスがかかってて、いかにも『ゴージャス』な感じ。一般庶民の私には緊張ものですね!!
「アリン、ありがとう」
「いえ。当然のことをしたまでです。」
テーブルには、お母様だけだった。ぼっち。
「あの、私はどこに座ればいいでしょうか?」
「そうね…。私の隣においで。記憶も曖昧でしょうし、たくさんお話しましょう」
「はい!」
「では、私はこれで失礼します」
アリンさん、頼りになるお姉さんタイプだよね。惚れそう。イケメンだし、仕方ないよね!!
お母様と雑談をして約15分ほど。
パタリとドアが開いた。そして、3人の男性が入ってきた。
「あら、アーダイト、サファ、あなた。待っていたわ」
「すみません、母様。遅くなりました」
「お母様、ごめんなさい」
「悪いな。仕事が長引いてしまってな。」
どうやら、兄と弟と……お父さん?
そういえばお父さんについてすっかり忘れてた。いやね、だって…お父さんって影薄い_なんでもないです。すみません。
おそらくお兄様と思われる方が、アーダイト。綺麗なサラサラの銀髪に青いつり目。そしてイケメン。カッコいい。絶対エス。そんな顔してるもん。
おそらく弟と思われる方がサファ。私と同じ金髪にゆるいウェーブ。丸い青目。かわいい。超かわいい。
で、お父様。名前はわからない。
黒目黒髪にすごい和風な顔つき。なんか日本人っぽい。そしてイケメン。美男。渋い感じ?
「1番左にいる小さい子が弟のサファイア。4歳。可愛いわよ。真ん中がお父様。コーキ様よ。歳は…まあいいわよね?1番右がお兄ちゃんのアーダイト。たしか14歳ね。仲良くしてね」
「はい。わかりました。お母様。ありがとうございます」
「うふふ」
「…レミーウィル、目が覚めたのに行けなくてすまなかったな。」
「いえ。大丈夫です。お父様」
「……はぁ!?」
「!!!ななな、なんですか?」
ニコッと笑うと、お父様は急に声を張り上げる。しかもなんか表情がクワってしてる。
「レミーウィル、君は本当に…レミーウィルかい?」
「えぇ、そうです。レミーウィル・カンザキです」
「!!!なな、ななな!?ウィーネ!!どういうことだ!?」
「ふふふ。ショック療法というものかしらね」
「レミ姉、良い人になった!」
「…レミィ、性格変わったな…?」
「そうですか?自分じゃわからないものですね」
うふふ、と淑女に笑うと、お兄様がそっぽを向いてしまった。あらら。慣れない笑顔に顔が引きつってたのかな。かなりショックです。
「レミ姉!!好きぃ!」
「私も好きよ。サファ」
「ふふふ。和むわねぇ」
ぐぅぅぅううう
可愛らしい音がなったのでその音の方を向いた。
するとお兄様がそっぽを向いていた。そしてクッという顔でこっちを向いたかと思うと。
「別に仕方ないだろう!!」
と、言った。
なんだよお兄様可愛すぎかよ!!!最高だわ!!
「そうだな。そろそろ食事につこうか。」
「「「いただきます」」」
おー、異世界って『頂きます』がないイメージだけどあるんだ。ちょっとイメージを改めないとなー。
そして、ご飯の感想。
諸事情(語彙力のなさ)により食事中はカットだけど、感想は言わせてもらうわ。
美味しい!!とろけるように柔らかいお肉と、すうっと消えるようになくなる後味のこのさっぱり感!!
そして全体的に濃くもなく薄くもなく、ちょうど良い味わい。美味しすぎる!!
「お、美味しかったです。」
「レミ姉が素直!素直は可愛いよ!」
「ふふ、ありがとう。サファ」
「えへへー」
頭を撫でると嬉しそうに笑う。さすが天使。かわいいよサファ!!
ところで、元々のレミーウィルはどんな性格だったんだろう。見た目的には天然の聖女的なふわふわのイメージだけど…。服からしてさっぱりした性格?
じゃあ結構キツイこと言ったのかな?いや、もしかしたら言わなかった?さっぱりしすぎて必要最低限のことしか言わないみたいな?
よっしゃ、聞いてみよう!
「お母様、元々のレミーウィルはどんな性格だったんですか?」
「うーん…そうねぇ。挨拶もするし聞かれたことは答えるのだけれど、あまり人と関わらなかったわ。その、本人の前でいうのは気がひけるけれど、冷たかったのよね」
「そうなんですか。わかりました、ありがとうございます」
どうやら予想は的中のようで、まあ想像通りかな?
そういえば、サファイア、アーダイト…どこかで聞いたことがあるんだけど、なんだっけ?
まぁいいや!!!
明日は幼馴染や婚約者たちが来るらしいから、早く寝よー。
お風呂はデカかった。以上。
おやすみ!!!
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