上 下
122 / 424
ファーストコンタクト

2

しおりを挟む

「ふーん。私が誰だか分かんないんだ?  まあ無理もないわね。
会うのは今夜が初めてなんだから。」

女は偉そうに腕組みをしながら、高笑いした。

美菜はpは怖くなって、その女に言った。

「ね、ねえ。何が目的なの? 欲しいものがあったら何でもあげるから、早く出て行ってよ。」

今思えば。。

なぜか警察を呼ぼうとは思わなかった。
初対面の時から、どうにもならない事を無意識に理解していたからかもしれない。


女は、わざとらしく大げさに喜びながら、美菜に近寄ってきた。

「ホント、ホント? 何でも? でもね、私、何にも要らないの。ただ、見せて欲しいものがあるだけ。」

だんだん薄気味悪くなってきた美菜は、つい

「な、何でも見せてあげるから、早く帰ってよ!」

と言ってしまった。


「ウフフッ! やったわ! じゃあ早速見せてもらうわね!!」


女は、いきなり美菜に飛びかかった。
美菜は抵抗したが、アッサリと上着を脱がされ、キャミソール姿にさせられた。
しおりを挟む

処理中です...