上 下
56 / 389
――2日目

054.『2日目、夜の時間(1)』

しおりを挟む
本堂 空太
(そんなわけで、今日の襲撃先は直斗になった。
 これで何事もなければ、直斗も『村人』に確定されることになるんだ。
 投票先は昨日と同じ方法で、筒井と竜崎が担当してくれることになった。

 いよいよ投票の時間…………結果は、決選投票で引き分けだ。
 昨日と同じように、処刑もしなくて済むことになった)

本堂 空太
「ふう…………やっぱり緊張した」

間宮 果帆
「こればっかりは仕方ないよな」

有栖川 直斗
「まあ何事もなかったからいいじゃないの」

千景 勝平
「もういいだろう。風呂入ろうぜ」

白百合 美海
「ふふ、疲れちゃったものね」

八木沼 由絵
「待って勝平~、ちょっとお話ししよ?
 お風呂なんて後でもいいじゃない~」

千景 勝平
「いや、風呂入って寝る」

八木沼 由絵
「もう! ちょっとくらいワガママ聞いてよ!」

千景 勝平
「今日は勘弁してくれよ、疲れてんだよ。
 …………白百合、こいつ連れてってくれ」

白百合 美海
「え、ええ~?
 勝平くん、すこしくらい付き合ってあげたら?」

八木沼 由絵
「そうだそうだ~! ぷんぷんしちゃうぞ~!」

千景 勝平
「頼んだわ、白百合。
 ってことで風呂」

八木沼 由絵
「もう!」

白百合 美海
「由絵、あたしの部屋でお話ししよ?」

八木沼 由絵
「うえ~ん、美海~」

白百合 美海
「よしよし」

本堂 空太
「俺も風呂入ろうかな」

道明寺 晶
「俺も。
 …………朔也も行こうぜ」

乃木坂 朔也
「あ、ああ」

有栖川 直斗
「俺はあとにするわー」

道明寺 晶
「おっけー」

和歌野 岬
「花菜、今日はあとで一緒に入りましょうか」

小日向 花菜
「え! いいの?」

和歌野 岬
「ええ」

小日向 花菜
「おっけー! 背中流すよ!」

和歌野 岬
「ふふ、よろしくね」

筒井 惣子郎
「俺たちも適当に入るから気にしなくていいぞ」

竜崎 圭吾
「いってらー」

間宮 果帆
「いってらー」

本堂 空太
「じゃ、またあとで」
(こうして、俺と勝平、朔也とアキラで風呂に入ることになった)





【残り:16人】
しおりを挟む

処理中です...