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――2日目

055.『2日目、夜の時間(2)』

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 ――――2F、浴場

千景 勝平
「さて、ちゃっちゃか済ませてちゃっちゃか上がろう」

本堂 空太
「うん」
(勝平は真っ先に頭を洗い始めた。
 置いてあるシャンプーは女子用の高価そうなものだ。
 昨日も思ったけどフローラルのいい香りがするし、なんか使うのもったいない……)

本堂 空太
「こんな高価そうなものじゃなくて全然いいんだけど……」

道明寺 晶
「まあ俺らはねえ」

千景 勝平
「白百合とか和歌野は髪に気を遣ってそうだからいいんじゃねーの?」

乃木坂 朔也
「そうだな…………」

本堂 空太
(朔也…………ほとんど喋んないしやっぱりおかしい)

千景 勝平
「よし、んじゃ俺先にあがるわ」

道明寺 晶
「おー」

本堂 空太
「湯船浸からないの?」

千景 勝平
「今日はいい。じゃ」

乃木坂 朔也
「…………俺もそろそろ」

道明寺 晶
「まあまあ。湯船はいろーぜ?
 …………話したいこともあるし」

本堂 空太
「…………話したいこと?」

乃木坂 朔也
「…………なんだよ?」

道明寺 晶
「ちょっとな」

本堂 空太
「? お、俺、出た方がいい?」

道明寺 晶
「いや、空太も残れよ」

本堂 空太
「お、おう」

道明寺 晶
「さて。ところでなんだが……、
 お前ら、犯人の本当の目的はなんだと思う?」





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