57 / 389
――2日目
055.『2日目、夜の時間(2)』
しおりを挟む――――2F、浴場
千景 勝平
「さて、ちゃっちゃか済ませてちゃっちゃか上がろう」
本堂 空太
「うん」
(勝平は真っ先に頭を洗い始めた。
置いてあるシャンプーは女子用の高価そうなものだ。
昨日も思ったけどフローラルのいい香りがするし、なんか使うのもったいない……)
本堂 空太
「こんな高価そうなものじゃなくて全然いいんだけど……」
道明寺 晶
「まあ俺らはねえ」
千景 勝平
「白百合とか和歌野は髪に気を遣ってそうだからいいんじゃねーの?」
乃木坂 朔也
「そうだな…………」
本堂 空太
(朔也…………ほとんど喋んないしやっぱりおかしい)
千景 勝平
「よし、んじゃ俺先にあがるわ」
道明寺 晶
「おー」
本堂 空太
「湯船浸からないの?」
千景 勝平
「今日はいい。じゃ」
乃木坂 朔也
「…………俺もそろそろ」
道明寺 晶
「まあまあ。湯船はいろーぜ?
…………話したいこともあるし」
本堂 空太
「…………話したいこと?」
乃木坂 朔也
「…………なんだよ?」
道明寺 晶
「ちょっとな」
本堂 空太
「? お、俺、出た方がいい?」
道明寺 晶
「いや、空太も残れよ」
本堂 空太
「お、おう」
道明寺 晶
「さて。ところでなんだが……、
お前ら、犯人の本当の目的はなんだと思う?」
【残り:16人】
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
22
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる