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『腸』――1日目
064.『夜の時間(12)』
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――――AM00:50、美海の部屋の前
白百合 美海
「…………勝平くん?」
千景 勝平
「うん?」
白百合 美海
「……心配性ね」
千景 勝平
「ばーか。ほら、着いたぞ」
白百合 美海
「……ありがとう」
千景 勝平
「……なかなか寝付けないかも知れないけど、
早く、寝ろよ」
白百合 美海
「……ありがとう。ふふ、勝平くんもね。
……お互い、あまり、考え込まないようにしましょ」
千景 勝平
「…………ああ。……それじゃ。
……白百合!」
白百合 美海
「?」
千景 勝平
「……俺さ、不謹慎だけど、
お前が、人狼側にいてくれて良かった」
白百合 美海
「……え?」
千景 勝平
「お前のことは信用できるから。
…………じゃ、おやすみな」
白百合 美海
「勝平くん…………うん、おやすみなさい」
(勝平くんも小田切くんも、不安なのね。
でも、今日は無事に乗り切ることができたわ。
本当に良かった…………。
…………ほっとしたら、眠くなってきちゃった。
…………考えなきゃいけないことがあるはずよ。
誰が、あたしたちをこんな目に……?
アキラ……アキラと、…………話が、したい…………。
………………果帆、朔也……みん、な…………。
………………。
…………………………。)
**
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