白の皇国物語20
累計54万部突破の異世界英雄ファンタジー、待望の第20弾! 先皇の喪が明け、摂政レクティファールはようやく皇王の座に就くこととなった。そこで皇国は、全国民をあげて戴冠式と婚礼の儀の準備に入る。その活気と熱意は、〈アルトデステニア皇国〉のさらなる繁栄を約束していた。しかしそんな熱狂の裏側で、戴冠式に招待された各国の要人たちは、自国と皇国との関係に対して、様々な思惑をかかえており――
白の皇国物語19
次期白龍公エーリケの婚約者、リンが誘拐された。〈アルバンライツ騎士国〉を統べる大公の隠し子だった彼女は、大公位を狙う自身の叔父によって騎士国に拉致されたのだ。事件を知った摂政レクティファールは、早速奪還に向けて、エーリケを特使として、海軍艦隊とともに派遣する。ただし、このレクティファールの行動は、リンの救出やお家騒動への介入を意図したものではない。今回の一件を利用して、皇国、そして騎士国の未来を大きく変えることが目的だった――
白の皇国物語18
摂政レクティファールは、神獣〈イペイラポス〉に呼ばれ、彼の神域へと向かう。その最奥にいた〈イペイラポス〉は、レクティファールの到着と同時に、ひとりの女性を召喚する。彼女こそ、一五〇〇年前に行方不明となった第三代皇王のエリザベーティアだった。剣の姫と呼ばれた彼女は、自らが生きている理由も、ここにいる事情も語らないまま、レクティファールに襲いかかる。歴代最強と言われるエリザベーティアの剣技に、現在の〈皇剣〉継承者レクティファールも苦戦を強いられた――
白の皇国物語17
神獣〈イペイラポス〉が皇都を襲撃した件の後始末のため、摂政レクティファールは〈グラッツラー伯国〉へ赴いた。その都で、伯国を治めるイーサンの娘、エインセルと偶然知り合う。「お姫様」にしてはお転婆すぎる彼女や、彼女を慕う子供たちと遊ぶことで、レクティファールは穏やかな時間を過ごしていた。だがその陰で、伯都の壊滅を目論む研究者が、禁断の兵器『腐敗蟲』を解き放ってしまう。ヒトの肉を喰らう腐敗蟲により、伯都は地獄へ変わった――
白の皇国物語16
〈グラッツラー伯国〉にいるはずの神獣〈イペイラポス〉が、何者かの陰謀で皇都に連れてこられた。そのことに激怒した神獣は、本来は無関係な街を破壊しようと暴れ出す。神獣の暴走を止めるべく、摂政レクティファールは自ら出動した。しかし、皇剣では威力が強すぎ、かえって被害を拡大しかねない。やむなく力を抑えて戦う彼だが、徐々に劣勢となり、ついには一時戦闘不能に追い込まれてしまう。そこへ現れたのは、次代の白龍公と青龍公のふたりだった――
白の皇国物語15
傭兵大国<ガイエンルツヴィテ>の管理していた古代遺物『反魔導物質結晶』が何者かに盗まれ、皇国に持ち込まれる。それを知ったレクティファールは、即座に手を打ち、摂政として悠然と事態の推移を見守る……はずだった。しかし、うら若き女性憲兵ベルシアが<ガイエンルツヴィテ>から派遣されたことで、事件の渦中に巻き込まれてしまう。実はそのベルシア、レクティファールの仮の姿『陸軍士官レクト・ハルベルン』の婚約者だったのだ――
白の皇国物語14
累計40万部突破の異世界英雄ファンタジー、待望の第14弾! 国王が軍に処刑され、内乱に揺れる<マルドゥク王国>。大陸の秩序維持のため、皇国をはじめ多くの国々が、その内乱を終わらせるべく奔走していた。そんなとき、マルドゥク国王の後継者を名乗る男――レイヴンが、レクティファールの前に現れる。レイヴンは皇国の若き摂政に、ある頼みごとをした。それは、乙女騎士ウィリィアを王妃にしたいというもの。これは単なる求婚ではない。ひとりの女性を軸にした政治的駆け引きだった――
白の皇国物語13
累計34万部突破の異世界英雄ファンタジー、待望の第13弾! かつて帝国と激戦を繰り広げた北方の都市<ウィルマグス>を視察する摂政レクティファール。そこで、旧知の自動人形研究者ヘスティや四界神殿の神官リーファと、再会を果たした。だが、この摂政視察というタイミングを狙って、帝国の特殊部隊が動く。彼らは、視察が終わって気の緩んだ皇国の基地を襲撃し、ヘスティとリーファを誘拐した。二人を救うため追跡に乗り出すレクティファールだが、帝国特殊部隊はまもなく国境を越えようとしていた――
白の皇国物語12
累計31万部突破の異世界英雄ファンタジー、待望の第12弾! 帝国に捕らわれていたフェリスの両親――ケルブ、シヴェイラ夫妻の救出作戦のさなか、当のシヴェイラが理性を失い、龍の姿となって暴走する。摂政レクティファールは一騎討ちで彼女を制圧するが、夫妻の命は長年の捕囚生活と人体実験により、今まさに尽きようとしていた。もはや一刻の猶予もない。レクティファールは二人の命を救うため、五人の龍姫と皇剣の力を借りて、神の領域とも言える「生命の創造」に挑む――
白の皇国物語11
累計24万部突破の異世界英雄ファンタジー、待望の第11弾! 騎士学校での決闘騒動が一段落し、摂政レクティファールは自らの婚約者であり、蒼龍公の孫娘であるフェリスの両親の救出に向けて動き出す。死んだと思われていたフェリスの両親は、帝国の秘密研究施設で人体実験の対象となっていたのだ。これ以上、ふたりが帝国に利用されないよう、近衛兵を率いて自ら敵地へと飛んだレクティファール。だがこの作戦、救出困難と判断された場合は、捕らわれたふたりを殺害するという非情なものだった――
白の皇国物語10
累計22万部突破! 大人気異世界英雄ファンタジー、第10弾! 身分を隠して騎士学校に通うレクティファールは、あるとき同じ騎士学校に通う留学生に決闘を申し込まれる。断る選択肢はなかったのだが、レクティファールには問題が一つあった。正体を明かせないため〈皇剣〉が使えないのだ。母国の誇る特製の重甲冑で戦いに挑む留学生に対し、やむなく肉弾戦に応じる〈皇剣〉なしのレクティファール。状況は圧倒的に不利。この勝負、どうなる!?
白の皇国物語9
累計19万部突破! 大人気、異世界英雄ファンタジー、待望の9弾! 摂政レクティファールは、身分を隠して騎士学校に編入した。そこで、ふたりの婚約者と、これから共に国を担う仲間たちに出会う。あるとき、その騎士学校の敷地で“魔神”が異世界より召喚された。魔神は、世界を滅ぼしかねない存在。援軍が期待できない状況の中、レクティファールは騎士学校の面々と力をあわせ、魔神に立ち向かう!