魔力ゼロの出来損ない貴族、四大精霊王に溺愛される3
四大精霊王と契約を交わして魔力と感情を手にした元出来損ない――アスク。魔王を退けた彼は、此度の戦いの報告のために王都を訪れていた。そこでアスクは、衝撃的な邂逅を果たす。「ようやく巡り合えましたね――運命の人」アスクにそう言って迫る少女・ニーナ。この国の王女たる彼女は、先を見通す『未来視』を持っている。しかし、その能力とて万能ではない。故に、悲劇は起きた。王都が最も色めき立つ建国記念祭の日に、誰もが予期しなかった形で魔王が現れたのだ。かつて対峙した魔王とは違う姿をした、新たな強敵。最凶の災厄に、アスクは未来視の王女とともに立ち向かう!
魔力ゼロの出来損ない貴族、四大精霊王に溺愛される2
四大精霊王と契約を交わして魔力と感情を手にした元出来損ない――アスク。彼は超常的な力で並みいる敵を打ち倒し、瞬く間にSランク冒険者にまで上り詰めた。悪魔すら圧倒してみせた彼の元に舞い込んできた次なる依頼は、ドラゴンとフェニックスの討伐。縄張り争いに興じる二体の『伝説』の間に割って入り、叩き伏せる。不可能とすら言えるこのミッションにアスクは聖剣に選ばれし緋色の勇者たちとともに挑む。雲を薙ぎ、空を穿つ――天災級の激戦が今、始まる!
魔力ゼロの出来損ない貴族、四大精霊王に溺愛される
魔力と感情を持たずして生まれた少年――アスク。貴族家において出来損ないと蔑まれ続けた彼の欠落はやがて、器としての才覚だと判明する。世界を構成する炎・地・水・風。それらを司る四大精霊王すべてをその身に宿す適格者として、アスクは選ばれたのだ。強大な力と感情を手にした彼は家を捨て、第二の人生を謳歌することを決意する。立ちはだかる、災害級の魔獣に悪魔、亜人差別すら捻じ伏せ――最強の契約者は、自由に生きる!