すきづきん

すきづきん

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ガチ祖母と異世界転生TRPGをしたら、設定を破壊し、ヒントを無視して定住してしまう。 その対話を書き起こしただけの、書かない小説である。 とある日、86歳の松田広子(まつだひろこ)の家に孫の須藤友也(すどうともや)が訪れる。 「1人でテレビ見てました。そうしたら急に眠たくなって伏せました」 「気がついたら、森の中の平野みたいなところで伏してました」 「倒れています、どうするか?」 『いいんじゃない。すごく気持ちいい。そういうの最高』 「手足が明らかにシワシワじゃない。動きが軽やかな状態」 『私そのものではあるけども、すごい若返って、いいな』  魔法が使える中世ヨーロッパ風で、亡き祖父と祖母が20歳に若返り、二人が手と手を重ねると帰還するという設定だ。  地球で経験した86年間の記憶をを使う事ができるが、帰還条件は一切知らない。  ゲームをやっているということは意識せず、その状況ならどうするかを純粋に答えてもらう。  果たして彼女は彼の手に触れ異世界から戻ってこれるのか!?  夫と会ったのにガン無視で所帯もって幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし。  そんな異世界TRPGで設定を壊しまくる祖母に振り回される日常話だ。
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小説 21,247 位 / 21,247件 ファンタジー 8,260 位 / 8,260件
登録日 2022.01.01
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