『見知らぬ恋人』は、実は『Dusty eyes』の直後に書き上げた作品です。
まどろこっしい辰巳一真とは正反対の男性を描きたくて、藤岡義人を書きました。
義人はストレートで、優しくて、男らしい、女性としては最高の男性なのかなって思います。だからこそ、プロポーズのシーン、セリフは、最初からコレ！　と決めてました。
　私は、絶対に書きたいシーンを思い描いてから、ストーリーをつけていくことが多いです。義人のプロポーズのシーンは、彼らしくて、私的には、最高のシーンだなって思ってます。

　ところで、私はキャラクター設定をする時に、だいたい俳優さんをイメージするのですが、この藤岡義人だけは、いつのまにか変わってしまってました。
　奈都のイメージは中谷美紀さんのような、知的でクールなイメージの女性です。義人は、というと、最初はディーンフジオカさん（名前がそのまま）のような、ちょっと影のある、派手なイケメンだったのですが……いつのまにかTOKIOの松岡さんになってました。男っぽくて素敵な方ですから、それはそれでいいのですが、ちょっとブレたかなー、なんて思ってるわけです。

　もしよろしければ、イメージする俳優さんとか、感想で教えてもらえると、とっても参考になります。

　ちなみに、辰巳一真は小澤征悦さん、野江聡子は尾野真知子さん、御堂悠介は竹野内豊さん、をイメージしてます。
　イメージ通り書けてたらいいのですが（笑）