Beroe

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拝啓、海の底より。

【あとがき】ミットシュルディガーは笑えない

はじめてのあとがきです。


書いてから間が空いてしまったので、必要以上に長くなってしまう予感。
めちゃくちゃにネタバレを含みます。


まずはタイトルから。
ミットシュルディガーはドイツ語で、共犯者という意味。なので、直訳すると「共犯者は笑えない」になります。
これは、彼が裏切ることを暗に示したつもりでした。はたして、彼の行為が裏切りだったのか、責められるべき立場だったのか、それは主人公の彼女にしかわかりません。
しかし、裏切りといえば裏切りなのです。

そもそもこの話は、ランダムで出たお題を基に友人と書きあう、というものでした。楽しい。
今回のお題は「らっきょう」
ふと気がつきました。そもそも私、

(らっきょう…食べたことあったっけな…)

とりあえずスーパーでらっきょうを買って食べたは良いものの、特になにも思い付かず苦戦したのは書くまでもなく。

最終的に、


らっきょう

夕飯で出てくるイメージ(なぜ)

晩餐

最後の晩餐(あの有名な絵画)


になりました。なぞですね。
最後の晩餐はイエスが十字架につけられる前夜、12人の弟子との最後の食事を描いたもので、この場で「裏切り者がいる。」と指摘したそう。ざっくりすぎる説明なので、気になった方は調べてみて下さい。

大体同じような感じでざっくり説明されます。
多分有名すぎる。


そこから「裏切り者」を連想し、今回のタイトルが出てきました。
この物語の裏切り者の役目である彼は、彼女の共犯者にはなれないので、裏切り者である彼は笑った=共犯者は笑えない=「ミットシュルディガーは笑えない」というタイトルに。

我ながら飛躍し過ぎな気もしますが、これ以上要素を増やさなかったところは褒めたい。とても書ききれません。

彼女は最後の晩餐で、裏切り者を炙り出しました。
指摘できるほど、彼女は強くなかった。

「明日になったら」

それに彼は、微笑むだけでした。
きっと答えはわかっていて、彼女は確認の作業を行っただけなのです。

このお話は、たったそれだけの話でした。
なにを書いても暗いし重いなと、自分で反省してるところです。
たまには明るい話も書きたいな。


長くなってきたのでこの辺で。
あとがきは気まぐれで書きます。

また書くことがあれば、その時は。
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登録日 2020.07.06 16:47

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