渡邊 香梨

渡邊 香梨

京都市出身。「聖女の姉ですが、国外逃亡します!~妹のお守りをするくらいなら、腹黒宰相サマと駆け落ちします!~」が第14回ファンタジー小説大賞奨励賞を受賞。改題・改稿を経て、待望の書籍化を果たす。

時計のおはなし

【第14回ファンタジー小説大賞 投票有難うございました‼】

「聖女の姉ですが、国外逃亡します!~妹のお守りをするくらいなら、腹黒宰相サマと駆け落ちします!~」は、中世ヨーロッパ世界をイメージしています。
 
 セイコーミュージアム銀座様のサイト内「時計進化年表」によると、13世紀後半には、誤差はあれど世界で最初の機械式時計が登場していたとの事なので、本作内でも時計は存在する事としました。
 
 また、15世紀後半には「携帯出来る時計」が、16世紀前半には「振り子時計」もそれぞれ登場をしているようなので、これもアリかなと思い、懐中時計の話を作中に出しました。

 イギリスで1563年に全国的な労働者の時間当たりの賃金規定を定めた法律も出来ているようですし、店舗で働く人々が時給制と言うのも、王都ではアリなのかなと思っています。

 当時まだまだ高価で貴重な時計を所有できたのは、裕福な王侯貴族・富裕層市民だけだったようなので、そこは貴族層の地位保証の代わりとして、作中オリジナルの設定とさせて頂きました。

 https://museum.seiko.co.jp/history/mechanical/

 もっとも「時計三昧」様のサイトによると、この頃の時計は、まだまだ誤差が大きく分単位の精度がなかったため、分針はなかったそうです。

 http://www.tokeizanmai.com/history2.html

 そして、1540年に世界初の時計師のギルド(同職組合)が設立されていたそうなので、商業ギルドとは別に職人の為のギルドもあっても良いだろうと思った次第です。

 引き続き読んでいただけると嬉しいです!
登録日 2021.10.13 10:22

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