渡邊 香梨

渡邊 香梨

京都市出身。「聖女の姉ですが、国外逃亡します!~妹のお守りをするくらいなら、腹黒宰相サマと駆け落ちします!~」が第14回ファンタジー小説大賞奨励賞を受賞。改題・改稿を経て、待望の書籍化を果たす。

印刷とインクのおはなし

【第14回ファンタジー小説大賞 投票有難うございました‼】

「聖女の姉ですが、国外逃亡します!~妹のお守りをするくらいなら、腹黒宰相サマと駆け落ちします!~」は、中世ヨーロッパ世界をイメージしています。

 羊皮紙があり、本がある――次は印刷技術のおはなしです。

 木版と言う形での印刷は7世紀頃の中国で既にみられていて、ヨーロッパでも14世紀には皮に金属凹版で模様をつけたり、カードに孔版 (ステンシル) で着色することも行われていたとの事なので、アンジェスでもこのあたりまでは発展させても良いかと思い、本は多少流通しているとしました。

 https://www.ndl.go.jp/incunabula/chapter1/chapter1_01.html
 ⇒国立国会図書館インターネット資料:「インキュナブラ -西洋印刷術の黎明-」より

 ただ、15世紀に入って、ドイツの金細工師ヨハネス・グーテンベルクが活字の開発とそれを使った活版印刷術を発明して、更に多くの書物が広まる様になったとの事なので、アンジェスよりも国土の大きいギーレンで、先にこの技術が採用されつつある、と言う風にしました。

 ⇒ぷりんとぴあ様サイト内記事:グーテンベルクが発明した活版印刷術
  https://www.jfpi.or.jp/printpia/topics_detail21/id=3561

 印刷機が鉄製になるのは18世紀に入ってからとの事なので、ギーレンのチェルハ出版にある印刷機は木製でイメージしています。
 

【その他参考資料】

 https://www.gizmodo.jp/2016/08/how-a-gutenberg-printing-press-actually-works.html
 (GIZMODO様サイト内:現存資料に基づく、グーテンベルグ活版印刷の再現動画付記事) 


 引き続き読んでいただけると嬉しいです!
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登録日 2021.10.28 13:37

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