初山七月

初山七月

根の深い悪習慣

 「少ない情報を基に素早く正解に到達した方が優秀」が最も顕著に出ている学校教育は、テストでしょう。大抵のテスト問題には、正解へ至る最小限の情報のみが記載されています。それを素早く特定できた方が、時間制限のあるテストにおいて高得点を狙いやすくなります。これを六歳や七歳から続けてきたせいで「まったく窺えない他者の心の中」にも、疑問を抱かずそれを行うようになってしまった。ほんの僅かな事柄を根拠に「お前はこう考えている!」と一方的に決めつける人が、しかも学歴的に優秀とされる人が、世に溢れてしまった。これが日本の現実なのです。

 「はい論破」と嬉々として書き込む風潮の根底にも、これがあります。そう書き込むのが早ければ早いほど優秀、と考える人ほどアレが好きですからね。

 正論が大好きな子供や若者が急増している理由も同じです。学校のテストとは異なり、社会問題に正解はありません。「正解として最も有力視されているのは、現時点ではコレ」でしかないのです。しかし、正解を予め用意されたテストしかしらない子供は、それを正解と思い込む。然るに同じノリで「この社会問題の正論はコレ」を沢山暗記した方が優秀、と子供達が考えてしまっている。いやはやこれでは、経済のマイナス成長が30年間続いて、当然ですね。

 続きは次回に。
コメント 0
登録日 2022.03.23 06:18

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン   新規ユーザ登録

0