夢=無王吽

夢=無王吽

『むもん』と読みます。

バンドの相棒に話したら『なにそれすごい見たいんだけど』と興奮した肝心の話はナイショ。

あらためて書いておきますと、
ぼくの小説は現時点で全作が、
世界観を共有しています。

時間が過去や未来に前後するだけで、
どれも同じ世界で起きていることなのです。

まあ、だからといって、
藤子不二雄作品とか、
アメリカンヒーローみたいに、
主人公が集合したりはしませんがw

なかでも、
シリーズと考えているもののひとつに、
『トーナメントシリーズ』があります。

今回の、
『マッカ=ニナール・テレクサの日記』は、
『ヒーローズ・トーナメント』に続く、
トーナメントシリーズの二作目だと、
密かに考えて設定をつくり始めました。

トーナメントものの魅力って、
一番オーソドックスなのは、
誰が、またはどの流派、組織、
形態、種族、性能が一番強いんだろう。
というロマンを求めるものが、
タイプ①としてありますよね。

他にも、トーナメントそのものにロマンがあり、
そのなかで推しを見つけていく、
というタイプもあります。

実際の格闘技トーナメント、
それも地下の賭け試合に近かった、
バーリトゥード時代のUFCなどは、
出場者のほとんどが、
賞金目当ての無名選手なので、
登場して闘うまでは、
何者なのか全くわかりません。

ぼくはその初期のUFCの大ファンなので、
あの他流派同士の決闘みたいなのが、
ワンデートーナメントで決まるという、
背徳的な好奇心は、
他の対決ものでは味わえないと考えています。

今回、普通に『女子高生タイマンバトル!』
みたいにせず、
アクション色を排除した理由は、
誰と誰が闘おうとも、
こんなのに出場するやつの気が知れない。
なんて残酷なという衝撃を、
なんとかドラマにできないか。

出場する人を生きた人間だと感じるために、
往年のロマコメのベタな味わいを、
感情移入の手段として、
なんとかつかえないかと考えました。

その2つを合体させるアイデアは、
たぶん、世にトーナメント好きは多くても、
まだ生み出されていないだろうなと。

見たことがないなら、
それは個性と呼べるかもしれないと。

『個性のない作品など存在する価値はない』
が、信条なので、
なら存在させようと判断しました。

もうひとつ、
トーナメントものとしては反則に近い、
これぞ最高だと自負するアイデアもありますが、
環境が整わないとムリなので、
一生眠ったままの可能性もあります。
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登録日 2022.05.09 23:50

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