夢=無王吽

夢=無王吽

『むもん』と読みます。

オモシロイならぜひ読みたかった。

最近、アマゾンのアプリを開くと、
トーナメントものの漫画をよくすすめられます。

へー、どんなのなの?
と、レビューを見ると、見事に賛否両論。
いや、読んでる層が一定なのか、
賛が若干、多いのかな?

一冊買って試してみるか?
と、画像をスクロールしてみると、
なんかアニメ絵の気取ったキャラが、
かっこつけたセリフを言っとる。
試合中に。
ていうか、基本ぜんぶどの作品も、
殺し合い中に。

う、うん。
ああ、そう。

真剣勝負を見たことない、
アニメから想像した人が、
同じ世代の読者に向けて、
たくさん試合を観られる、
大勢の参加するトーナメントを、
しかも真剣勝負という設定で、
かっこよく描いてみたのかな?

まあ、多数決が正義なので、
ぼくにはなにも言う資格はありません。

ただ、ぼくにはそれ、
どんな内容かヒトコマでわかりました。

否定はしません。
需要があるなら、
いいのではないでしょうか。
でもぼくは、
そっと、アプリを閉じました。

ちなみに喧嘩稼業は好きです。
でもあれ、
誤解されやすいと思うのですが、
バーリトゥードじゃないですからね?
ノールールに近いスポーツです。
場外での妨害行為や、
急所攻撃が認められてるだけ。
だからまあ、出場者の質から、
ケガ人は続出し、死人まで出てますけど、
グローブはめてるので、
スポーツはスポーツなんです。

あれの発刊が止まってるのが、
変なのが増えちゃう原因だろうなと、
ぼくは考えています。
あ、変じゃなく、別のが、ですね。

アニメ系が代わりになる人には、
このブームは、いいことなのかもしれません。

別物だと感じる理由は、
作者の漫画力とかではなく、
真剣勝負をリアルタイムで観た世代か、
そうでないかの違いです。
真剣勝負が求められたということは、
そのぶん、
道を歩けば喧嘩が転がっていたということ。

バーリトゥードの緊張感と興奮と、
どうなっちゃうのという不安、恐怖、
心配などをリアルに知らないと、
夢の世界にゴーしちゃうのだと思います。

残酷はギャグにはなりますが、
それは皮肉をこめた暴力へのアンチテーゼで、
カッコつけた残酷など偽モ・・・おっと、
否定しないとか言っておいて口が滑った。

素手の真剣勝負も知らない人が、
武器の真剣勝負を描くという、
オモシロ現象が今、
世間では起きているようです。
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登録日 2022.05.10 19:48

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