両者の違い

 おもうまい店に資産経済の専門家がやって来て、お店の役に立とうとしました。専門家は人件費等の数字を一瞥しただけで複数の無駄を発見し、それを改善しました。それによってお店の利益は増えましたが、お客さんの満足度は変わらないか、もしくはお客によっては満足度を下げる結果になりました。

 資産経済の専門家が経営する会社に、おもうまい店の店主がやって来て、会社の役に立とうしました。しかし店主に専門知識は無く、掃除や食事も業者が入っていたため、店主は会社の役に立つことがまったくできませんでした。

 上記を読んだほぼ全ての経済学者が、「役に立ったのは専門家の方」と考えるでしょう。私もそれに同意します。しかし専門家が役に立ったのは微々たる量でしかなく、役に立たなかった事の方が圧倒的に多いのが現実です。そしてこの「役に立たなかった理由」にこそ、両者の違いがあるんですよ。

 続きは次回に。
コメント 0
登録日 2022.07.05 07:27

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン  新規ユーザ登録

0

処理中です...

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。