クラン

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はじめまして、クランと申します。 未熟ながら、ラノベを投稿させていただきます。 どうぞよしなに。 Twitter:@kuran_novel

『花嫁騎士』更新

ヘイ! ブラザー!
ご機嫌な夜だな! 俺は風邪っぴきだけど。
ときにブラザー、「空席おじさん」って知ってるかい?
知らないって? そりゃないぜ!



空席おじさんは、いつでも電車に揺られている。
そして、いつも座席前の吊り皮を掴んでいる。もちろん、今日も。
おや、空席おじさんの前のJKが降りたね。
しかし、おじさんは座らない。満員の車内。横から学生服の男がぬるりと座ったね。おじさん、微動だにしない。
おや、さっきの学生服の子も降りたね。でも座らない。おじさんはさっきと同じく、空席をじーーーーーっと見てる。ちょっぴり怖いね。



ホラーじゃないぜ、ブラザー。リアルだよ。リアル・トーキョー・ライフだよ。
おじさんがなんで座らないかって? だって、もう座ってるんだぜ。
少年の頃の眩しい笑顔が、恋に破れて流した秘密の涙が、夢に現に必死で汗を流したピカピカの心が。
そう、自分がもう座ってるのさ。空席おじさんは、見つめるだけで精一杯さ。
ヘイ、ブラザー。あんたも似たようなもんだろ?

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以下本題。
『花嫁騎士 ~勇者を寝取られたわたしは魔王の城を目指す~』
21.「団長は嘘が嫌い」更新しました。
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登録日 2017.06.28 21:29

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