初山七月

初山七月

同意があるからこそ

 今回は「納税手段になるからお金には価値がある」を正当な権利として主張できる、歴史上唯一の国について書きます。それは五賢帝時代の、古代ローマですね。

 五賢帝時代の古代ローマは他の地域の人類にとって、現実に存在するとは到底思えない理想郷でした。飢えは無く、無理やり徴兵され戦争に駆り出されることも無く、権力者による理不尽な政策も無い。上下水道と公衆浴場の完備された清潔な都市で普通に働いていれば、文化と自由を楽しみつつ一生を終えることが出来る。そんな、社会面と技術面におけるオーバーテクノロジーで運営されていたのが、五賢帝時代の古代ローマなのです。

 よって、納税していればローマ市民でいられたその時代の人々だけは、「納税手段になるからお金には価値がある」に同意できた。その同意があるからこそ、国家運営に携わる人も主張できたのです。納税手段になるからお金には価値がある、と。

 続きは次回に。
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登録日 2022.08.12 07:24

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