万怒 羅豪羅

万怒 羅豪羅

創作が好きです。小説を書いたり、絵を描いたりしています。 単細胞なので、ハッピーエンドが大好きです。 よろしくお願いします。

内容修正のお知らせ・質問返し2

(その1からの続き)

Q:ロアはどんな勇者なら納得したの?強い勇者が欲しいんじゃないの?
A:いざと言う時に殺せるならOK。
勇者召喚の目的は、魔王を倒すこと。それなのに強い能力を持った勇者を処刑していては、確かに本末転倒ですね。この見極めについては、ロアたち王家も頭を悩ませている点です。弱い勇者は制御は簡単ですが、魔王討伐には向きません。かといって強すぎると、セカンドの二の舞になってしまいます。そこでロアたちは、「さいあく勇者と戦うことになった場合、討伐が可能かどうか」で処刑するしないを判断しています。例えば一の国の勇者クラークの場合、強力な雷魔法を有していますが、彼はあくまで一人の人間です。三日三晩囲んで集中砲火を浴びれば、さすがに持ちません。一方で桜下の死霊術のような、「一人ではなく群体」となるような能力には、過剰な恐れを抱いています。ロアたち常人は数でしか対抗できないのに、その数の有利すら覆せる能力だからです。

Q:一の国の勇者クラークは召喚当初反発しなかったの?
A:ぜんぜんしなかった。
桜下は召喚当初、絶望に打ちひしがれ、まったく現状を受け止められませんでした。では、クラークは?クラークも召喚直後は面食らっていましたが、実にすんなりと状況を受け止め、勇者としての役割を積極的に受け入れました。彼の場合、「正義」に異様なまでにこだわる性質と、一の国が勇者をめちゃめちゃに持ち上げて歓迎する風習があることががっちり噛み合った結果、ノリノリで勇者の道を進むことにしたわけです。彼がまだ子どもだということもありますが、各国も勇者が”乗りやすく”するように工夫を凝らしているので、そのせいもあるかもしれません。……しかしともすれば、それは”目隠し”を付けたまま冒険をしているようなものなのかもしれませんね。

長くなりましたが、今回は以上です。
最後になりますが、ご質問ありがとうございました。筆者の中にしかなかった世界が皆様の中にも広がり、そこに疑問が生まれたということに、一人感動しています。ものごとを一しきり理解しないと、質問ってできないものですもんね。物書き冥利に尽きるありがたい話です。

では、また。
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登録日 2022.08.19 21:33

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