渡邊 香梨

渡邊 香梨

京都市出身。「聖女の姉ですが、国外逃亡します!~妹のお守りをするくらいなら、腹黒宰相サマと駆け落ちします!~」が第14回ファンタジー小説大賞奨励賞を受賞。改題・改稿を経て、待望の書籍化を果たす。

めくるめく夜の裏側(笑)

聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ?
【旧題:聖女の姉ですが、国外逃亡します!】

 いつも読んで頂いて有難うございます!


 なかなか明け透けに本文内で会話をする機会がないので、さりげなく「裏設定」をここで……。


 実は王都学園在学中に、学園生は洩れなく王宮管理部の|長《おさ》から、婚姻の儀までの期間限定で避妊の術をかけられます。

 ハニトラにかかる、あるいは花畑令息に襲われるなど万一のことが起きた際に、望まない子が生まれてしまう可能性を少しでも減らそうと、当時の開発術者の並々ならぬ想いがあったようです。

 とは言え婚姻の儀と併せて解術の儀式を受けることになるので、結局は後から側室や愛妾によるお家騒動が起きたりするのですが……。

 かつ、既成事実の主張で子供は出来ずとも強引な婚姻を迫る場合も多々あるので、この「術をかける」制度が本当に時代に即しているのか否か、実は長い間議論の対象になっています。

 当面子供が出来ないのなら、恋人段階から、そういう流れにもなり得る――日本の感覚に近いところがあります。

 長所もあれば短所もあり、今すぐ廃止にする理由はないと、今のところ術は存続したままです。



 ※レイナの場合は、北の館での一夜の後何日かして月のモノがきた時に、ヨンナからざっくりとした説明はされています。

 ヨンナの方も、閨のたびにレイナが不安に苛まれてはいけないと、エドヴァルドには知られないところで、子どもが出来にくい薬をナシオに調合させて、水に混ぜて数日飲ませたりしていました。

 実際には術だけで充分なところ、レイナがの心がより凪ぐのではと考えたようです。


 ……これ以上上品じゃない方向に行ってしまうとまずいので、今回分はコメント不可とさせて下さい。
 ファンタジー小説と、そこはぜひお目こぼし下さいませ m(_ _)m
登録日 2022.08.31 00:41

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