夢=無王吽

夢=無王吽

『むもん』と読みます。

容疑者Xの献身。

金ローでやってまして。

ぼくはミステリが苦手なので、
あんまりこのての観ないのですが、
ガリレオはコメディでもあるので、
筋トレしながら観ることに。

天才ガリレオ教授が、
シミュレーションをシュミレーションと、
言い間違えたところで、ん?
と引っ掛かりつつも、
いや天才だから、
わかりやすくわざとそう言ったのだ、
なんて都合よく解釈し、
その後も「天才だから」という行間を、
セリフや会話に付け足しまくり、
クライマックス手前までは、
『天才だからきっとこう』という、
脳内補完の連続により、
勝手に感動して泣きそうになり、
こっからだ!
こっからはもう、普通に丁寧に、
映画のベタをやられるだけで、
もう号泣だ。すげぇ!
やはりプロはスゲェ!!
なんて身を乗り出した途端、
堤真一さんが「うえ〜ん」と号泣。
・・・え?
見間違いかと画面を再確認。
やっぱり号泣。・・・え?

イヤ、そこは天才だから、
突き放して後でそれぞれ泣くとこでは?
ここまできて、そんなブン投げする?
目が吸い込んだかのように、
こぼれる寸前だった涙が引っ込みました。
しばし呆然。
証拠品を探す場面に重なるエンディング曲。
海を走り回るモーターボート。
「走っときゃ、捜索に見えるから」
と演出してる人の顔が頭に浮かぶ。

昔、ライブハウスの依頼で、
某元国民的アイドルのドラマ、
それもゴールデンタイムのドラマに、
観客としてエキストラやってくれと、
バンドマンたちが呼ばれまして。

なかの一人はバンドごと出演で、
キッスメイクされてステージ演奏して。

ぼくらはフロアに勝手に椅子並べて、
ダラダラとタバコ吸って何時間も待機。

各エキストラ事務所から集められた、
ライブハウスと無関係の数百人は、
真夏の屋外で待機させられてて。
その人らはなぜか、
腕にトゲトゲのあるやつを巻かれてて笑。
主演到着で撮影開始。
演出か演出補の人が撮影前にステージで、
「ライブってこんなんでしょ?
知らんけど笑」
ってテキトーに演出してたのを、
ふと思い出しました。
バンドマンやスタッフがいるんだから、
知らんなら訊けばいいのに。

主演のアイドルさんは、
めちゃ有名でベテランさんなのに、
すごく礼儀正しく、
新人みたいにキビキビ挨拶して、
大きな声でハキハキ返事してました。
こっちは逆に、
プロはスゲーと驚きました。
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登録日 2022.09.25 00:25

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