川口大介

川口大介

BLのこと。

私自身は、パレット文庫の「セント・マシューズシリーズ」が大好きです。

主人公の少年には、ちゃんと好きな女の子がいて、そんな彼に
学園一の才色兼備な優等生(男子校です。男子です)が片想い。
そういう構図だからこそ浮かび上がる、同性愛の苦しさ。

「思い知ったよ。やっぱり、女の子には敵わない」

「僕には、彼の不幸は望めない。彼女と結ばれるのが、彼の幸せなら……」

などなどの切なさ。

主人公は日本人ですが、舞台はイギリスの、
外国人を積極的に受け入れている寄宿学校。
作者さんの実体験だそうです。性別は逆ですが。

そこでは、日本人には考えられないほど生活に食い込んでくる、
「階級」「宗教」そして「犯罪」もあり、時に重く苦しく。でもその一方、
国際色豊かな少年たちの、男子校・男子寮での賑やかな青春像も楽しく。

「君は、ウェールズの出身で……イギリスの一部だっけ?」
「断じて違う。僕らはケルト人で、あいつらはアングロ・サクソンだ」

「イギリスの男どもなんざ、ベッドの中でもラグビーやってるってな」

「気をつけろよ。お前みたいなお肌スベスベの東洋系が、一番人気なんだ」

少女漫画でいうなら「ここはグリーン・ウッド」に近い作品です。
機会があればぜひ、ご一読を。

ちなみに私はこの「セント・マシューズ」、
地元の市立図書館で出会って惚れ込み、全巻購入しました。
図書館の人、この作品を置いてくれてありがとうっっ!
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登録日 2023.02.05 21:06

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