「きりがにゃい。次で最後にするかにょ」
「そうだな」

　楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。気付けば２時間以上が経っている。細やかな技能の応戦は確実に２人の体力を奪い、片方は肩で息をし、もう片方は額から汗を滴らせていた。
　２人は一定距離離れ、構える。

「よろしくお願いしますにょ」
「こちらこそ、全力でよろしく」

　それは、闘技場ではよく見られた光景だった。
　始める前に頭を下げ合うことが戦いの合図。決闘なら特に顕著で、無言で始めようものならば無作法者の烙印を押されてブラックリスト入り確定である。
　少し思い出して懐かしくなり、エテルネルは目を細める。
　それと同時に風が二人の間を吹き抜け、動き出すのはほぼ同時だった。

【剣技能《ソードスキル》：螺旋火剣】
【弓技能《ボウスキル》：流星矢】

　２つの技能が真正面から激しく衝突し、その衝撃は結界外にもほんの少し、響いたのであった。



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1000文字って以外に少ないですね( 'ω')
以上が抜粋となります。本編ですらまだここまでのものは出していません。
読んでいなくてもいいようにさせて頂きますので、ここと似たような説明なども出てくるかと思いますが、ご了承ください。
だってけもみみだもの！！から好きって直接言ってくださる方もいらっしゃって大変うれしく思います。態々探してくださった方もいらっしゃったとかなかったとか( 'ω')
エタらないよう頑張りますので引き続きご声援をお願いします。