どうも皆様こんばんは、織坂一です。
今日更新した25話を以て、『マナイズム・レクイエム』は完結となります。

正直、この物語のプロットを書いた当初、こうして連載に至るとは思っていませんでした。
そもそもこの物語を執筆に要したのは、たった4日間。そして完成したその日に小説家になろうで掲載し、25日に渡り、更新してきました。

この物語の主軸となったのは、主人公であるリアムの人生です。
利己的で自己中心的、かつ臆病で情けない男が、愛する人のために剣を取るというのはありきたりだと思います。
ですが、この物語にはどのエンドにも救いはありません。
というのも、このリアムという存在自体をただの愚者かつ、間違いだらけの憐れな俗物として描きたかったからです。

そんな俗物がどこまで墜ちれるか、そして全ての真実を知った際、彼はどんな選択をするのか…それに重きを置いてきました。

言ってしまえば、この作品は救いようのない胸糞作品なのかもしれません。
しかし、人間が見て見ぬフリをしがちなエゴをテーマに、『マナイズム・レクイエム』シリーズを執筆し続けています。

後、残り2作の主人公もリアムとは性格は違いますが、それぞれエゴがあります。
そうして、彼らは闘いの末になにを掴むのか…それもこの『マナイズム・レクイエム』シリーズの醍醐味といったところです。

そして、第3作目である『マナイズム・レクイエム ～Allrgory Massiah～』の連載についてなのですが、作者の体調が優れないため、今すぐに連載というのは不可能だと結論づけました。申し訳ありません。

しかし、回復し次第、出来ればまたこうして毎日更新といった形で連載していこうと思います。

長くなりましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
お気に入りの追加や評価など、大変励みになりましたし、これからもアルファポリスにて活動を続けていく次第です。