高坂 八尋

高坂 八尋

はじめまして、 高坂八尋(コウサカ ヤヒロ)です。 今は主に【死を恋う神に花束を 白百合を携える純黒なる死の天使〈アルファポリス版〉】を掲載しています。かなりの長編になりますが、よろしくお願いします。

ちょっと休憩〜+内容皆無小話

今回は一から書き起こしているので、時間がかかりそうです。もう少しお待ちください。

と、いうわけでどうでもいい小話、どうぞ。


『カイムの理容師』


 相変わらずの執務室――。

 カイムは難しい顔で腕を組んでいた。

 ソファでジェイドがコーヒーを啜っている。
 
「ヘルレアはやはり年上の方がお好きなのかもしれない」

「なんだそりゃ。お前も十分に年上だろうが。二十才くらい上だろう」

「ヘルレアはノイマン前会長がお好きらしいんだ」

「あのおっさん五十代くらいだったな。それを言うと確かにそうとう年上だ。で、先程から言っている、ヒゲやらモミアゲやらが、それと何の関係がある」

「だから伸ばして貫禄をつけようかと思うんだ」

 ジェイドが大笑いしている。

「俺はカイムがヒゲなんか生える前の、ガキンチョの頃から一緒にいるが、そもそもヒゲが生えるのか怪しいくらい、俺は一度もそれらしいのを見たことがない」

「それは毎日理容師に剃らせているからで……」

「戦地でも無精髭すら見なかったけどな」

「あれは常にナイフで剃ってた」

「ワイルドだな。何故そこでシェーバーを使わない」

「ナイフの方が使い慣れているんだよな。それを言ったら、ゴルじいさんに怒られた。顔に傷でもついたらどうするんだ、と。」

 ゴルじいさんはカイム専属の理容師だ。

「乙女への説教か。いつ肉塊になるともしれない場所で。やってることは、野性味溢れ過ぎてるが、お前はそういう男には見えたためしがないからな。まあ、坊っちゃんスタイルを崩したいなら、ゴルじいさんに相談してみることだ」


 〜というわけで、ヒゲとモミアゲは整えるだけと相成り〜


「ヘルレア、最近ヒゲとモミアゲが結構生え揃って来たのですけど」

「……最近無精髭のままだよな、そういうのは止めとけ。代表だろう見苦しい」

 ヘルレアはカイムへ一切顔すら向けず、立ち去ったのでした。

 カイムがひとり沈没していると、ジェイドが不思議そうに現れる。

「お前、ヘルレアに何したんだ? 一人でピョンピョンと、嬉しそうにしていたぞ」


 〜さて、カイムはどうするべきなのか?〜


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登録日 2025.01.22 18:21

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