せいいち

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小説投稿初心者。タグ、何を付けたらいいのかわからない。 小説家になろうにも同じものを投稿してます。 https://mypage.syosetu.com/2778978/

十八歳の誕生日おめでとう!

 丁度この夜が明けた後に君たちは同居を始めることになるだろう。さんざんぶん殴ったり引っ掻かれた後で、理人は吸血鬼に同居の提案をする。変な誕生日だね。

 拙作『吸血鬼狩人、宿敵と同居する』は、今年のタイムテーブルで書きました。リミテッド日常系では最重要項目である曜日をしょっちゅう忘れるために実在の年を参考にしたので、実際にそういうことが起きているかは神のみぞ知るところですが、今日をはじめに今作の出来事が起きていると面白いので、そうします。
 今日(20250320)が理人とシャンジュの十八歳の誕生日であり、翌日に彼らは同居を始めます。翌日の時点では連れ込みと言ったほうが正確かもしれません。
 何はともあれ理人、シャンジュ、誕生日おめでとう。吸血鬼の名前も今は確定してないんだ。十二分の一も片方の名前が決まってないとか、やーね。

 もうちょっと何か喋っちゃお。この話は何回もしたかもしれませんが、サビなので何回もします。記憶違いもあるかも。
 彼らの始まりは丁度十年前、理人が吸血鬼狩人の養子になり、およそ三年が経過したとき夜のことです。誕生日のパーティの後、ベッドをふらっと抜け出した理人は、街の中に薄っすら積もった新雪の中に痩せこけた小さな吸血鬼を見付け、己の生まれた意味と運命を悟ります。
 先に手を出したのは理人です。このことが吸血鬼の中で強烈な拒否感として残っており、年が巡るたび思い出すそうです。
 彼が義務感に耐え、痩せこけた小さな生き物に手を差し伸べていたら、また別の物語があったかもしれません。
 日が開ける前に吸血鬼は逃げおおせ、理人は彼を夜中探し回った義兄に手を引かれて家に戻ります。
「お前がいい奴なのはわかったが、殺そうとするのは怖い」吸血鬼の心境はこれに尽きます。

 最後に、ありそうだった会話の供養をしておきます。彼らは山の奥のミカジロ邸でこういう会話をしているはず。
「あの一年俺がお前に毒を盛るチャンスが千回近くあったがしなかったのは何でだと思う?」
「君が僕のことが好きだから……?」
「馬鹿野郎それが普通だからだよ。毒を盛らないのが普通なんだ。あの錬金術師に毒され過ぎてる」

P.S.幼児返りして一人称が「シャンジュ」になる吸血鬼が見たい。
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登録日 2025.03.20 18:57

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