お久しぶりです。成長して成人の一歩手前の歳になりました。時の流れとは早いものです。
さて、タイトル通り。
静村北斗という男についてです。
彼はアルビノと弱視という二次元の権化のような設定を持って生まれてきました。理由は明白、朱殷の髪と翠緑の瞳を持つ與常槞、あるいはバスタブの住人との対比です。
実際與常槞と静村北斗はメガネとモノクル、猫っ毛と癖毛、のように微妙な共通点があります。
多分静村の方が少々背が高いぐらいです(與常槞の身長はおおよそ174〜176の想定)。

静村はアルビノのせいで日光アレルギーなので外に出て遊ぶ、みたいな経験がほとんどありません。
ので幼少期はカーテンのかかった部屋で読書をして暇を潰していました。多分コナン・ドイルとか好きです。愛読書は小公子セドリック。名探偵ポワロは小学生の時ドラマの放送を親と一緒に見ました。意外とハリーポッターにはハマらない、そんな｢ちょっと世間とずれた｣子供時代を送りました。
彼はずっと｢外の生活は退屈｣と思って生きてきました。学校でも特異な性質がずば抜けて、周りと上手く馴染むことが出来ませんでした。でも彼は割と幸せな学校生活を送っていて、空想に耽けるとか少ない友達(と静村は勝手に思っているが向こうはただのクラスメート)に論説をするとかで充実した学校生活を送っていました。
彼に転機が訪れるのは中学の頃です。
そこで初めて｢本当の友達｣となる人物と出会いました(この子の話もいつか書く予定です)。
彼らは部活(美術部)で出会い、休み時間の度に話し、一緒に行動するようになりました。
彼の｢退屈｣と称した世界は急激に色を帯び始めました。
そして漠然とした未来への実感が湧いて、夢までできるようになりました。自我の芽生えです。
彼は元々学習が苦ではないタイプだったため、独学で中学校卒業までに高校の必修教科を全て終了させるまでに至ります(高卒認定試験は受けていない)。高校に進んだ理由は｢ただただ青春というものがしてみたかったから｣です、彼らしい。
ちなみに｢絵が好き｣と書いておきながら多分彼は文系です。多分IQが高いんでしょう。
作者は下の阿呆なのでそこまで想像がつきません。
ちなみに静村の今の夢は｢クラスの皆と一緒にテニスをする｣ことらしいです。いつか叶うといいですね。