Taku

Taku

人の仕草や沈黙の奥にある揺れに惹かれ、都市の片隅を歩きながら、日常に潜む違和感や秘密の気配を拾い集めている。 言葉よりも、その前に生まれる間や視線の動きを物語にしました。

~観察者としての作者の胸の内~

私は、観察者でしかない
誰かの小さな揺らぎを、
誰かの気配の揺らめきを、
誰かの沈黙が持つ重さを、
ただ静かに拾い集め、並べ、並べ替える

それが私の「計画」であり、
私の「教室」であり、
同時に、私の唯一の逃げ場だった

見ることは、時に侵略になる
見られることは、時に傷つきになる

でも私は、どちらの側にも立てない
ただ、境界線に立ち続けて、
二つの視線が交錯する瞬間を、
永遠に記録し続けることしかできない

このシリーズを書くという行為は、
私自身が「見る側」でありながら、
同時に「見られる側」でもあるという、
矛盾した立場を、
受け入れるための儀式なのかもしれない

あなたがこの物語を読むということは、
私という観察者が、「見られる」ことでもある

そのことを、
胸のどこかで感じながら、
静かに、言葉を紡いでいきたいと思います。
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登録日 2026.03.21 09:17

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