Gaku

Gaku

はじめまして、Gakuと申します。 独特な世界観の物語を書いています。 マイペースに更新していきますので、楽しんでいただけると嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。

本日20時40分、第13話「冗談は油まみれの顔だけにして」を予約投稿しています。

星骸機の底辺操縦士 〜倒れていた老人を助けたら、封印された伝説機と人に恋をしないはずの律姫を託された〜


今回から物語は、ポート・ガレリアの片隅にある廃材置き場へ入ります。

そこにいるのは、油まみれの顔で工具を握る、口の悪い少女ミナ・カークライト。

第一声から最悪。
態度も最悪。
言葉も刺々しい。
けれど、その手だけは本物です。

レオが探していたのは、アストラル・ヴェインを直せるかもしれない機匠。
でもミナは、金のない客にも、面倒な依頼にも、簡単には首を縦に振りません。

それでもレオは、いつものように笑って踏み込みます。
怒るでもなく、押しつけるでもなく、ただ相手の奥にあるものを見ようとする。

今回の見どころは、ただの新キャラ登場ではありません。

ミナがなぜ一人で廃材置き場にいるのか。
なぜ天才と呼ばれる腕を持ちながら、自分の才能から逃げているのか。
なぜ「直す」ことを仕事にしている少女が、自分自身だけは直せずにいるのか。

軽口で始まった出会いの奥に、少しずつ見えてくる傷があります。

油の匂い。
錆びた金属片。
瓦礫を分ける手の音。
包帯を巻くルシェリアの無言の手つき。
そして、夜に握りしめられる古い工具。

明るく進むレオの旅に、初めて「壊れた才能」が立ちはだかります。

けれどレオは、壊れたものを簡単に見捨てません。
それは、ガンボルト七号と過ごしてきた彼だからこそ言えること。
大事にしたものは、最後に何かを返してくれる。
その言葉が、ミナの閉ざした心にほんの少しだけ触れていきます。

これは、機体を直すための話であり、
人がもう一度、自分の手を信じられるようになるための始まりでもあります。

第13話。
読んだ後、きっとミナのことが忘れられなくなると思います。

20時40分公開です。
ぜひ、今夜読みに来てください。
コメント 0
登録日 2026.05.28 20:03

コメントを投稿する

1,000文字以内
この記事に関するコメントは承認制です

ログインするとコメントの投稿ができます。
ログイン   新規ユーザ登録

0