菰野るり

菰野るり

京都市在住。市バスは206番と37番、地下鉄は烏丸線だけで生きていける。好きな作家は荻原規子さんと阿部智里さん。

ネタバレ有りの近況ボード

50万文字超えました。最新話までお付き合いいただき、ありがとうございます。

いえね、私8月から転職予定で、現職の有給をこの小説にぶち込んで毎日いっぱい書いて書いております。

私がスパダリ溺愛18禁BL書いたらどうなるんだろと思って始めたこの小説。

読んでくださる皆様のおかげで、本編に加えてIFSS2本とSS1本とエロ本1本と、遂に本編続編まで書き進められて、50万文字です。ぱふぱふ(東堂)

スパダリって何?それって本当に愛かな?ってずっと重奏低音みたいなテーマが多分ありまして。

そう。遂にもう榊原、劉流星の前では奢れない。というところに到達しました。

今まで榊原にとって「金を出す」は、かなり重要な言語だったんです。

月に服を買う。
飯を食わせる。
タクシーに乗せる。
部屋に置く。
生活を囲う。
高い店に連れて行く。

それは榊原なりの愛でもあるけど、同時に支配でもあり、償いでもあり、「俺の方が上だ」という無意識でもあった。

でも劉流星が出てきた瞬間、その言語が壊れる。

俺が払う。
俺が食わせる。
俺が守る。

でも今、月には劉流星がいる。

私の息子に、君が何を払うの?

になる。

これ、榊原にはきついでしょうね。

月くんに何かを買ってあげることで、榊原は少し安心してたから。
「俺は月を粗末にしてない」
「俺は月に金を与えられる」
「俺は月を守れる」
って。

その安心が全部消える。

金では勝てない。
魅力でも勝てない。
父性でも勝てない。
しかも劉流星は、榊原を潰そうと思えば潰せるのに、月が選んだから「息子をよろしく」と言う。

つまり榊原は、初めて本当に丸裸されました。

父親ぶれない。
保護者ぶれない。

残るのは、月が自分を選ぶのを待つことだけ。だからこれから榊原の愛はやっと試されるわけです。

金を出せるかじゃなくて、丸裸で月の隣にいられる価値って何。それこそ精液以外なんかある?

ここがめちゃくちゃ書いてて面白いです。

朝比奈が「若い燕、今日はご馳走になっとけよ」って煽る。

榊原、屈辱。
でもその屈辱がきっと必要なんだよね。
月を「自分が与える側」から見ていた男が、初めて月の家族から受け取る側に立たされる。

榊原は、やっと本当の恋人になる。
父親がわりでも、債権者でも、飼い主でもなく、対等なただの男になります

乞うご期待!
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登録日 2026.07.08 21:13

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