橋本 直

橋本 直

通りすがりのSF書きです

『遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』と低殺傷兵器』更新しました!

最新話『第34話 練習という名の犯罪』更新しました!
水島はパイロキネシストの少女の能力を利用して彼女の目の前の家に火をつけることで少女が驚いて自転車から転げ落ちる様を思い出して自室でその余韻に酔っていた。
もはやこれは一種の中毒性のある娯楽だった。
しかし、この娯楽には身体的な副作用は一切ない。
そんな水島がこの犯罪を活発化させたのは偶然だった。
ある時ひとりの警備員のパイロキネシストのタバコを男に眠っている力で消し炭にした。
驚く男の心理を呼んでいた時さらに水島の中に様々な感情が流れ込んできた。
そのほとんどが負の感情だった。
ねたみ、嫉み、怒り、苦しみ。
自分が感じてきたそれに塗れている人間達。
かつてはそれを無自覚に生きてきて、おそらくはその中でこれからも水島は生きていく。
そんなことを考えていると一人の少年が目の前にいることに気付いた。
少年は水島が人の心を読んでいることと警備員のパイロキネシストの能力を勝手に使ったと指摘した。
水島は少年から逃げようとするが、少年はそんな水島にまとわりついて話しかけてくる。
怒りをぶつける水島に少年は仕事を紹介すると言って連絡先を教えてきた。
それはこの国東和共和国とは国交のない地球圏の最強国家アメリカ合衆国で、彼はアメリカ陸軍の関係者だという。
少年の身分に驚く水島にこれまで通り練習を続けてより上手く能力が使えるようになったら連絡が欲しいという。
地球圏最強国家の公認を受けた犯罪行為。
水島は自分が最強の存在になったのだと理解した。

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登録日 2026.08.03 19:42

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