鑫鑫《シンシンと読みます》

鑫鑫《シンシンと読みます》

官吏として長年、地方の末端で平穏に職務を全うし、満期をもって退きまして早や一余年。 今は自らを「Web戯作の書き手」と称し、物語を紡ぐ余生を送っております。 どうぞお見知りおきを。

自作漢詞創りました①

物語内で使うため初めて自作しました。
似たようなのがあるかもしれませんがAI補助なしの自作です。

孤城晴(こじょうせい)

【白漢文】
孤城初雲消霧散黒墨尽成清流帰吾名不在文字中一片詞流如悠々

【書き下し文】
孤城(こじょう) 初(はじめ)て 雲消(くもき)え 霧散(むさん)す黒墨(こくぼく) 尽(ことごと)く成(な)る 清流(せいりゅう)の帰(かえ)るに吾(わ)が名(な)は 文字(もじ)の中(なか)に 在(あ)らず一片(いっぺん)の詞(し) 流(なが)れて 悠々(ゆうゆう)の如(ごと)し

【現代語訳】
孤高の城を包んでいた雲は消え去り、ついに霧は晴れ渡った。世界を暗く染めていた黒い墨は、すべて清らかな流れとなって元の場所へと帰っていく。私の名前は、世俗の書物や文字の枠の中などには存在しない。ただ一片の詩(うた)となって、大自然の中をはるか遠くまで、ゆったりと流れていくかのようだ。
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登録日 2026.08.25 07:26

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