橋本 直

橋本 直

通りすがりのSF書きです

『遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』と低殺傷兵器』更新しました!

最新話『第77話 表面化する現実』更新しました!
水島はやみくもにこの廃病院から脱出しようとしていた。
自分は何も知らなかった、自分は悪くない、すべては米軍の少年にそそのかされてのことだと言い訳する。
しかし、そんな水島の心はジョージには丸見えだった。
『権利の上に眠るものはこれを保護しない』という法以前の法治国家の原則を口にしてもし水島が弁護士になったとしてもそんな権利の上に眠る顧客にその権利の行使を働きかけるのが弁護士という仕事ではないのかとジョージは尋ねる。
そのあまりに痛いところを突かれたことに絶句する水島は性格が悪いとジョージを責めた。
そこでジョージが黙り、代わってキャシーがジョージの元となった人間の性格、すなわち嵯峨の性格の悪さがジョージをこうしたと言い訳した跡条件を提示してきた。
事態がここに至っては米軍が動くにはリスクが大きすぎるので、水島にはそのリスクに見合うように全面的にこちらの条件をこれからも無条件に受け入れろというのがキャシーの提案だった。
要するに人間を辞めろというキャシーの言葉だが、いつ斬殺魔に襲われるかという恐怖から水島は受け入れた。
しかし、斬殺魔に対抗できるジョージもキャシーも二人の上司から水島の救出にはこれないという。
絶望する水島はただ生きる為だけに人の気配の少ない方へと歩き続けた。

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登録日 2026.09.15 19:38

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